こんにちは、釣りスタイルのアツシです。
釣りを始めると、リール売り場に並ぶ「2000」「3000」「4000」といった数字や、スピニング、ベイト、ドラグ、ベールなど、急に知らない言葉が増えてきます。見た目が似ているリールでも価格はかなり違うので、どれを選べばいいのか分かりにくいんですよね。
私も釣りを始めた頃は、釣りの用途に合わせてリールを買い、さらに竿の数に合わせて安いリールを何個か揃えていました。ところが、しばらく釣りを続けてみると、結局よく使うのはその中で一番使いやすかったリール1台。今振り返ると、最初から自分の釣りに合う1台をきちんと選んだほうが、余計な買い物を減らせたと思います。
初心者の最初の1台なら、まず扱いやすいスピニングリールを軸に考えるのがおすすめです。そのうえで、狙う魚、使うロッド、ラインの太さと必要な長さを確認して番手を選べば、大きく外しにくくなります。
この記事では、釣りリールの種類から2000番・4000番の違い、ベールやドラグの役割、基本的な使い方、ラインの巻き方まで順番に解説します。
釣りのリールはどう選ぶ?
リール選びで最初に決めたいのは価格帯ではありません。「どこで、何を、どんな釣り方で狙うか」です。そこが決まれば必要なリールの種類や大きさがかなり絞れます。
初心者はスピニングから

堤防のサビキ釣り、ちょい投げ、ウキ釣り、エギング、アジングなど、初心者が挑戦しやすい釣りではスピニングリールが幅広く使われています。
スピニングリールは、キャストするときにベールを開いてラインを放出し、ハンドルを回して回収する仕組みです。操作を覚えやすく、軽い仕掛けも投げやすいため、最初のリールとして選びやすいでしょう。
シマノの初心者向け解説でも、フロントドラグ式のスピニングリールはさまざまな釣りで使われ、エサ釣りでは2000〜4000番程度を竿などに合わせて使い分ける例が紹介されています。(出典:シマノ「リールとは?初心者向けに種類や選び方、取り付け方を解説」)
最初の1台で迷ったら、堤防釣りを中心に考える場合はスピニングリールから候補を絞り、最後にロッドとラインとの組み合わせを確認すると選びやすいですよ。
これから釣りを始める人で、まず扱いやすいスピニングリールを1台選びたいなら、幅広いサイズ展開があるシマノのセドナも候補になります。狙う魚や釣り方に合わせて番手を選んでください。
リールは竿と糸で決める
リール単体だけを見て選ぶと失敗しやすくなります。短く軽いロッドへ大きなリールを付ければ手元が重く感じやすく、反対に大きな仕掛けを扱うロッドへ小型リールを合わせると、必要なラインを十分に巻けない場合があります。
そこで確認したいのが、ロッドの長さと用途、使用するラインの太さ、必要な糸巻量です。たとえばアジングとショアジギングでは、同じ海のルアー釣りでも求めるリールがまったく違います。
釣り道具全体から確認したい場合は、釣り初心者向けの道具選びガイドも参考にしてください。
安い物を何個も買わない
初心者の頃の私は、「この竿にはこのリール」「次の釣りには別のリール」という感じで、手頃なリールを少しずつ増やしていました。ただ、実際には全部を同じ頻度で使うわけではありません。
使っていくうちに、巻き心地が気に入っている物や、ライントラブルが少ない物へ自然と手が伸びるようになりました。現在よく使っているのも、結局その中で一番気に入った1台です。
もちろん高価なリールを買えばいいという意味ではありません。数を増やす前に、自分が一番よくする釣りへ合わせたリールを選ぶほうが、初心者には分かりやすいと思います。
アツシ釣りリールの主な種類


一般的な釣りで目にするリールは、大きくスピニングリール、ベイトリールや両軸リール、電動リールなどに分けられます。それぞれ構造と得意な釣りが違います。
