こんにちは。釣りスタイル、運営者の「アツシ」です。
「ハゼ釣りの時期って、結局いつがベストなの?」と気になって検索されたかなと思います。ハゼ釣りは手軽なイメージがありますけど、実際に行ってみたら全然釣れなかった…なんてこともありますよね。
それ、もしかしたら「時期」がズレているだけかもしれません。ハゼ釣りは、狙う時期によって釣れるサイズも、数も、さらには適切な場所(ポイント)や時間帯、そして潮(潮汐)までガラッと変わる、実は奥が深い釣りなんです。
この記事では、ハゼ釣りの時期に関する疑問—いつからいつまで釣れるのか、ベストシーズンはいつか、夜でも釣れるのか—について、ハゼの生態も踏まえながら分かりやすく整理していきますね。
- ハゼ釣りの目的別ベストシーズン
- 月別(6月〜1月)の釣れ方と戦略の変化
- 釣果を左右する時間帯と潮(潮汐)の選び方
- 時期に応じた場所と道具の使い分け
ハゼ釣り時期のベストシーズンはいつ?
まずは、ハゼ釣りの「時期」に関する全体像から見ていきましょう。ハゼ釣りは、「数釣りを楽しみたい」のか、それとも「ロマンある大型を狙いたい」のかで、ベストな時期が大きく2つに分かれるのが特徴ですね。
結論は秋!9月と10月が最適

