こんにちは。釣りスタイル、運営者の「アツシ」です。
静岡県の遠州灘エリアでも特に人気の高い福田漁港ですが、最近の釣果はどうなっているのか気になっている方も多いのではないでしょうか。広大なサーフから狙うヒラメやマゴチ、港内で手軽に楽しめるアジ、さらには沖合のタチウオまで、福田漁港周辺は魅力的なターゲットで溢れています。この記事では、現地の状況や水温の推移、実際に釣れている魚のサイズなど、今まさに知りたい情報を詳しくまとめてみました。週末の釣行計画を立てる際に、ぜひ参考にしてみてください。
【この記事で分かること】
- 最新のデータに基づいた福田漁港と周辺サーフの具体的な釣果状況
- ヒラメやアジなどターゲット別の有効な攻略パターンとタックル
- 渚の交流館をはじめとする周辺施設や駐車場の利便性情報
- 現地の遊漁船情報や今後のシーズンに向けた釣果の予想と傾向
福田漁港の釣果データと最新の傾向
福田漁港周辺は、太田川と坊僧川という二つの河川が流れ込むことによる淡水と海水が混じり合う汽水域と、黒潮の影響をダイレクトに受ける外洋が隣接する非常に豊かなフィールドです。ここでは、直近のデータや現場の空気感をもとに、今どのような魚が釣れているのか、海況はどうなっているのかといった全体の傾向を深掘りして解説していきます。
11月の最新釣果と水温の状況

釣果を左右する最大の要因とも言える海の状態ですが、2025年11月下旬時点での現地データや遊漁船の記録を見ると、海水温は19℃〜21℃と、例年に比べて明らかに高めの水準で推移しているようです。通常、11月も下旬となれば北西風が吹き始め、水温がガクッと下がって冬の海へと移行する時期なのですが、今年はこの高水温のおかげで「秋のハイシーズン」が長く続いている印象を強く受けますね。
私自身も長年釣りをしていますが、水温が急激に15℃〜16℃台まで下がると、変温動物である魚の活性は一気に落ちてしまい、口を使わなくなることが多々あります。しかし、今の福田漁港周辺はアジやマダイ、イサキといった温帯性の魚にとって、代謝を高く維持できる「適水温」が保たれている状態です。これにより、魚の食い気(活性)も比較的高い状態が続いており、餌を求めて活発に回遊していると考えられます。
また、気象庁が発表している周辺海域のデータを見ても、黒潮の蛇行や暖水塊の影響が示唆されており、これが沿岸部の水温低下を和らげている可能性があります。釣り人としては、防寒対策は必要ですが、海の中はまだ「熱い」状況が続いていると言えるでしょう。(出典:気象庁『日別海面水温』)
水温と活性の関係性について
一般的に、多くの魚種において水温が1℃下がることは、人間にとって気温が数℃下がるのと同じくらいのインパクトがあると言われています。11月下旬で19℃以上あるということは、魚が活発に餌を追う「高活性」な期間(荒食いモード)がまだ続く可能性が高いです。
遠州灘サーフでのヒラメ攻略法

福田漁港と言えば、やはり隣接する「遠州灘サーフ」でのヒラメ釣りが大人気です。広大な砂浜が続くこのエリアは、全国的にも有名なヒラメの聖地ですが、最新の釣果情報を見てもそのポテンシャルは健在です。40cm〜50cmクラスの良型ヒラメがコンスタントに上がっており、中には58cmという「座布団」と呼ばれるランカークラスに迫る大型個体の報告も見られます。
特に注目したいのは、ベイトフィッシュ(餌となる小魚)の動きです。太田川や天竜川の河口周辺は、栄養分が豊富でプランクトンが発生しやすく、それを食べるイナッコ(ボラの幼魚)やコノシロが集まりやすい傾向にあります。これらを追って、ヒラメもかなり浅い場所(波打ち際から数十メートルのブレイクライン)まで接岸しているようです。
攻略の鍵となるのは、やはり「飛距離」と「底取り」です。遠州灘は「遠州の空っ風」と呼ばれる強い北西風や横風が吹くことが多く、潮流も速いため、軽いルアーでは何をしているか分からなくなってしまいます。そのため、私はいつもより少し重めのセッティングを推奨しています。
| ルアーの種類 | 推奨ウェイト | 使いどころとアクション |
|---|---|---|
| シンキングペンシル | 30g〜40g | 飛距離が出て風に強い。底を取ってからのスローなタダ巻きで、弱った魚を演出します。 |
| メタルジグ | 30g〜40g | 沖のブレイクや離岸流を直撃したい時に使用。リフト&フォールでリアクションバイトを誘います。 |
| ワーム(ジグヘッド) | 20g〜28g | 活性が低い時や、手前のかけ上がりをじっくり攻める時に最強の食わせ能力を発揮します。 |
サーフはとにかく広大なので、一箇所で粘るよりは、足を使って広範囲を探る「ランガン」スタイルが釣果への近道かなと思います。10回投げて反応がなければ10メートル移動する、くらいのテンポで、やる気のあるヒラメを探してみてください。
攻略のコツ
波や流れが強い遠州灘では、しっかりと底(ボトム)を感じ取れる重さのルアーを選ぶことが大切です。底を感じられない時は、ルアーのウェイトを上げるか、ラインを細くして水抵抗を減らす工夫をしましょう。

