こんにちは。釣りスタイル、運営者の「アツシ」です。
週末はどこへ釣りに行こうかと計画を立てる際、関東でも屈指の魚影を誇る那珂湊での釣果や、最新の堤防の状況が気になっている方も多いのではないでしょうか。特に、「今日は実際にどんな魚が回遊しているのか」「アジやイワシはサビキで数釣りが楽しめているのか」、あるいは「ルアーで狙えるシーバスや青物の活性はどうなのか」といった、現地のリアルな様子や生の情報(ナマノジョウホウ)を詳しく知りたいですよね。
また、人気釣り場であるがゆえに、混雑しがちな駐車場やポイントの空き具合、さらには現地特有のローカルルールに関しても不安があるかもしれません。私自身も季節を問わず頻繁に足を運ぶ大好きなフィールドですので、そのポテンシャルと、ボウズを回避して確実に釣果を上げるための攻略のコツを余すところなく共有したいと思います。
【この記事のポイント】
- 季節ごとに那珂湊で狙える魚種の傾向と、その時期に合わせた具体的な釣り方
- サビキ釣りからルアーフィッシングまで、現地で実績のある有効なタックル構成
- 混雑を回避するための駐車場情報と、渋滞を避けてスムーズに到着するアクセス方法
- 釣果を伸ばすための現地ならではのポイント選定眼と、周囲と差をつける立ち回り
那珂湊の釣果と最新の魚種情報
那珂湊港は、関東の大河である那珂川の河口と、広大な太平洋が交わる汽水域(エストゥアリー)の影響を色濃く受けており、プランクトンが豊富で非常に魚影が濃いエリアです。ここでは、私が実際にフィールドを見てきた経験や、現地の釣り仲間から仕入れた鮮度の高い情報をもとに、季節ごとの釣果傾向や具体的なターゲットの生態について、より深掘りして解説していきますね。
今日の状況と季節ごとの傾向

那珂湊の海は、寒流である「親潮」と暖流である「黒潮」が交差する常磐海域に位置しているため、季節によって釣れる魚がガラリと変わるのが最大の特徴であり、面白いところです。海流の入れ替わりや水温の変化がダイレクトに釣果に反映されるため、情報の鮮度が何よりも重要になります。特に、黒潮が寄っている時は水温が高く推移し、南方系の回遊魚が長く留まる傾向がありますし、親潮の影響が強ければ冷水性の魚が元気になります。
特に注目すべきは、水温が徐々に下がり始める11月頃の秋シーズンです。この時期は一年の中で最も魚種が豊富になる「ハイシーズン」と言って間違いありません。冬の厳しい寒さに備えてエネルギーを蓄えようとする「荒食い」の魚たちや、適水温を求めて南下・接岸してくる回遊魚が港内に押し寄せます。初心者の方が釣りデビューをするなら、間違いなくこの時期をおすすめします。アジやイワシはもちろん、それらを追うヒラメや青物、さらには夜釣りのアナゴやメバルなど、多種多様な魚からのコンタクトが期待できるからです。
一方で、春先(特に5月頃)は、冬の沈黙を破るようにシロギスの接岸が始まりますが、同時に那珂川へ遡上する「稚鮎(チアユ)」の群れも見られます。ここで注意が必要なのは、稚鮎は資源保護のために一定期間・区間での採捕が禁止されている場合がある点です。知らずに持ち帰ってしまうとトラブルの原因になりますので、必ず現地の看板や規制情報を確認しましょう。
夏から初秋にかけては、高水温を好むアジ、サバ、イワシなどの小型回遊魚が最盛期を迎え、それを追ってイナダやショゴ(カンパチの幼魚)などの青物も入ってきます。逆に冬場、1月から2月にかけては北西からの季節風が吹き荒れ、釣り人にとっては厳しい環境になりますが、それでも低温に強いアイナメやカサゴなどの根魚はしっかりと口を使ってくれます。釣行の際は、直近の海水温の推移をチェックしておくと、ターゲットを絞りやすくなります。
| 季節 | 主なターゲット | 特徴・注意点 |
|---|---|---|
| 春(4月〜6月) | シロギス、カレイ、稚鮎(規制あり)、小サバ | 水温上昇と共に魚が動き出す。稚鮎の混獲に注意が必要。 |
| 夏(7月〜8月) | アジ、イワシ、サバ、タコ、ハゼ | 早朝(朝マズメ)が勝負。日中は暑さ対策が必須。 |
| 秋(9月〜11月) | アジ、ヒラメ、シーバス、青物、カワハギ | 年間ベストシーズン。多魚種が狙え、大型の実績も高い。 |
| 冬(12月〜3月) | アイナメ、カサゴ、ドンコ、カレイ、ヤリイカ | 北風対策が必要。穴釣りや夜釣りが中心となる。 |
海水温と釣果の関係:魚の活性は海水温に大きく左右されます。特に季節の変わり目は、日ごとの水温変化をチェックすることで、群れの接岸を予測しやすくなります。釣行前には公的なデータを確認しておくと良いでしょう。 (出典:気象庁『日別海面水温』)
サビキで狙うアジやイワシ