| 種類 | 特徴 | 主な釣り | 初心者目線 |
|---|---|---|---|
| スピニングリール | キャストしやすく用途が幅広い | サビキ、投げ、ルアー、エギングなど | 最初の1台に選びやすい |
| ベイトリール | スプールを直接回転させる | バス、ロックフィッシュなど | キャストには少し練習が必要 |
| 両軸リール | 巻き上げや船釣りに使いやすい | タイラバ、船釣りなど | 釣り方が決まってから選びたい |
| 電動リール | モーターでラインを巻き上げる | 深場の船釣りなど | 船宿の指定を先に確認 |
スピニングリール
スピニングリールは、スプール自体をキャスト時に回転させず、ベールを開いてラインを放出します。仕掛けを遠くへ投げる釣りから足元へ落とす釣りまで対応しやすく、サイズも豊富です。
1000番や2000番の小型から、4000番、5000番、それ以上の大型まであり、狙う魚や必要なライン量に合わせて選択します。初心者の場合、最初から大型魚専用のサイズを選ぶより、自分が実際に行く釣り場と釣り方から決めるほうが現実的です。
ベイトリール
ベイトリールは、ラインを巻いているスプールそのものが回転する構造です。仕掛けを狙った場所へ入れやすく、ルアー釣りではバスフィッシングやロックフィッシュなどでよく使われます。
ただしキャスト時にスプールが必要以上に回転すると、ラインが内部で膨らんで絡む「バックラッシュ」が起こることがあります。ブレーキの設定や親指でスプールを押さえる操作を覚える必要があるため、初めてリールを触る人ならスピニングのほうが入りやすいでしょう。
両軸リールと電動リール
両軸リールは、船から仕掛けを真下へ落とす釣りでよく使われます。タイラバやジギング、各種エサ釣りなど用途は幅広く、水深を表示できるカウンター付きモデルもあります。
さらに深い場所や重い仕掛けを扱う船釣りでは、電動リールを利用するケースがあります。ただし必要なラインの号数や長さ、オモリ、電源設備などは船や対象魚で変わります。
初めて船へ乗るなら、自分で先に買うより船宿へ推奨タックルを確認するのが確実です。持ち物全体については、船釣りの持ち物と初心者向け準備でも詳しく紹介しています。
リールの番手を理解する
スピニングリールの商品名に付いている2000や3000、4000といった数字は、リールを選ぶときの大きな目安になります。ただし、単純に「数字が大きいほど上位モデル」という意味ではありません。
2000番はどんな釣り向き?
2000番前後は比較的小型のスピニングリールで、軽い仕掛けを扱う釣りに合わせやすいサイズです。探り釣りや胴突釣り、ちょい投げなどでは2000番前後が候補になります。
さらにライトゲームではC2000級が使われる例もあります。小型でロッドとの組み合わせも軽くしやすいため、長時間持って操作する釣りにも向いています。
ただし「2000番ならアジ用」と決めつけるのではなく、巻きたいラインがスプールへ必要量入るかを確認してください。ナイロンとPEでは同じ号数表記でも性質が違うため、製品ごとの糸巻量を見ることが大切です。
3000番は汎用性が高い
3000番前後は、堤防からのさまざまな釣りに合わせやすいサイズ帯です。ちょい投げやウキ釣り、エギングなどでも候補になります。
たとえばエギングではC3000級が代表的な例で、PE0.6〜0.8号程度を使う構成があります。一方、磯のフカセ釣りなどでも3000番級が候補になるため、同じ3000という数字でも使用するラインやロッドはかなり違います。
つまり番手は「何釣り専用」と決める記号ではなく、必要なサイズや糸巻量を絞る入口として見ると理解しやすいです。
4000番とはどんなサイズ?
