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城ヶ島は釣り禁止?2025年最新ルールと許可エリア完全ガイド

「城ヶ島での釣りは禁止された」という噂を耳にして、釣行をためらっていませんか?関東屈指の人気釣りスポットである城ヶ島や三崎港の禁止エリアに関する情報は、多くの釣り人が気になるところです。特に、アクセスに便利な車横付けができる場所や、初心者でも安心して楽しめるポイント、さらには人気の冷凍庫前の現状について、正確な情報が求められています。

また、岸壁での夜釣りや夜釣り全般の可否、具体的に何が釣れるのか、近隣の駐車場やトイレの設備状況、そして「漁港内での撮影に許可は必要ですか?」といった細かいルールに至るまで、疑問は尽きないことでしょう。この記事では、これらの疑問にすべてお答えします。

城ヶ島と三崎港の最新の釣り事情を徹底的に調査し、釣り可能なエリアから注意すべきルールまで、あなたの釣行計画に役立つ情報を網羅的に解説していきます。

この記事で分かること

  • 城ヶ島と三崎港の釣り禁止エリアの真実
  • 初心者や家族連れにおすすめの釣りポイント
  • 駐車場の場所・料金やトイレなどの周辺設備
  • 釣り人が守るべき詳細なルールとマナー
目次

城ヶ島は釣り禁止?その真相と最新情報

  • 三崎港の立入禁止エリアをマップで確認
  • 初心者におすすめの足場の良い釣り場
  • 人気の冷凍庫前ポイントの現状
  • 場所や季節によって一体何が釣れるのか
  • 岸壁での夜釣りは現在も可能か

三崎港の立入禁止エリアをマップで確認

まず結論から言うと、2025年8月現在、城ヶ島や三崎港が「ほぼ全面釣り禁止」になったという事実はありません。しかし、これはどこで釣りをしても良いという意味ではなく、明確に「立入禁止」と定められているエリアが存在します。

立入禁止の場所では、当然ながら釣りも禁止です。安全管理や漁業活動への配慮から、主に岸壁から突き出た堤防や突堤が対象となっています。以前から立入禁止だった場所がほとんどで、最近になって急に規制が強化されたわけではありません。

主な立入禁止(釣り禁止)エリア

以下の場所は漁業関係者以外立入禁止です。ルールを守らない釣り人がいると、釣り場全体の規制強化に繋がりかねません。絶対に入らないようにしましょう。

  • 三崎魚市場堤防(白灯台)
  • 通り矢堤防
  • 田中堤防
  • その他、金網や看板で明確に立入禁止が示されている突堤・防波堤

これらの場所は、神奈川県東部漁港事務所によって管理されており、安全上の理由から立ち入りが制限されています。残念ながら、フェンスを乗り越えて侵入する釣り人もいるようですが、このような行為は非常に危険であり、釣り場全体の存続を脅かす原因となります。

初心者におすすめの足場の良い釣り場

城ヶ島・三崎港エリアには、釣りが初めての方や家族連れでも安心して楽しめる、足場の良いポイントがいくつかあります。特に「城ヶ島岸壁」や三崎港側の「超低温冷蔵庫前」は、車を停める駐車場からも比較的近く、人気のスポットです。

これらの場所では、主に次のような釣りが楽しめます。

サビキ釣り

アジ、イワシ、サバなどを狙う、初心者にとって最も手軽で釣果が期待できる釣り方です。特にファミリーフィッシングでは定番で、群れが回ってくると次々と魚が掛かる「入れ食い」状態になることも珍しくありません。

ちょい投げ釣り

シロギスやカレイ、メゴチなどを狙う釣り方です。本格的な投げ竿でなくても、短い竿で軽く投げるだけで楽しめます。海底を探りながらアタリを待つ楽しみがあります。

初心者向けポイントでの注意点

足場が良いとはいえ、漁港は漁師さんたちの仕事場です。漁船の係留ロープやイケス、漁具などが置いてあるため、仕掛けを引っ掛けたり、作業の邪魔になったりしないよう、細心の注意を払いましょう。また、コマセ(寄せエサ)で汚してしまった場合は、必ず海水で洗い流してから帰るのがマナーです。

