こんにちは。釣りスタイル、運営者の「アツシ」です。
関西のアングラーなら一度はその名を聞いたことがあるであろう、淡路島の南端に位置する「淡路じゃのひれフィッシングパーク」。ここは単なる釣り堀にとどまらず、オートキャンプ場、BBQガーデン、さらにはイルカと触れ合えるドルフィンファームまで併設された、まさに淡路島を代表する巨大な複合マリンリゾート施設です。家族や友人と「次の休みは淡路島で釣りキャンプでもしようか!」と計画を立てる際、真っ先に候補に上がるスポットではないでしょうか。
しかし、いざ計画を立て始めると、「料金システムが複雑で総額いくらかかるかわからない」「予約はネットでできるの?電話だけ?」「最近の釣果はどうなんだろう」といった疑問が次々と湧いてくるものです。さらに、検索窓に施設名を入れると「釣れない」「スタッフが厳しい」といったネガティブな関連ワードがちらつき、少し不安になったりもしますよね。
私自身、何度も足を運んでいますが、ここは「事前の準備」と「正しい知識」があるかどうかで、満足度が天と地ほど変わる場所だと断言できます。せっかくの休日、安くないお小遣いを使って行くのですから、絶対に失敗したくないはずです。
この記事では、実際に現地で竿を出してきた私の経験をもとに、公式サイトには書かれていないリアルな攻略情報や、独自の予約ノウハウ、そして釣った魚を最高に美味しく食べるためのBBQ段取りまで、徹底的に深掘りして解説します。
【この記事で分かること】
- 釣り堀の料金目安と、意外とかさむオプション費用の詳細がわかります
- 釣れない「魔の時間」を回避するためのエサ選びとローテーション術がわかります
- 釣った魚をその場で食べるためのBBQのルールと、賢い買い出しルートがわかります
- 激戦必至の宿泊予約を勝ち取るためのコツや、周辺アクティビティの魅力がわかります
淡路じゃのひれフィッシングパークの料金と予約方法
まずは、旅行計画の要となる「予算」と「予約」について解説します。釣り堀の料金は、単純なコース料金だけでなく、現地で発生する様々な「見えないコスト」を考慮しておく必要があります。また、デジタル化が進む現代において、少し特殊な予約ルールが存在するため、ここを間違えると当日「入れない!」という最悪の事態になりかねません。
釣り堀の料金とエサ代などの総額目安