ファミリーフィッシングの代名詞とも言えるサビキ釣りですが、那珂湊では特にアジの魚影が濃く、ボウズ逃れの切り札として非常に人気があります。秋になると、夏場に生まれた数センチの「豆アジ」が15cm〜20cmクラスまで成長し、引き味も楽しめるサイズになります。このサイズになると、「南蛮漬け」だけでなく「刺身」や「たたき」でも美味しくいただけるのが嬉しいですよね。
なぜこれほど那珂湊にアジが集まるかというと、那珂川から流れ込む栄養豊富な淡水が、海水と混ざり合うことで植物プランクトンを爆発的に発生させるからです。これを食べる動物プランクトンが増え、さらにそれを求めてアジやイワシの群れが港内に留まるという、完璧な食物連鎖ができあがっています。また、広大な港湾施設は、沖合を回遊する大型の捕食者(青物やサメなど)から身を守るための避難場所としての機能も果たしていると考えられます。
具体的な攻略法ですが、アジは時間帯によって泳ぐ深さ(タナ)が頻繁に変わります。基本的には、朝夕のマズメ時は表層付近まで浮いてきて活発に餌を追いますが、太陽が高くなり日差しが強くなると、海底付近まで沈む傾向があります。そのため、釣れない時はウキ下を調整したり、カゴを着底させてからリールを1〜2回巻いた位置で待ったりして、魚のいる層を丁寧に探ることが釣果を分ける鍵となります。隣の人が釣れているのに自分が釣れない時は、タナがズレていることがほとんどです。
また、春先(5月頃)には、小サバの群れが猛威を振るうことがあります。彼らは動きが速く、エサに対する執着心が強いため、仕掛けを入れると着水と同時に食いついてしまい、本命のアジがいる深い層まで仕掛けが届かない…という事態が頻発します。そんな時の対策としては、通常よりも重いオモリ(例えば8号〜10号)を使って一気に底まで仕掛けを沈める「速攻スタイル」が有効です。また、コマセ(撒き餌)をカゴに詰めすぎず、通過させたい表層では撒かないようにするコントロールも必要ですね。さらに、針の号数を少し大きくする、あるいはスキン(擬似餌)の種類を変えるといった工夫も、スレたアジやエサ取り対策には効果的です。
アジは海の「通貨」である アジが釣れているということは、それを捕食するヒラメや青物も近くに潜んでいる可能性が極めて高いです。サビキで釣れた元気なアジを、別の竿で泳がせ釣り(ノマセ釣り)の餌として使うと、座布団級のヒラメやワラサなどの大物がヒットすることがあります。那珂湊では、この「わらしべ長者」的な釣りが成立しやすいので、予備の太仕掛けを持っておくことを強くおすすめします。
ヒラメやシーバスの攻略法

ルアーマンや泳がせ釣りファンにとって、那珂湊は見逃せない一級ポイントです。特に秋口から初冬にかけて、港内にカタクチイワシやアジなどのベイトフィッシュ(餌となる小魚)が大量に入ってくると、フィッシュイーターであるヒラメやシーバスのスイッチが入り、活性が一気に上がります。このタイミングに当たれば、初心者でも比較的容易にランカーサイズを手にするチャンスがあります。
ヒラメという魚は、本来サーフ(砂浜)や沖合の砂泥底を好む魚ですが、「エサがある」と分かれば、港内のかなり奥まった場所まで侵入してきます。特に、船の通り道である「ミオ筋」と呼ばれる深く掘られた場所や、堤防の基礎が入っている「敷石」の切れ目などは、ヒラメが身を隠してベイトを待ち伏せする絶好のポイントです。サーフだと広大なエリアから魚を探し出すのに苦労しますが、港内なら狙うべき地形変化が明確なので、意外と遭遇率は高く、効率よく探ることができます。
一方、シーバス(スズキ)に関しては、那珂川河口という立地そのものが最強の武器になります。特に秋は「落ち鮎」シーズンと呼ばれ、産卵を終えて弱った鮎が河川から流下してきます。これを狙って、ランカークラス(80cm以上)の大型シーバスが河口周辺や港湾部に集結します。この時期のシーバスは食欲旺盛で、昼夜を問わず活性が高いことが多いです。また、港内の常夜灯周りでは、集まってきた小魚を狙う「セイゴ・フッコ」クラスの数釣りも楽しめます。
ルアー選びのコツとしては、まずはその時に港内にいるベイトのサイズに合わせる「マッチ・ザ・ベイト」が基本です。イワシが多いなら細身のミノーやメタルバイブ、ボラっ子(イナッコ)が多いなら少しボリュームのあるフローティングミノーが良いでしょう。反応がない場合は、ワームを使ったジグヘッドリグで、海底付近をゆっくりとズル引きするのも効果的です。ヒラメもシーバスも、底付近の物陰に潜んでいることが多いので、ボトム(底)を意識したアプローチが重要になります。リトリーブ(リールを巻く)速度に変化をつけたり、時折ロッドを煽ってルアーを跳ね上げたりする「リアクション」狙いも、活性の低い時間帯には有効な一手となります。