ちなみに、城ヶ島岸壁のすぐ隣には海上釣堀の「J’sフィッシング」があり、手ぶらで気軽にマダイや青物といった大物釣りに挑戦することもできます。自分で釣った魚を確実に持ち帰りたい方にはおすすめです。

人気の冷凍庫前ポイントの現状

三崎港の中でも特に人気の釣り場として知られるのが、「超低温冷蔵庫前」の岸壁です。城ヶ島を対岸に望むこのポイントは、様々な魚種が狙えることで知られ、平日・休日を問わず多くの釣り人で賑わいます。

このエリアの入り口には「漁業関係車両以外進入禁止」の大きな看板が設置されています。これは、一般車両の進入を禁止するものであり、釣り自体が禁止されたわけではありません。しかし、漁業関係者のフォークリフトやトラックが頻繁に行き来するため、作業の妨げにならないよう最大限の配慮が求められます。

以前は岸壁沿いに車を停める人もいましたが、現在はトラブルや事故防止のために厳しくなっています。車は必ず近くの有料駐車場を利用しましょう。安全とマナーを守ることが、この素晴らしい釣り場を未来に残すことに繋がります。

このポイントでは、前述のサビキ釣りに加え、アオリイカを狙うエギングも盛んです。また、イワシなどのベイトフィッシュを追って、ブリの若魚であるイナダやワカシ、シーバス(スズキ)といった大型魚が入ってくることもあり、ルアーフィッシングを楽しむ釣り人にも人気の場所となっています。

場所や季節によって一体何が釣れるのか

三浦半島の最南端に位置する城ヶ島・三崎港エリアは、黒潮の影響を受けるため魚影が非常に濃く、多種多様な魚を一年を通して狙うことができます。釣れる魚は季節や場所、釣り方によって大きく異なります。

ここでは、主なターゲットとなる魚種を表にまとめました。

分類 主な魚種 おすすめの釣り方 主なシーズン
回遊魚(青物など) アジ、イワシ、サバ、カンパチ(ワカシ、イナダ) サビキ釣り、ルアー釣り、カゴ釣り 春~秋
根魚(ロックフィッシュ) カサゴ、メバル、ハタ類 穴釣り、ワーム(ルアー) 通年
底物 シロギス、カレイ、ヒラメ、マゴチ ちょい投げ、泳がせ釣り 通年(魚種による)
イカ・タコ類 アオリイカ、コウイカ、ヤリイカ、マダコ エギング、タコエギ 秋~春
その他 クロダイ、メジナ、シーバス(スズキ)、カワハギ ウキフカセ釣り、ルアー釣り、胴付き仕掛け 通年(魚種による)

毒を持つ危険な魚に注意!

城ヶ島エリアでは「アイゴ」という魚がよく釣れます。この魚は背ビレや腹ビレ、尻ビレに強力な毒トゲを持っており、刺されると激しく痛みます。釣り人の間では「バリ」とも呼ばれ、注意が必要な魚として知られています。
もし釣れてしまった場合は、絶対に素手で触らず、フィッシュグリップやプライヤーを使って慎重に針を外してください。

岸壁での夜釣りは現在も可能か

城ヶ島や三崎港の岸壁では、夜釣りも可能です。日中とは異なる魚がターゲットとなり、特に人気なのがシーバス(スズキ)やメバル、アナゴなどです。

夜は日中の喧騒が嘘のように静かになり、魚の警戒心も薄れるため、思わぬ大物がヒットすることもあります。常夜灯周りはプランクトンや小魚が集まりやすいため、特に有望なポイントとなります。

ただし、夜釣りには日中以上の注意が必要です。

岸壁での夜釣りの注意点

  • 騒音に注意する: 周辺には民家もあります。大声での会話や物音は厳禁です。
  • ライトの扱いに注意する: ヘッドライトの光を直接海面に当て続けると魚が警戒してしまいます。また、他の釣り人や近隣住民の迷惑にならないよう、光の向きには常に配慮しましょう。
  • 安全を最優先する: 暗闇での移動は危険が伴います。足元を常に確認し、ライフジャケットは必ず着用してください。