もし、これからハゼ釣りを始める方や、ご家族(ファミリーフィッシング)で気軽に楽しみたいなら、ベストシーズンは間違いなく「秋(9月~10月)」です。
私自身、この時期はよく家族でのんびり楽しんでいます。気候もいいですし、何より釣果が期待できるので、子どもたちも飽きずに楽しんでくれます。
なぜ秋が最適かというと、理由はシンプルです。
- サイズと数のバランスが良い:夏に生まれたハゼが、エサをたくさん食べて10cm~15cmほどの丁度よい大きさに育っています。それでいて、まだ水温低下で深場に「落ちる」前なので、数もたくさん岸近くにいます。
- 活性が高く釣りやすい:水温がハゼにとっての適水温で安定し、冬の産卵に向けて体力を蓄えるために「荒食い」する時期です。食欲旺盛なので、初心者の方でもアタリを感じやすく、釣果が出やすいんです。
- 大きさが均一性:釣れてくるハゼのサイズが比較的安定しているのも、この時期の特徴ですね。「お父さんだけ釣れて、子どもは釣れない…」なんてことが起きにくく、みんなで楽しめるのが嬉しいポイントです。
とにかく「釣れた!」という体験をしたいなら、気候も良く、魚の活性も高い9月~10月を狙うのが一番のおすすめかなと思います。
目的別:数釣りか大型狙いか
「秋がベスト」とお伝えしましたが、これはあくまで「数も型も楽しみたい」場合のベストシーズンです。ハゼ釣りには、もう一つのベストシーズンが存在します。
数も型も楽しみたい(初心者・ファミリー)
時期:9月~10月
前述のとおり、最も簡単で、多くの釣果が期待できるピークシーズンです。足場の良い公園や河口でのんびり楽しむのに最適ですね。まずはこの時期に挑戦してみるのが良いですね。
大型(20cm超)を狙いたい(中~上級者)
時期:11月~12月(晩秋~冬)
この時期になると、数はまったく釣れなくなります。その代わり、産卵を控えた20cmを超えるような大型のハゼが狙えるようになります。天ぷらにしたら絶品サイズですね。まさに「落ちハゼ」と呼ばれるロマンあるシーズンです。
晩秋~冬の釣りの注意点
11月を過ぎた大型狙いは、本当に「アタリすらない」こと、いわゆる「ボウズ(1匹も釣れないこと)」も普通にあり得ます。
理由は、個体数が減っているのと、ハゼが特定の「深い場所(ピンスポット)」に集まってしまうから。夏や秋の数釣りとはまったく別の、忍耐と技術が求められる釣りになることは、覚えておいた方がいいかもですね。
シーズンはいつからいつまで?
では、ハゼ釣りができるシーズン全体は「いつからいつまで」なのでしょうか。これを理解する鍵は、ハゼの「生態」にあります。
ハゼは1年で生涯を終える「年魚」
実は、私たちがよく釣っているマハゼは、基本的に「1年で生涯を終える魚(年魚)」なんです。
冬から春先に生まれ、夏に急成長し、秋に成熟し、冬に産卵のために深場へ移動し、その多くが生涯を終えます。(出典:DAIWA D.Y.F.C『マハゼ|4コマ水産学』)
つまり、「ハゼ 釣り 時期」を追いかけるというのは、「ハゼの成長段階(ライフステージ)を追いかける行為」そのものなんですね。6月の5cmの稚魚と、12月の20cmの成魚が、同じ年に生まれた個体群だなんて、なんだか不思議ですよね。
この生態こそが、時期によって呼び名や釣り方が変わる理由です。
- デキハゼ(夏):その年に「出来た(生まれた)」小型のハゼ。
- 彼岸ハゼ(秋):お彼岸の頃に良型になり、よく釣れるハゼ。
- 落ちハゼ(晩秋~冬):産卵のために深場へ「落ちる(移動する)」大型のハゼ。
(※ちなみに、まれに冬を越した2年目の個体は「ヒネハゼ」と呼ばれ、シーズン初期にあり得ない大型が釣れると「もしや…」となります。)
月別ハゼ釣りカレンダー
このハゼのライフサイクルを、釣り人の視点でカレンダーにまとめると、以下のようになります。どの時期に何を狙うかの目安にしてみてください。
| 時期(月) | 呼び名/ステージ | 平均サイズ | 主な場所 | 釣り方のヒントと難易度 |
|---|---|---|---|---|
| 6月~7月 | デキハゼ | 5cm~10cm | 河口・運河の超浅場 | 難易度:★☆☆ (小さすぎて釣りにくい) 推奨の小型針・ジャリメ必須。 |
| 8月 | デキハゼ | 10cm前後 | 河口・運河の浅場 | 難易度:★★☆ (数釣りシーズン開始) 青イソメも使えるサイズに。 |
| 9月 | 彼岸ハゼ | 10cm~15cm | 浅場全域 | 難易度:★★★ (ピーク!) 初心者ベストシーズン。 |
| 10月 | 彼岸ハゼ | 12cm~18cm | 浅場~やや深場 | 難易度:★★★ (ピーク!) 深場狙いでリール竿も有効に。 |
| 11月 | 落ちハゼ | 15cm~20cm | 河口~港内の深場 | 難易度:★★☆ (型狙い) 数は減る。深場狙いに移行。 |
| 12月 | 落ちハゼ | 15cm~22cm | 港内の深場 | 難易度:★☆☆ (上級者向け) シーズン最終盤。大型狙い。 |
| 1月~ | 落ちハゼ | 18cm~25cm超 | 湾内の産卵場所 | 難易度:☆☆☆ (激ムズ・ロマン) アタリすらないことも普通。 |
夏(6~8月)のデキハゼ戦略

夏(特に8月頃)に釣れ始める小型のハゼ、「デキハゼ」。この時期の戦略は「小ささ」への対応です。
この時期のハゼは、河口や運河の「水深50cm程度」の本当に浅い場所にいます。なぜなら、水温が上がりやすく、エサとなるプランクトンやゴカイの子供が豊富で、かつ外敵から隠れやすいためです。
デキハゼ(夏)の釣り方
- 場所:水深1m未満の超浅場。
- エサ:「ジャリメ(イシゴカイ)」が必須です。まだ口が小さく吸い込む力が弱いため、太い青イソメではなかなか針掛かりしません。細くて柔らかいジャリメが最適です。
- 道具:針は「ハゼ針3~4号」や「袖針2~3号」など、とにかく小型のものが必要になります。
魚が小さいのでアタリも「コツコツ…」と繊細ですが、その小さなアタリを掛けていく、この時期ならではのテクニカルな楽しさがあります。
秋(9~10月)の彼岸ハゼ戦略
秋のお彼岸(9月下旬頃)になると、ハゼは10cm~15cmを超える良型に成長します。この時期のハゼは「彼岸ハゼ」と呼ばれます。
冬の産卵に備えて体力を蓄えるため、めちゃくちゃ食欲旺盛です。夏場は神経質だったハゼが、この時期は浅い場所で元気にエサを追ってくれます。まさに数・型ともに狙える最高のシーズンですね。
エサも青イソメなど、一般的なもので十分食ってきます。口も大きくなり、アピール力のあるエサにも果敢にアタックしてくるようになります。のべ竿でのんびり釣るのも良いですし、少し沖を狙って「ちょい投げ」で広範囲を探るのも楽しい時期です。