「じゃのひれに行こう!」となった時、まず気になるのが予算ですよね。公式サイトに載っているコース料金はあくまで「入場料」のようなもの。実際には、快適に釣りをして魚を持ち帰るまでに、いくつかの追加費用が発生します。ここでは、一般コースを例に、リアルな予算感をシミュレーションしてみましょう。
意外と忘れがちなオプション費用
まず、基本料金(一般コースで大人4,400円〜5,500円程度※季節変動あり)に加え、以下の費用がかかることを想定してください。
- レンタル竿代: マイロッドがない場合は必須です。仕掛け付きで1,000円〜2,000円程度。トラブルで糸が切れた場合の交換料も考慮しましょう。
- エサ代: これが最も重要です。現地販売のエサは1パック500円前後。釣果を上げるには最低でも3〜4種類は必要なので、ここだけで2,000円〜3,000円は見ておくべきです。
- 発泡スチロール&氷代: 釣れた魚を持ち帰るために必須です。サイズによりますが、セットで1,000円〜1,500円程度。
- スカリ・タモのレンタル: 無料の場合もありますが、保証金が必要なケースや、特定の道具は有料の場合も。
大人1名あたりのリアルな予算感
これらを合計すると、手ぶらで行く場合、大人1名あたり「チケット代 + 5,000円」程度を財布に入れておくと安心です。「えっ、そんなに?」と思われるかもしれませんが、特にエサ代をケチると釣果に直結してしまうため、ここは必要経費と割り切るのが吉です。
| チケット代 | 約4,400円〜5,500円 |
| レンタル竿セット | 約1,500円 |
| エサ代(3〜4種) | 約2,000円 |
| 持ち帰りBOX・氷 | 約1,200円 |
| 合計目安 | 約9,000円〜10,000円 |
もちろん、竿やクーラーボックスを持参したり、エサを安く釣具店で調達したりすれば費用は抑えられますが、レジャーとして楽しむなら、あまりカツカツに予算を組まないことをおすすめします。
一般コースの電話予約と空き状況確認
次に予約方法です。ここが淡路じゃのひれフィッシングパークの最大の特徴であり、注意点でもあります。宿泊やイルカ体験などはWEB予約システムが導入されていますが、釣り(フィッシングパーク)に関しては、基本的に「電話予約」がメインのアナログスタイルです。
なぜ電話予約が必須なのか?
「ネットで空き状況を見たいのに…」という気持ちは痛いほど分かります。しかし、釣り座の配置や、団体客との兼ね合い、当日の天候判断など、細かい調整が必要なため、電話での直接やり取りが推奨されているようです。特に一般コースは人気が高く、週末はあっという間に埋まります。
電話をかけるベストなタイミング
予約の電話は、釣り場の営業時間内(8:00〜17:00頃)にかけるのが基本ですが、朝イチの受付時間帯(8:00〜9:00)やお昼時(12:00前後)は現場がバタついていて繋がりにくいことがあります。狙い目は「10:00〜11:00」または「14:00〜16:00」あたりです。落ち着いて話ができる時間にかけましょう。
予約時に確認すべき3つのこと
電話がつながったら、日時と人数を伝えるだけでなく、以下の3点を必ず確認してください。
- 現在の放流魚種:「今は何がメインで釣れてますか?」と聞くと、エサの準備がしやすくなります。
- エサの持ち込みルール:時期によって禁止エサ(撒き餌など)のルールが変わることがあるので、念のため確認を。
- 集合時間:受付開始時間ギリギリに行くと長蛇の列です。「何時頃に行けばスムーズですか?」と聞いておきましょう。
電話予約だからといって、無断キャンセルは厳禁です。キャンセル料が発生する場合もありますし、何よりお店の方や他の釣り人の迷惑になります。行けなくなった場合は、速やかに連絡を入れましょう。
釣れないを防ぐエサ選びと攻略法
海上釣り堀において、「ボウズ(1匹も釣れない)」ほど悲しいことはありません。周りは釣れているのに自分だけ釣れない…。そんな地獄を味わわないために、私が実践している攻略法を伝授します。キーワードは「エサのローテーション」と「タナ(水深)の調整」です。
最強のエサ・ローテーション術
魚はグルメで気まぐれです。朝イチはダンゴエサで食ってきても、日が昇るとピタリと反応しなくなることがよくあります。そんな時、同じエサを投げ続けても時間の無駄です。以下の3系統を必ず用意してください。
| エサの系統 | 代表的なエサ | 戦略的用途 |
|---|---|---|
| ①基本のダンゴ系 | マダイイエロー、生ミックなど | スタートはこれから。魚を寄せる集魚効果が高い。まずはこれでタナを探る。 |
| ②視覚アピール系 | 黄色いササミ、甘エビ、キビナゴ | ダンゴに飽きた魚に色とシルエットでアピール。特にササミはマダイの特効薬。 |
| ③捕食スイッチ系 | 冷凍イワシ、カツオの切り身、活きアジ | 青物(ブリ・カンパチ)狙いには必須。臭いと動きで本能を刺激する。 |
「タナ(水深)」を見失うな!
釣り堀で釣れない原因のNo.1は「タナが合っていない」ことです。スタッフさんに「今のタナはどれくらいですか?」と聞くと、「底から50センチくらいだよ」とか「網の底だよ」と教えてくれます。このアドバイス通りにウキ下の長さを調整できるかどうかが、勝負の分かれ目です。「タナ取りオモリ」という水深を測る道具(数百円で売ってます)は、初心者でも必ず持参してください。これがあるだけで、釣果が倍増します。
高速バスと無料送迎バスでのアクセス