港内のアジはアジングで狙う

サーフのような大掛かりな釣りだけでなく、福田漁港の港内で手軽に楽しめるアジングも好調です。仕事帰りや夕涼みがてらに竿を出せる手軽さが魅力ですが、最近の傾向を見ていると、少しテクニカルな釣りが必要になっているかもしれません。
現地の釣果レポートやアングラーの情報によると、0.08号〜0.2号といった極細のエステルラインやPEラインを使用した、非常に繊細なアジングで釣果が出ています。福田漁港は人気の釣り場であり、週末ともなれば多くの釣り人が訪れるため、魚へのプレッシャー(人為的なストレス)が高く、魚も少し警戒心が強くなっている可能性がありますね。
具体的には、1g以下の軽量ジグヘッド(0.4g〜0.8g)を使用して、プランクトンの塊のように「ふわふわ」と漂わせるアクションが有効なようです。リールを巻いて泳がせるというよりは、潮の流れに乗せて(ドリフトさせて)送り込むようなイメージでしょうか。アタリも「コンッ」という明確なものではなく、「フッ」と重さが消えるような違和感系のアタリが多いようなので、高感度なロッドが武器になります。
もちろん、これはあくまでルアー釣りの話。ファミリーフィッシングの定番であるサビキ釣りであれば、コマセ(撒き餌)の効果で魚の群れを足止めできるので、そこまでシビアにならなくてもアジやサバ、イワシなどは十分に狙えます。初心者の方や、とにかく数釣りを楽しみたという方は、迷わずサビキ釣りから始めてみるのが良いでしょう。
夜釣りと常夜灯の関係
アジングにおいて最も重要な要素の一つが「光」です。福田漁港内にはいくつかの常夜灯がありますが、夜になるとプランクトンが光に集まり、それを捕食するためにアジが集まってきます。明暗の境目(光が当たっている場所と暗い場所の境界線)を一級ポイントとして狙ってみてください。
船釣りでタチウオとアマダイを釣る