日中とは違った魅力のある夜釣りですが、マナーを守ることが大前提です。静かに楽しむ大人の遊びとして、節度ある行動を心がけましょう。


城ヶ島が釣り禁止にならないためのルール

  • 夜釣りをする際の注意点とマナー
  • 便利な駐車場の場所と料金システム
  • 各釣り場に隣接するトイレの場所
  • 岸壁への車の横付けは禁止事項
  • 漁港での撮影に許可は必要ですか?
  • 城ヶ島の釣り禁止を避けるための総括

夜釣りをする際の注意点とマナー

前述の通り、岸壁での夜釣りは可能ですが、特に磯場での夜釣りは、昼間とは比較にならないほど危険度が増します。ベテランの釣り人であっても、夜の磯には細心の注意を払います。

もし夜の磯釣りに挑戦する場合は、以下の点を必ず守ってください。

夜の磯釣りで守るべき鉄則

  1. 単独釣行は絶対に避ける: 必ず2人以上で行動し、万が一の事故に備えましょう。互いの存在を確認し合える距離で釣りをするのが理想です。
  2. 装備を万全にする: ライフジャケットはもちろん、靴底に金属のピンが付いたスパイクシューズは必須装備です。濡れた岩場は非常に滑りやすく、スニーカーなどでは簡単に転倒してしまいます。
  3. 事前に地形を確認する: 暗くなる前に釣り場に到着し、足場の状況や潮が満ちてきた際の逃げ道を必ず確認しておきましょう。満潮時に孤立してしまう危険性があります。
  4. 天候の急変に注意する: 海の天気は変わりやすいものです。釣行前に必ず天気予報を確認し、波の高さや風の強さもチェックしてください。少しでも危険を感じたら、すぐに釣りを中断する勇気が必要です。海の「もしも」は海上保安庁の緊急通報「118番」へ連絡します。

夜釣りは魅力的な反面、常に危険と隣り合わせです。自分のスキルと経験を過信せず、安全を第一に考えて行動することが、楽しい釣りの絶対条件となります。

便利な駐車場の場所と料金システム

城ヶ島で釣りをする際、駐車場の確保は非常に重要です。島内には複数の県営駐車場と民営のコインパーキングがあり、目的地に合わせて選ぶことができます。

特に便利なのが、県営駐車場の「ワンデーパス」制度です。一度料金を支払えば、その日は島内6か所の県営駐車場が何度でも出入り自由になります。「朝は岸壁でサビキ釣り、昼からは磯に移動してルアー釣り」といったラン&ガンスタイルの釣り人に大変おすすめです。

城ヶ島 県営駐車場情報
駐車場名 利用時間 ワンデーパス料金(普通車) 備考
第1・第2・第3・第4駐車場 24時間 450円/日 島の西側に位置し、岸壁や灘ヶ崎の磯に近い。
公園第1・第2駐車場 時期により変動
(例: 8:00~19:00)
島の東側に位置し、安房崎の磯に近い。早朝・夜釣りには不向き。

ワンデーパスは、係員のいる駐車場では直接購入できます。無人の精算機の場合は、駐車券を入れてから「ワンデーパス」のボタンを押して精算すると発券されます。先に料金を入れてしまうと通常の駐車券として処理されてしまうので注意しましょう。(参照:神奈川県公式サイト 城ヶ島の駐車場情報)

各釣り場に隣接するトイレの場所

長時間の釣りで気になるのがトイレの存在です。城ヶ島は観光地としても整備されているため、各所に公衆トイレが設置されており、比較的安心して釣りを楽しめます。

主なトイレの設置場所は以下の通りです。

  • 各県営駐車場内
  • 城ヶ島公園内
  • 白秋碑苑の近く
  • うらりマルシェ(三崎港側)