マイカーがない方にとって、淡路島の南端へのアクセスはハードルが高く感じるかもしれません。しかし、高速バスと施設の無料送迎バス(シャトルバス)をうまく組み合わせれば、意外とスムーズに到着できます。ここでは、私が実際に利用したルートと注意点をシェアします。
三ノ宮・舞子からの「黄金ルート」
基本ルートは、JR三ノ宮駅(三宮バスターミナル)またはJR舞子駅(高速舞子バス停)から、「淡路交通」または「神姫バス」の高速バスに乗車し、「福良(ふくら)」バスターミナルを目指します。所要時間は三宮から約90分、舞子から約60分です。明石海峡大橋を渡る景色は最高で、これだけで旅行気分が一気に高まります。
無料送迎バス利用時の致命的な落とし穴
福良バスターミナルからは、じゃのひれ専用の無料送迎バスが運行していますが、ここに一つ大きな落とし穴があります。それは「バスの始発時間」です。
釣りの受付開始は朝8:00〜9:00頃ですが、送迎バスの始発が10:00頃(※時期により変動あり)の場合があります。つまり、送迎バスを待っていると、「朝イチの時合い(魚が一番釣れるゴールデンタイム)」を逃してしまう可能性があるのです。
もしあなたが「絶対に釣果を出したい」と考えるなら、福良からは送迎バスを待たずにタクシーを利用することをおすすめします。料金は2,000円〜3,000円程度かかりますが、朝の1時間はそれ以上の価値があります。逆に、「のんびり楽しめればいいや」という方は、送迎バスの時間を事前に電話で確認し、予約しておきましょう。
マダイや青物など季節ごとの釣果情報
じゃのひれフィッシングパークの最大の魅力は、その放流魚種の豪華さにあります。季節によって主役が変わるため、行く時期に合わせたターゲット選定が重要です。ここでは、シーズンごとの傾向と対策をまとめます。
春〜夏:数釣りと高級魚の共演
水温が上がってくるこの時期は、魚の活性も高く、初心者でも釣りやすいシーズンです。メインのマダイに加え、高級魚のシマアジが放流されることも。シマアジは口が柔らかくバレやすい(針が外れやすい)ので、慎重なやり取りが求められます。また、夏場はエサ取り(小魚)も増えるため、硬めのダンゴエサを用意するなどの対策が必要です。
秋:青物祭りの開幕
釣り堀が最も熱くなる季節です。ハマチ、メジロ、カンパチといった「青物」がガンガン放流されます。青物の強烈な引きは一度味わうと病みつきになります。この時期は、必ず太めの仕掛け(ハリス4号以上)を用意し、エサもイワシや活きアジをメインに据えましょう。
冬:脂ノリノリの美味魚たち
寒くなると水温が下がり釣りは難しくなりますが、その分、魚の味は格別です。脂の乗った寒ブリや、この時期限定のサーモン、ハタ系の根魚などが狙えます。特にサーモンは専用のエサ(ブドウ虫やイクラなど)が必要になる場合があるので、事前の情報収集が欠かせません。
「青物コール」のルール
もし誰かの竿に青物がかかったら、スタッフさんや周りの人が「青物でーす!」と叫びます。そうしたら、他の人はすぐに自分の仕掛けを回収してください。青物は横走りして走り回るため、他の人の糸とお祭り(絡まること)になってしまうからです。これは釣り堀共通の絶対ルールでありマナーなので、覚えておきましょう。

淡路じゃのひれフィッシングパークの口コミとBBQ情報
ここからは、釣りの後の楽しみや、施設全体に関する評判について深掘りしていきます。「スタッフが怖いらしい?」という噂の真相や、釣った魚を最高に美味しく食べるためのBBQ段取りなど、知っておくと得する情報満載です。
スタッフ対応など口コミの評判を検証
Googleマップなどの口コミを見ると、「スタッフに怒られた」「対応が冷たい」といった声が散見され、不安に思う方もいるでしょう。しかし、私が実際に利用して感じたのは、彼らは「意地悪」なのではなく、「安全とルールに対して真剣」なのだということです。
なぜ「厳しい」と感じるのか?
海上釣り堀は、海の上に浮かぶ施設であり、一歩間違えれば落水事故などの危険と隣り合わせです。そのため、ライフジャケットの未着用や、危険な行為(竿を振り回すなど)に対しては、強い口調で注意されることがあります。これは客を守るためのプロとしての行動です。
また、漁師町特有のぶっきらぼうな話し方をするスタッフさんもいますが、こちらから「おはようございます!」「タナはどのくらいですか?」と明るく話しかければ、実は親身になって教えてくれる優しい方がほとんどです。
私たちが守るべきマナー
気持ちよく過ごすためには、私たち客側もマナーを守ることが大切です。
- 挨拶をする
- ゴミは指定の場所に捨てるか持ち帰る
- 隣の人と糸が絡んだら「すみません」と声をかけ合う
こうした当たり前のことができていれば、スタッフさんも笑顔で接してくれますし、釣れない時にこっそりアドバイスをくれることもありますよ。
釣り場でのライフジャケット着用は法的な義務であるだけでなく、自身の命を守る唯一の手段です。じゃのひれではレンタルもありますが、正しく着用していないと厳しく注意されます。これは国の方針でもありますので、必ず従いましょう。
(出典:国土交通省海事局『ライフジャケットの着用義務拡大』)