4000番前後になると、2000番や3000番より太いラインや多めのラインを必要とする釣りで候補になります。ライトショアジギングでは4000〜5000番級、泳がせ釣りでは4000〜C5000番級が目安になる例があります。
遠投して青物などを狙う場合、魚とのやり取りだけでなく、沖まで伸びたラインを回収する必要もあります。そのため、ラインを十分巻けるスプール容量や、ハンドル1回転あたりの巻き取り量も確認したいところです。
2000番と4000番の違いは、単純に本体の大きさだけではありません。一般的には4000番側のほうが多くのラインや太めのラインへ対応しやすくなりますが、実際の糸巻量、自重、ドラグ性能などは製品ごとに確認してください。
1000番から6000番まで用途に合わせて選びたい場合は、ダイワの24レブロスのように番手展開が豊富なシリーズも比較しやすいです。購入するときは、商品ページで使用したい番手を必ず確認してください。
番手の数字だけで決めない
ここはかなり大切です。リールの番手はメーカーやシリーズによって仕様が異なり、「2000なら必ずこの大きさ」「4000なら必ずこの糸巻量」と全国共通の寸法で決まっているわけではありません。
また、商品名にはC、S、HG、XGなどの記号が付く場合があります。スプール仕様やギア比などを表していることがありますが、意味や組み合わせは製品ごとに確認する必要があります。
リールを購入するときは番手だけで判断せず、自重・糸巻量・ギア比・最大巻上長・ドラグ性能・対応する釣り方をメーカー公式サイトや取扱説明書で確認してください。迷う場合は釣具店のスタッフへ、使用するロッドと狙う魚を伝えて相談する方法もあります。
リール各部の名前と役割
リールの使い方を覚えるなら、最低限「スプール」「ベール」「ドラグ」「ハンドル」「ラインローラー」の役割を知っておくと操作が一気に分かりやすくなります。
スプールは糸を巻く場所
スプールはラインを巻いて収納する部分です。スピニングリールではリール前方にあり、キャストするときはスプールの縁からラインが順番に放出されていきます。
リールごとに「ナイロン何号を何m」「PE何号を何m」といった糸巻量が設定されています。遠くへ投げる釣りや深い場所を狙う釣りほど、必要なライン量も増えやすくなります。
逆に、必要以上に大きなスプールを選ぶとリール本体のサイズや重さが増える場合があります。だからこそ、狙う魚と釣り方から必要な量を考えるわけです。
ベールとは糸を送る部品
釣り初心者が最初につまずきやすい部品がベールです。スピニングリールのスプールを囲むように付いている金属製のアーム部分で、ラインローラーとともにラインをスプールへ巻き取る役割があります。
キャストするときはベールを開くことでラインを放出できる状態にします。仕掛けが着水したらベールを戻し、ハンドルを回してラインを巻き取ります。
つまりベールを開くと糸を出せる、戻すと巻き取れると覚えておけば、最初は十分です。
ドラグとは糸を出す機構
ドラグとは、魚が引いたときに一定以上の負荷がかかるとラインを送り出す機構です。魚が急に走ったとき、ラインをまったく出さない状態では糸切れにつながることがあります。
スピニングリールでは、スプール上部にあるドラグノブを回して締め具合を変更するタイプが一般的です。締めるほどラインが出にくくなり、緩めるほどラインが出やすくなります。
ドラグは「魚を止めるためだけの部品」ではなく、ラインや結び目へ急激な負担を掛けすぎないための仕組みと考えると分かりやすいでしょう。
ハンドルとラインローラー
ハンドルを回すとローターが回転し、ラインローラーを通ったラインがスプールへ巻き取られます。普通に釣りをしていると意識しにくい部分ですが、ラインローラーがスムーズに動くことは快適な巻き取りにも関わります。
釣行後に砂や塩分が付着した状態を放置すると、回転部分へ影響することがあります。お手入れ方法はモデルごとに違うので、自己判断で分解したり油を差したりせず、取扱説明書を優先してください。
リールの使い方と巻き方