福田漁港から出船する遊漁船では、現在タチウオとアマダイを狙うリレー釣りが非常に盛り上がっています。「リレー釣り」とは、一度の出船で前半はタチウオ、後半はアマダイといった具合に、複数のターゲットを狙う欲張りなプランのことです。お土産を確実に確保したい釣り人にとっては最高の設定ですよね。
まずタチウオですが、天竜沖などの水深があるエリアを中心に、指3本〜4本サイズ(幅が指3〜4本分という意味)をメインに釣れています。日によっては指5本クラス、いわゆる「ドラゴン級」も混じっているようです。釣り方はテンヤ釣りや天秤仕掛け、ジギングと様々ですが、船長のアナウンス指示に従って棚(魚がいる水深)を正確に攻めることが数を伸ばす秘訣です。
また、後半のアマダイ釣りも熱いです。アマダイは非常に美味しい高級魚として知られていますが、福田沖の海底は砂泥底が広がっており、アマダイの生息に非常に適しています。「紅白そろい踏み」なんて言われるように、一般的なアカアマダイだけでなく、運が良ければ超高級魚のシロアマダイに出会えるチャンスもあります。さらに、レンコダイやイトヨリダイといった美味しいゲストも頻繁に混じるため、クーラーボックスが彩り豊かになるのがこの釣りの魅力です。
| ターゲット | サイズ目安 | 特徴と攻略メモ |
|---|---|---|
| タチウオ | 指2.5〜5本 | 群れの移動が速いので手返し重視。鋭い歯によるラインブレイク対策も必須。 |
| アマダイ | 20〜40cm級 | 底を小突き砂煙を上げて寄せる。ゲストにレンコダイなども混じり、お土産確保に最適。 |
青物やシーバスの回遊情報
ヒラメやアジ以外にも、この時期の福田エリアは青物やシーバスの回遊も期待できるエキサイティングな季節です。特に太田川の河口付近では、秋の荒食いシーズンに加え、産卵を意識した大型のシーバス(ランカーサイズのスズキ)が海から川、あるいは川から海へと移動するタイミングで活発に餌を追っています。50cmオーバーは当たり前で、時には80cmを超える個体の釣果も聞かれるため、太めのリーダー(ハリス)を用意しておくと安心です。
また、サーフでヒラメ釣りをしていると、不意にイナダ(ブリの若魚)やワラサ、時にはサワラといった青物が回遊してくることがあります。「ナブラ」と呼ばれる、小魚が水面で追われてバシャバシャとしているシーンに出くわしたら大チャンスです。ヒラメ狙いの最中に竿が海に引きずり込まれるような強烈な引きが来たら、青物の可能性が高いですね。
専用のショアジギングタックルでなくても、通常のヒラメ用(サーフ用)のM〜MHクラスのロッドと4000番クラスのリールであれば十分対応できることが多いです。ただし、青物は横に走る力が強烈なので、周りの釣り人とオマツリ(糸が絡むこと)しないよう、少し強引に寄せるパワーファイトが必要になる場面もあります。あわてずに、ドラグ調整をしながらやり取りを楽しんでください。

福田漁港で釣果に繋がるポイント情報
釣果を上げるためには、「どこで釣るか」という場所選びが、道具選び以上に重要なファクターとなることが多々あります。ここでは、福田漁港エリアのポイントの特徴や、実際に釣りをする際に知っておくと便利な周辺施設について、私なりの視点で詳しく紹介します。
よく釣れる釣り場とポイントの特徴
福田漁港周辺の釣り場は、その地形的特徴から大きく分けて「港内エリア」と「サーフエリア」の2つに分類できます。それぞれの特徴を理解して、狙う魚やその日の天候に合わせて場所を選ぶのが賢い釣り方です。
1. 港内エリアの特徴
港内は足場がコンクリートで整備されており、外洋が荒れている日でも波が比較的穏やかなのが最大の特徴です。そのため、ファミリーフィッシングや初心者の練習、あるいは夜間のアジングに最適です。特に狙い目となるのは「常夜灯周り」と「ミオ筋(船の通り道)」です。ミオ筋は船が通るために海底が深く掘られているため、かけ上がり(斜面)が形成されており、そこに魚が着きやすくなっています。ちょい投げ釣りでハゼやキスを狙う際も、このミオ筋を意識すると釣果が変わってきます。
2. サーフエリアの特徴
福田漁港の東西にどこまでも広がる遠州灘サーフは、ヒラメやマゴチ、青物を狙うルアーマンの主戦場です。一見すると変化のない砂浜に見えますが、波の崩れ方や海面の色をよく観察すると、「離岸流(カレント)」と呼ばれる沖への流れや、「ワンド」と呼ばれる少し掘れた地形が見つかります。こうした変化のある場所は、プランクトンや小魚が溜まりやすく、それを狙うフィッシュイーターも集まる一級ポイントになります。
注意点
港内には漁業関係者の作業エリアや、関係者以外立ち入り禁止の区域、フェンスで囲われた場所などが存在します。また、サーフエリアでもテトラポッドの上などは非常に滑りやすく危険です。現地の看板や指示には必ず従い、トラブルのないように楽しみましょう。
駐車場完備で安心な渚の交流館

釣りに行く際、一番困るのが「車をどこに停めるか」という駐車場問題ではないでしょうか。路上駐車は近隣住民の方への迷惑になりますし、取り締まりの対象にもなるため絶対にしてはいけません。その点、福田漁港には「渚の交流館」という複合施設があり、その周辺に広くて利用しやすい無料の駐車場が完備されています。
この駐車場はキャパシティも十分あり、釣り場(サーフや港内の一部)へのアクセスも非常に良いため、ここを拠点に歩いて移動できるのは釣り人にとって非常にありがたい環境です。ただし、サーフィンの大会や地域のイベント開催時、あるいはハイシーズンの週末などは早朝から混雑することもあります。他の利用者と譲り合い、マナーを守って利用するように心がけたいですね。