ただし、広大な磯場の先端などで釣りをする場合は、トイレまでかなりの距離を歩くことになります。釣りを始める前に、一番近いトイレの場所を確認しておくことをおすすめします。

釣り場で出たコマセの容器や仕掛けのパッケージ、弁当のゴミなどをトイレに捨てるのは絶対にやめてください。ゴミ箱は設置されていないため、自分で出したゴミは必ずすべて持ち帰るのが釣り人の鉄則です。

岸壁への車の横付けはできるのか

釣り場選びの条件として「車が横付けできるか」を重視する方は多いですが、残念ながら、現在、城ヶ島・三崎港エリアで気軽に車を横付けして釣りができる場所はほぼありません。

かつては岸壁沿いに駐車できるスペースもありましたが、釣り人の迷惑駐車やゴミ問題、漁業関係者とのトラブル、安全上の問題などが深刻化した結果、多くの場所で「漁業関係車両以外進入禁止」の看板やバリケードが設置されるようになりました。

「昔は停められたのに…」と思う気持ちも分かりますが、これが現実です。ルールを無視して駐車すると、トラブルの原因になるだけでなく、警察に通報される可能性もあります。気持ちよく釣りを楽しむためにも、必ず指定の駐車場を利用しましょう。

重い荷物を運ぶのは大変ですが、これも釣り場を守るための一環です。キャリーカートなどを活用して、少しの不便も楽しむくらいの心構えで臨むのが良いでしょう。

漁港での撮影に許可は必要ですか?

スマートフォンで手軽に写真や動画が撮れる時代になり、釣り場での撮影に関する疑問も増えています。特に漁港内で、水揚げされた珍しい魚や活気ある作業風景を見かけると、ついカメラを向けたくなるかもしれません。

しかし、ここで強く意識すべきは「漁港は観光地である前に、漁師さんたちの仕事場である」ということです。

公道から一般的な風景として撮影すること自体が直ちに違法となるわけではありませんが、以下の点には細心の注意が必要です。

漁港での撮影における注意点

  • 人物の無断撮影は避ける: 漁業関係者の方々が働いている姿を無断で撮影し、SNSなどに公開する行為は肖像権の侵害にあたる可能性があります。
  • 作業の邪魔をしない: 撮影に夢中になるあまり、フォークリフトの進路を妨げたり、網の修繕作業の邪魔になったりしないよう注意しましょう。
  • 立入禁止区域には入らない: 撮影のために、関係者以外立入禁止のエリアに侵入するのは言語道断です。

結論として、個人が特定できるような撮影や、業務の妨げになるような撮影は避けるべきです。もしどうしても撮影したい場合は、一言「撮影してもよろしいですか?」と声をかけるのが最低限のマナーと言えるでしょう。相手の仕事に敬意を払う姿勢が大切です。

城ヶ島の釣り禁止を避けるための総括

最後に、この記事の要点をリスト形式でまとめます。この美しい釣り場を未来に残すためにも、私たち一人ひとりがルールとマナーを守ることが不可欠です。

  • 城ヶ島・三崎港は全面釣り禁止ではない
  • しかし立入禁止の堤防や突堤は存在する
  • 立入禁止場所への侵入は絶対にしない
  • 初心者は足場の良い城ヶ島岸壁などがおすすめ
  • 人気の冷凍庫前は釣り可能だが車両進入は禁止
  • アジ、イワシから青物、アオリイカまで魚種は豊富
  • 毒魚アイゴには絶対に素手で触れない
  • 岸壁での夜釣りは可能だがマナー遵守が絶対条件
  • 夜の磯釣りは危険度が高く万全の装備と複数人での釣行が必須
  • 車は必ず指定の駐車場に停める
  • 便利なワンデーパス制度を活用しよう
  • トイレは各所にあるが釣り場から遠い場合もある
  • 車の横付けができる場所は現在ほぼない
  • ゴミは必ず自分で持ち帰る
  • 漁港は仕事場であり漁業関係者への配慮を忘れない
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