スピニングリールは構造を理解すると操作自体は難しくありません。「取り付ける」「ラインを出せる状態にする」「投げる」「ベールを戻す」「巻く」という順番を覚えましょう。
竿にリールを取り付ける
ロッドのリールシートへリールフットを差し込み、ぐらつかないよう固定します。締め込みが甘いままキャストするとリールが動き、操作しにくくなるので釣り開始前に確認してください。
次にラインをロッドのガイドへ通します。このときベールが閉じたままだとラインをうまく引き出せないため、必要に応じてベールを開いて作業します。
ガイドを一つ飛ばしてしまうとロッド本来の曲がり方を妨げることがあるため、手元側から穂先まで順番に確認しましょう。
ベールを開いてキャスト
スピニングリールでキャストするときは、ラインを人差し指に掛けて保持し、ベールを開きます。仕掛けやルアーは竿先から適度に垂らし、後ろや横に人がいないことを確認してから振ります。
仕掛けを前へ送り出すタイミングで人差し指からラインを離すと、スプールからラインが出ていきます。最初から飛距離を求める必要はありません。
シマノの初心者向け解説でも、竿先から30〜50cm程度ラインを出し、人差し指へラインを掛けてベールを開いた後、周囲を確認してキャストする基本手順が案内されています。(出典:シマノ「初心者向け ルアーの投げ方」)
キャスト前は飛ばす方向だけでなく、必ず後方と左右も確認してください。針やルアーが人へ当たる事故につながるため、混雑した釣り場では特に安全を優先しましょう。安全面で判断に迷う場合は、釣り施設の係員や経験者へ確認してください。
着水後にベールを戻す
仕掛けやルアーが着水したら、必要な深さまで沈めたあとにベールを戻します。ベールが開いたままではハンドルを回しても通常どおりラインを回収できません。
ベールを戻したら、ラインがラインローラーへきちんと掛かっているかも見ておきます。ラインがローラーから外れた状態で巻くと、スプールへ正常に巻かれないことがあります。
慣れてくれば一連の操作は自然にできるようになります。最初は「指でラインを押さえる、ベールを開く、投げる、ベールを戻す」の順番をゆっくり確認してください。
糸ふけを取って巻く
キャスト直後のラインがたるんだ状態を「糸ふけ」と呼びます。そのまま勢いよくハンドルを回すと、ラインが緩い状態でスプールへ巻かれ、次のキャストでトラブルにつながる場合があります。
ベールを戻したらロッドを軽く立て、ラインへ適度な張りが出たことを確認してから巻き始めます。特にPEラインは柔らかいため、風がある日に糸ふけが大きくなりやすいです。
巻き始めにラインの状態を一度見る。この小さな習慣だけでも、釣り場で絡まった糸をほどく時間を減らしやすくなります。
新品ラインをリールへ巻く


「リールの巻き方」で迷う人には、釣り中の巻き取りではなく、新しいラインをスプールへどう巻けばよいのか知りたい人も多いでしょう。
基本はラインをスプールへ固定し、ラインへ適度なテンションを掛けながらハンドルを回して均等に巻いていきます。ラインが緩んだ状態で巻くと、後から糸が食い込んだり一気に出たりする原因になります。
また、スプールへ入るだけ限界まで巻けばよいわけではありません。適正な巻量はリールやラインによって異なるため、製品に記載された糸巻量を基準にしてください。初めてなら、釣具店で購入時にラインを巻いてもらう方法も手軽です。



ドラグの合わせ方
ドラグは魚が掛かってから初めて触るのではなく、釣りを始める前に確認しておきたい部分です。調整方法を難しく考えず、「必要以上に締め込まない」ことから始めましょう。
締めすぎは避ける
ドラグを完全に締め込むと、大きな魚が急に走ったときにラインや結び目へ負担が集中します。細いラインを使うライトゲームでは特に注意が必要です。
反対に緩めすぎると、ハンドルを回しても魚にラインを出され続けたり、しっかり針を掛けにくくなったりします。使用するライン、狙う魚、釣り方に合わせて調整する必要があります。