釣果を伸ばすハゼ 釣り 時期の戦略
ベストシーズンや月ごとの流れが分かったところで、さらに一歩進んで、釣果を伸ばすための具体的な戦略を見ていきましょう。「時期(月)」というマクロな視点だけでなく、「時間帯」や「潮汐」といったミクロな視点が釣果を左右します。
晩秋~冬(11月~)の落ちハゼ戦略
水温が下がってくると、ハゼは産卵のために浅場から深い場所(海)へと移動を始めます。これが「落ちハゼ」です。
ここがハゼ釣り最大のターニングポイントです。
夏~秋は「浅場」にいたハゼが、「港内の深い所」や「船道(ふなみち)」、「カケアガリの下」など、水温が安定しやすい深場に移動してしまいます。
その結果、夏場に活躍した足元の「のべ竿」では、ハゼのいるポイントに仕掛けが届かなくなってしまうんです。「あれ、いつも釣れてたのに今日はいないぞ?」となったら、落ちハゼシーズンに突入したサインかもしれません。
落ちハゼ(晩秋~冬)の戦略
ハゼの居場所が変わるため、釣り人も戦略を変える必要があります。
- 道具:「リール竿」が圧倒的に有利になります。
- 釣り方:仕掛けを投げる「ちょい投げ釣り」や、本格的な「投げ釣り」で、沖の深場にいるハゼをダイレクトに狙うのがベストです。
「時期」がハゼの「居場所」を変え、それが釣り人の「道具」の選択を変える。この連動を理解するのが、ハゼ釣り上達の鍵かなと思います。
ハゼが釣れる時間帯は?夜も釣れる?

時期だけでなく、「時間帯(時合)」も重要です。
基本は朝・夕マズメ
やはり魚の活性が上がるのは「マズメ時(日の出・日没前後)」です。これはハゼも同じですね。薄暗くなってきて「これから!」という時間帯はワクワクします。
夏~秋(ハイシーズン)の時間帯
ハゼ釣りの素晴らしいところは、「日が高く上った真昼間でも釣れやすい」ことです。他の魚が釣りにくい日中でもアタリが期待できるので、家族連れが安全な時間帯に楽しむのにピッタリですよね。浅場は水温が上がりやすく、ハゼの活性も保たれやすいようです。
晩秋~冬(落ちハゼ)の時間帯