釣った魚を食べる持ち込みBBQのルール

釣りの醍醐味は、何といっても「食」です。じゃのひれには「バーベキューガーデン(レストラン)」と「ウッドデッキBBQ(日帰り利用)」の2種類がありますが、釣った魚を焼くなら後者が正解です。
ウッドデッキBBQは「場所貸し」と考えよう
ウッドデッキBBQは、屋根付きの快適なスペースを提供してくれますが、基本的に「完全持ち込み制」です。食材はもちろん、炭、網、トング、着火剤、軍手、紙皿、割り箸、調味料など、BBQに必要なあらゆるアイテムを持参する必要があります。
賢い買い出しリストとルート
施設内の売店でも最低限のものは売っていますが、割高ですし品揃えも限られます。おすすめは、淡路インターを降りてすぐの「淡路ハイウェイオアシス」や、島内の大型スーパー(イオン淡路店やマルナカなど)で買い出しを済ませてから向かうルートです。
- 必須食材: 肉、野菜、おにぎり、飲み物
- 調理器具: キッチンバサミ(魚をさばくのに便利)、ウロコ取り、アルミホイル(ホイル焼き用)
- 調味料: 塩、コショウ、焼肉のタレ、醤油(刺身用)、わさび
特に、釣った魚をその場で刺身にするなら、よく切れる包丁とまな板、そして醤油とわさびは必須です。レンタル包丁もありますが、切れ味が鈍っていることもあるので、こだわり派は持参がベストです。
コテージやキャンプの宿泊予約のコツ

じゃのひれアウトドアリゾートは、宿泊施設としても超一級です。コテージ、キャンピングトレーラー(エアストリーム)、オートキャンプサイトと多彩なバリエーションがありますが、人気ゆえに予約難易度は高めです。
「毎月10日・11日」の予約戦争
宿泊予約は、基本的に3ヶ月前の「10日(コテージ・エアストリーム)」と「11日(キャンプサイト)」の夜21:00(※変更の場合あり要確認)からWEBで開始されます。この時間はアクセスが集中し、人気の日程(連休や夏休み)は開始数分で埋まることも珍しくありません。
攻略のコツは、事前に会員登録を済ませておき、予約開始時刻の5分前からログインして待機すること。そして、第一希望が埋まっていた場合の第二、第三希望の日程も決めておくことです。
エアストリームで非日常体験
特におすすめなのが、銀色に輝くアメリカ製のキャンピングトレーラー「エアストリーム」です。外観はレトロでかっこいいですが、中は冷暖房完備でベッドもふかふか。アウトドア初心者や小さなお子様連れでも快適に過ごせます。写真映えも抜群なので、インスタ女子にも大人気です。
イルカ体験やSUPなど周辺の遊び

釣りが早めに終わったり、家族の中に釣りをしないメンバーがいたりしても、じゃのひれなら退屈することはありません。敷地内にある「ドルフィンファーム」では、イルカを見学したり、実際に海に入って一緒に泳いだりするプログラムが用意されています。
癒やしのイルカとアクティブなSUP
イルカとのふれあいコースは、胴長靴を履いて浅瀬に入るので、泳げない方でも安心。イルカの背びれにつかまって泳ぐスイムコースは一生の思い出になります。また、最近人気急上昇中なのが「SUP(スタンドアップパドルボード)」体験です。波の穏やかな湾内をクルージングするのは最高に気持ちいいですよ。
SUPはワンちゃんと一緒に乗れるプランもあり、愛犬家の方々から熱い支持を受けています。「釣り×キャンプ×イルカ×SUP」という、欲張りな休日を過ごせるのが、この施設の最大の魅力と言えるでしょう。
淡路じゃのひれフィッシングパークで最高の思い出を
長くなりましたが、淡路じゃのひれフィッシングパークの攻略情報をまとめました。ここは初心者から上級者まで、誰もが「海って楽しい!」と感じられる素晴らしいフィールドです。
- 釣りは「事前の電話予約」で確実に席を確保する。
- 予算は少し多めに見積もり、「エサのローテーション」で釣果を伸ばす。
- 釣った魚を焼くなら、「持ち込みBBQ」の準備を万端にしておく。
- スタッフさんには「元気な挨拶」で接し、ルールを守って安全に楽しむ。
しっかりとした準備と知識があれば、トラブルは未然に防げますし、もし釣れなくてもリカバリーの方法が見つかります。ぜひこの記事を参考に準備を進めて、淡路島でクーラーボックス一杯の魚と、最高の笑顔を持ち帰ってくださいね!