数値だけを覚えるより、「魚が引いたときに必要な範囲でラインが出る状態」を作ることが基本です。
手で糸を引いて確認する


初心者でもできる確認方法は、ロッドとリールをセットした状態でラインを手で引いてみることです。ドラグからラインが出る感覚を確認し、極端に出にくい、または軽く触っただけで出続ける状態になっていないか見ます。
ただし、ラインを素手へ巻き付けて引っ張るのは危険です。細いPEラインなどは手を傷つける場合があるため、直接巻き付けないでください。
正確なドラグ設定は対象魚やライン、結束方法によって変わります。メーカーの取扱説明書や釣具店で確認するのが安心です。
魚とのやり取りで微調整
魚が掛かったあと、予想以上にラインが出ていく場合や、反対にまったく出ず危ないと感じた場合はドラグを少しずつ調整します。
慌ててドラグノブを大きく回すと設定が急に変わります。魚の動きとロッドの曲がりを見ながら少しずつ変更するほうが扱いやすいでしょう。
ドラグの音が鳴りながら魚にラインを持っていかれると、初心者の頃は「糸が全部出てしまう」と焦ります。でも、そのライン放出が糸切れを防いでくれている場合もあります。仕組みを知っておくだけで、魚が掛かったときの余裕がかなり変わりますよ。
釣り方別のリール目安
リールは「初心者用」という一括りではなく、釣り方によって必要な番手が変わります。以下は代表的な構成の目安です。実際にはロッド、対象魚、ライン、釣り場の状況によって変更してください。
| 釣り方 | リールの目安 | ライン例 |
|---|---|---|
| ちょい投げ | 2000〜3000番 | ナイロン2〜3号またはPE約1号 |
| ウキ釣り | 2000〜2500番級 | ナイロン約2号など |
| 探り・胴突 | 2000番前後 | ナイロン約2号など |
| 磯フカセ | 3000番級 | ナイロン約3号など |
| エギング | C3000級 | PE0.6〜0.8号など |
| ライトゲーム | C2000級 | 細いラインを使用 |
| ライトショアジギング | 4000〜5000番級 | PE1〜1.5号など |
| 泳がせ釣り | 4000〜C5000番級 | PE約2号またはナイロン5〜6号など |
表の数値はあくまで一般的な構成例です。同じ釣り方でも狙う魚の大きさ、水深、潮流、飛距離などによって変わるため、購入前にロッドとリール双方の仕様を確認してください。
サビキやちょい投げ
堤防からアジやイワシを狙うサビキ、シロギスやハゼを狙うちょい投げなどは、初心者が始めやすい釣りです。ちょい投げなら2000〜3000番程度のスピニングリールが代表的な候補になります。
釣り場が足元中心なのか、少し沖へ投げるのかでも使いやすいサイズは変わります。家族で堤防釣りを始める場合は、過度に大型のリールを選ばず、ロッドとのバランスを優先すると扱いやすいでしょう。
エギングとライトゲーム
アオリイカを狙うエギングではC3000級、アジングなどのライトゲームではC2000級が代表的な構成です。ただし、両者ではロッドやラインもかなり違います。
エギングでは8ft台のロッドとPE0.6〜0.8号程度を組み合わせる例があり、ライトゲームではさらに軽量なロッドや細いラインを使います。同じ小型スピニングでも、糸巻量や自重まで確認したいところです。
ショアジギングと泳がせ
岸からメタルジグを投げて青物などを狙うライトショアジギングでは、4000〜5000番級が目安になる構成があります。PE1〜1.5号を200m以上用意する例もあり、小型リールより糸巻量が必要になります。
泳がせ釣りでも4000〜C5000番級が候補になり、PE約2号やナイロン5〜6号程度を使う例があります。魚のサイズが上がればタックル全体へ掛かる負担も増えるため、リールだけ大型化するのではなく、ロッドやラインも合わせて考えましょう。
船釣りは専用品も候補
船釣りでは対象魚や水深に合わせて、スピニング、両軸、電動とさまざまなリールを使います。たとえばタイラバではベイトリールが一般的で、船ジギングでは釣り方によって大型スピニングや両軸を使う場合があります。