ハイシーズンとは対照的に、落ちハゼ狙いでは時間帯が超重要です。この時期は、「夕マズメ~日没前後」がゴールデンタイムになります。
日中は水温が低いせいかアタリがなくても、日没間際、水温がわずかに緩むタイミングや、暗くなる前の最後の捕食タイムなのか、急に良型が釣れ出すことがあります。私もあります、この経験。寒い中粘って、夕方にドカンと来る感覚はたまりません。
夜釣りの可能性
「夜も釣れるの?」という疑問ですが、結論から言うと、「釣れないことはないが、効率は悪い」かなと思います。
ハゼは主に日中に活動し、エサを探す魚です。夜は活性が落ちる個体が多いようです。ただし、港の常夜灯周りなど、明るくてエサが集まりやすい場所では、夜でも釣れることがあります。アナゴ釣りの外道として釣れたりしますね。ただ、ハゼをメインで狙うなら、明るい時間帯が断然おすすめです。
釣果に関わる潮(潮汐)の選び方
ハゼは河口域など、潮(潮汐)の影響を強く受ける場所によくいます。なので、潮の動き(潮回り)も意識すると釣果アップにつながります。
狙い目は「満潮」?「干潮」?
これは一長一短あり、戦略によって変わってきます。
セオリーは「満潮前後(上げ潮)」 初心者の方や、セオリー通りに釣るなら「満潮前後の時間帯」がおすすめです。潮位が上がる(上げ潮)と、ハゼがエサを求めて岸近くの浅い場所(水深50cmのような場所)に「乗っ込んでくる」ため、足元でも釣りやすくなります。 ただし、ハゼが広範囲に散らばってしまうというデメリットもあります。
上級者は「干潮前後(下げ潮)」も狙う 逆に干潮時は、浅場から水が引いてしまいます。ハゼは「駆け上がり」や「船道(澪筋)」といった、周囲より深い場所に移動せざるを得ません。 一見不利ですが、これは「ハゼが限られた深場に密集する」というチャンスでもあります。そのポイントを見つけられる上級者にとっては、干潮こそが爆釣パターンになることもあります。
大潮・中潮・小潮の影響
ハゼ釣りは「程よい流れ」がある方が釣れやすいです。
- 大潮・中潮:干満差が大きく、流れが速くなります。流れが速すぎるときは仕掛けが流されて釣りにくいですが、「潮止まり(満潮・干潮の前後)」のタイミングで流れが緩むと、急にハゼの活性が上がり、時合が集中することがあります。メリハリが効いた釣りになりますね。
- 長潮・若潮:流れが緩やかなため、明確な時合は発生しにくいですが、一日を通して「ダラダラと釣れやすい」傾向があります。家族でのんびり、焦らず楽しみたいなら、こういう日も良いかもしれません。

時期に応じた場所(ポイント)選び

これまで解説してきた通り、時期によってハゼの居場所=狙うべき場所(ポイント)は明確に変わります。
この大原則を間違えると、魚がいない場所で釣り続けることになってしまうので、注意が必要ですね。
時期と場所(ポイント)の基本
- 夏~秋(7月~10月):【浅場】 河川の河口域、運河の護岸際、海水浴場の端にある砂泥底など。水深1~2mまでの、太陽光が届きやすい場所を狙いましょう。
- 晩秋~冬(11月~1月):【深場】 港内の「船道(船が通るために深く掘られた場所)」や、その「カケアガリ(深くなっている斜面)」、温排水の周りなど。浅場にはもういないと割り切って、深場を探る釣りに切り替えましょう。
ハゼ釣り時期の戦略まとめ
最後に、ハゼ釣りの時期に応じた2つの大きな戦略をまとめておきます。ご自身の目的やスタイルに合わせて、参考にしてみてください。
A. 夏~秋(デキハゼ・彼岸ハゼ)の戦略
【浅場の数釣り(ファミリー・初心者向け)】
- 時期: 7月~10月(特に9月・10月がベスト)
- 場所: 河川、運河、港湾の「浅場」(水深50cm~2m)
- 道具: のべ竿(ウキ釣り・ミャク釣り)、または簡単なちょい投げセット
- 時間: 日中でもOK!朝・夕マズメなら尚良し。
- 潮汐: 上げ潮~満潮前後が足元でも釣りやすく、簡単でおすすめ。
- エサ: 初期(7月)はジャリメ、盛期(8月以降)は青イソメ。
B. 晩秋~冬(落ちハゼ)の戦略
【深場の大型狙い(中~上級者向け)】
- 時期: 11月~1月
- 場所: 港内の「深い所」、河口から続く湾内の「船道」、カケアガリ。
- 道具: 浅場に魚がいないため、「リール竿」を使った「ちょい投げ」や本格的な「投げ釣り」が必須。
- 時間: 「夕マズメ~日没前後」がゴールデンタイム。日中は期待薄かも。
- 潮汐: 干潮時に深場に集まる魚を狙い撃つか、満潮時に深場に隣接するカケアガリを狙う。
- 心構え: 20cm超の「1発大型」を狙う、忍耐と技術が求められる釣り。
ハゼ釣りは、時期に応じて狙い方や道具、場所を変えることで、一年を通して楽しめる本当に奥深い釣りです。手軽な「デキハゼ」から、ロマンある「落ちハゼ」まで、ぜひあなたの目的に合った「ベストシーズン」を見つけて、楽しんでみてくださいね。
それでは、良い釣りを!