トイレや食事処など周辺施設情報

「渚の交流館」があることは、単に駐車場があるというだけでなく、快適に釣りを楽しむためのインフラが整っていることを意味します。これは特に、お子様連れのファミリーや女性のアングラーにとって非常に重要なポイントかなと思います。
まず、施設内や隣接する公園には清潔なトイレが完備されています。釣り場によってはトイレがなく、コンビニまで車で移動しなければならない場所も多い中で、これは大きなメリットです。また、施設内には地元の海産物(シラスなど)を使った美味しい食事処や、お土産を買える直売所も入っています。
正直な話、釣りに行ってもボウズ(一匹も釣れないこと)で終わる日はあります。私自身も何度経験したか分かりません(笑)。でも、そんな時でも美味しい海鮮丼を食べて、新鮮な野菜やお土産を買って帰れば、その日の満足度はぐっと上がります。「釣り」単体としてではなく、「休日のお出かけ」として楽しめる環境が福田漁港には整っているのです。
啓秀丸など人気の遊漁船情報
おかっぱり(岸からの釣り)だけでなく、本格的に沖釣りを楽しみたい方には、福田漁港を母港とする遊漁船の利用が強くおすすめです。この地域には「啓秀丸(けいしゅうまる)」や「福富丸(ふくとみまる)」、「海豊丸(かいほうまる)」といった経験豊富な船宿が多く、季節に応じた旬の釣り物を案内してくれます。
現在(秋〜冬)の人気プランは、先ほども紹介した「五目釣り」や「タチウオ・アマダイリレー」です。これらの船宿はホームページやSNSで日々の釣果情報を発信しており、写真付きでサイズや数が確認できるため、予約前の参考になります。最新の予約状況を見ていると、釣れている時期の週末はすぐに「満船(満員)」になることも多いようです。行きたい日が決まったら、早めに電話やネットで予約を入れるのが確実です。
「船釣りは敷居が高い」と感じる方もいるかもしれませんが、福田の船長さんたちは親切な方が多く、初心者であることを伝えれば丁寧に教えてくれます。レンタルタックル(竿やリールの貸し出し)を用意している船宿も多いので、道具を持っていなくてもクーラーボックス一つでチャレンジできるのも魅力ですよ。
予約のコツ
人気の船宿は公式サイトやブログ、SNS(Instagramなど)で釣果情報や「あと〇名空きあり」といった空席状況をこまめに発信しています。まずはこれらをチェックし、電話をする際は「〇日の〇〇釣り(例:タチウオ便)を予約したいのですが」と伝えるとスムーズです。
今後の福田漁港の釣果予想まとめ
最後に、今後の福田漁港周辺の釣果傾向を予想してみたいと思います。現在は水温が19℃〜21℃と高めで、秋の魚たちが元気に釣れ続いていますが、これから本格的な冬に向けて北風が強まり、水温が徐々に下がってくることは避けられません。
サーフでは、水温低下に伴い小魚(ベイト)が減ることで数釣りは難しくなりますが、その分、寒さに耐えられる体力のある大型個体、いわゆる「寒ビラメ」と呼ばれる肉厚で脂の乗ったヒラメが狙えるようになります。一発大物のロマンを求めるなら、むしろこれからの時期が本番と言えるかもしれません。
船釣りでは、深場の安定した水温を好むアマダイやオニカサゴ、アカムツといった高級根魚釣りが面白くなってくるはずです。一方で、港内のアジなどの小型回遊魚は、水温低下とともに深場へ落ちていく(移動する)可能性が高いため、港内の釣りは少し難易度が上がり、カサゴやメバルといった根魚(ロックフィッシュ)狙いがメインになってくるでしょう。
とはいえ、福田漁港は黒潮の恩恵を受けるポテンシャルの高いフィールドですので、その時々の状況に合わせたターゲットと釣り方を選べば、きっと冬でも楽しい釣りができるはずです。防寒対策を万全にして、安全第一で、ぜひ冬の福田漁港を楽しんでくださいね。
免責事項
本記事の情報は執筆時点(2025年11月下旬)のデータに基づく一般的な目安です。実際の釣果や現地の規制・ルール(立ち入り禁止区域や駐車場の利用方法など)は変更される可能性があります。釣行の際は必ず最新情報を公式サイトや現地の看板等で確認し、ライフジャケットの着用など安全対策を十分に行った上で、自己責任にてお楽しみください。