船宿から「PE○号を○m」「オモリ○号」と細かく指定されることも珍しくありません。自分の判断だけで購入すると使えないことがあるので、予約先の指定を確認してから選んでください。
ロッドとの組み合わせ
リール選びはロッド選びとセットです。通販サイトで単体価格だけを比べるより、手持ちのロッドへ取り付けたときの用途まで考えたほうが、長く使いやすい道具になります。
軽さだけで決めない
軽いリールは長時間釣りをするときに魅力があります。ただ、リールだけを軽くすれば快適になるとは限りません。長いロッドや先端側に重さを感じるロッドと合わせると、手元とのバランスが合わない場合があります。
可能なら釣具店でロッドへ実際にリールを取り付けて持ってみると分かりやすいです。通販で購入する場合は、使用しているロッドの長さ、重さ、対応するラインやルアー重量を確認して比較しましょう。
対応ラインと糸巻量を見る
リールとロッドを選ぶときは、ラインも間に入れて考えます。ロッドには適合するラインの目安があり、リールには糸巻量があります。
たとえばPE1号を使いたいのに、必要な長さをスプールへ巻けなければ目的に合いません。反対に少量しか使わないのに極端に容量の大きいリールを選ぶ必要もないでしょう。
ロッドの対応ライン、使いたいライン、リールの糸巻量。この3点をつなげて確認すると、番手だけで選ぶより失敗しにくくなります。
ロッド選びも同時に考える
これからロッドとリールを両方購入するなら、最初に釣り方を決めてセットで考えるのがおすすめです。
Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどでロッドを探す場合も、「初心者向け」「万能」という言葉だけで決めず、長さ、対応するオモリやルアー重量、ライン、使用するリールのサイズを確認してください。
特に一本目は、自分が一番よく行きそうな釣り場で使えるロッドを軸にすると選択肢を絞りやすくなります。何でもできる一本を探すより、「堤防のサビキとちょい投げを中心に使う」といった形まで決めると、リールも選びやすくなりますよ。
リール選びで多い失敗
初心者のリール選びでは、性能不足よりも「自分の釣りと用途が合っていなかった」という失敗のほうが起こりやすいと感じます。
値段だけで決めてしまう
安いリールでも対象魚や釣り方に合っていれば魚は釣れます。その一方で、価格だけを優先して選び、巻きたいラインが入らない、ロッドとバランスが合わないという状態では使いにくくなります。
高級モデルを買う必要はありませんが、「一番安いから」という理由だけで決めないこと。必要な機能を満たした中から予算へ合わせて選ぶほうが無駄を減らしやすいです。
番手だけを見て選ぶ
「初心者には3000番」という情報だけを見て商品を選ぶのも注意したいところです。3000番でもシリーズによって自重や糸巻量、ギア比などは異なります。
同じ番手の中にも浅溝スプールなど仕様違いがあるため、商品名の数字だけでは判断できません。商品ページのスペック表まで確認してから購入しましょう。
用途ごとに安物を増やす
これは私自身が経験した失敗です。釣り方が増えるたびに「専用でもう1台」と安いリールを増やしたものの、実際には使用頻度にかなり差が出ました。
釣りを始めたばかりの段階では、自分がどの釣りを一番好きになるかまだ分かりません。最初のうちは一つのリールを何度か使ってから、不便な部分が見えてきた時点で次を考えても遅くないでしょう。



糸巻量を確認しない
番手が合っているように見えても、必要なラインを十分巻けなければ使いにくくなります。特に遠投する釣りや船釣りでは、キャストや水深だけでかなりのラインを使用します。
商品スペックには、ナイロンやフロロ、PEなど素材別の糸巻量が記載されています。自分が使うラインの号数と必要な長さを決め、それが収まるか確認してください。
リールを長く使うコツ
海釣りで使ったリールには、潮や砂などが付着することがあります。購入直後の巻き心地をできるだけ維持したいなら、釣行後の扱いも大切です。
釣行後は取説どおり洗う
海で使ったリールは、メーカーが案内する方法に沿って手入れします。リールにはグリスやオイルを使用している部分があり、何でも水洗いや注油をすればよいわけではありません。
ドラグ周辺、ラインローラー、ベール、内部機構などは構造がモデルごとに異なります。自己流で分解せず、取扱説明書に記載された日常メンテナンスを優先してください。
異音や回転の違和感が続く場合は、自分で内部を触るよりメーカーや釣具店へ相談するほうが安心です。
ラインの傷みも確認する
リール本体だけでなく、巻いているラインも定期的に確認します。岩や堤防、ガイドなどへ擦れたラインには傷が付くことがあります。
特に仕掛けに近い部分は負担が掛かりやすいため、釣行前後に指で状態を確認するとよいでしょう。ただし細いラインを勢いよく指へ滑らせると手を傷つける場合があります。
リールが正常でもラインが傷んでいれば、魚が掛かった瞬間に切れることがあります。リールとラインは別々の道具ではなく、一つのタックルとして確認しておきたいですね。
釣りリールのよくある質問
最後に、初めてリールを選ぶときによく迷うポイントをQ&A形式でまとめます。
釣りリールのよくある質問(FAQ)
Q1. 釣り初心者は何番のリールを選べばいいですか?
A. 番手だけで一律には決められません。堤防のちょい投げなら2000〜3000番、エギングならC3000級などが代表的な目安です。狙う魚、ロッド、使用するラインの太さと必要な長さから選んでください。
Q2. 釣りの2000番と4000番は何が違いますか?
A. 一般的には4000番側のほうが本体やスプール容量が大きく、太いラインや多くのラインを使う釣りへ対応しやすくなります。ただし同じ番手でもメーカーやシリーズによって自重や糸巻量などが異なるため、具体的な仕様は商品ごとに確認してください。
Q3. リールのベールとは何ですか?
A. スピニングリールのスプール周辺に付いているアーム状の部品です。キャスト時はベールを開いてラインを放出できる状態にし、キャスト後は戻してラインを巻き取ります。ラインローラーへ糸が正しく掛かっていることも確認しましょう。
Q4. 釣りのドラグとは何のためにありますか?
A. 魚の引きなどで一定以上の負荷が掛かった際、ラインを送り出すための機構です。ラインや結び目へ急激な負担が掛かるのを抑える役割があります。設定は対象魚やラインによって変わるため、使用前に確認してください。
Q5. 初心者はベイトリールでも大丈夫ですか?
A. ベイトリールから始めることもできます。ただしキャストではブレーキ調整やスプールの回転を親指で調整する操作があり、バックラッシュが起こることもあります。特に釣り方が決まっていない初心者なら、幅広い釣りに使いやすいスピニングリールから覚える方法が分かりやすいでしょう。
自分に合う一台を選ぼう
釣りのリールにはスピニング、ベイト、両軸、電動などがありますが、これから釣りを始めるなら、まずスピニングリールを基準に考えると選びやすくなります。
2000番、3000番、4000番といった数字は重要ですが、数字だけで選ぶものではありません。狙う魚、釣り方、ロッド、ラインの太さ、必要な糸巻量まで確認して初めて、自分に合うリールが見えてきます。
- 初心者の最初の候補はスピニングリール
- 2000番は軽い仕掛けを使う釣りの候補
- 4000番前後は多めのラインを使う釣りでも候補
- ベールはラインの放出と巻き取りに関わる部品
- ドラグは負荷に応じてラインを送り出す機構
- 番手だけでなく糸巻量とロッドとの相性を見る
私のように用途ごとに安いリールを何個も買ってから「結局これしか使っていない」となるより、まず一番やりたい釣りに合った1台をしっかり使ってみてください。
何度か釣りへ行けば、「もう少し軽い物が欲しい」「もっとラインを巻きたい」「この釣り専用のリールが欲しい」と具体的な理由が見えてきます。そのタイミングで次の1台を考えるほうが、納得できる道具選びになるかなと思います。