投げ釣りでのキスの釣果
春の暖かさと共に水温が上昇してくる5月頃から本格化するのが、シロギス(キス)の投げ釣りです。那珂湊周辺および隣接する大洗エリアは、底質がきれいな砂地である場所が多く、キスの魚影も非常に濃いエリアとして知られています。透き通るような美しい魚体と、天ぷらにした時の極上の味わいは、この釣りの最大の魅力と言えるでしょう。
この時期のキスは、産卵を控えて体力をつけるために活発に餌を求めて移動しています。そのため、重いオモリをつけた仕掛けを遠くに投げ込んで「置き竿」にして待つよりも、キャストしてからゆっくりとリールを巻いて仕掛けを引きずり、広範囲を探る「引き釣り」のスタイルが圧倒的に有利です。竿先に出る「プルルッ!」という小気味よいアタリは、キス釣りならではの快感ですよね。アタリがあったら即座に合わせるのではなく、一呼吸置いてからゆっくりと聞き合わせると、針掛かりが良くなります。
ポイントとしては、ただ漫然と投げるのではなく、海底の「変化」を探すことが釣果アップの秘訣です。リールを巻いていると、少し重くなる場所や、ゴツゴツとした感触が伝わる場所があるはずです。そこは「カケアガリ(斜面)」や「ヨブ(海底の起伏)」になっており、餌となるゴカイ類やプランクトンが溜まりやすいため、キスもそこに集まっています。そういった変化のある場所を見つけたら、リールを巻くのを止めて、少し長めに「食わせの間」を与えてあげると、明確なアタリが出ることが多いです。
使用するエサについては、「ジャリメ(イシゴカイ)」が基本ですが、大型狙いや濁りが入っている時は、動きと匂いが強い「アオイソメ」も効果的です。エサの垂らしの長さも重要で、食いが渋い時は短く、活性が高い時は長くしてアピールするなど、状況に応じた調整が必要です。また、キスが接岸しているということは、それを大好物とするマゴチやヒラメも岸近くに寄ってきているサインでもあります。投げ釣りの仕掛けに掛かった小さなメゴチやピンギス(小型のキス)をそのまま泳がせておくと、強烈な引き込みと共にフラットフィッシュが食いついてくる…なんていうドラマも、那珂湊では珍しくありません。
毒魚に注意! 投げ釣りやサビキ釣りを楽しんでいると、可愛い見た目に反して危険な毒を持つ魚が掛かることがあります。特に那珂湊周辺でよく見かけるのは、背ビレと胸ビレに毒棘を持つ「ゴンズイ」や、赤茶色でトゲトゲした「ハオコゼ」です。もし釣れてしまっても、絶対に素手で触ってはいけません。フィッシュグリップやプライヤーを使って安全に針を外し、リリースしてください。万が一刺されると激痛が走りますので、初心者の方は特に注意が必要です。
冬の穴釣りや根魚について

北西からの冷たい季節風が吹き荒れ、水温が低下する冬の那珂湊は、多くの釣り人にとって試練の季節です。アジや青物といった回遊魚は深場や暖かい海域へと去ってしまい、港内は静まり返ります。しかし、そんな厳寒期でも熱い釣りを展開できるのが、テトラポッドの隙間や岸壁の際(キワ)をダイレクトに狙う「穴釣り」や「探り釣り」です。
この釣りのメインターゲットとなるのは、カサゴ、アイナメ、ドンコ、ソイといった根魚(ロックフィッシュ)たちです。彼らは低水温にも比較的強く、岩陰やテトラの奥深くなどの障害物に身を潜めて生活しています。風の影響を受けにくい穴の中を直撃するこのスタイルは、理にかなった冬の攻略法と言えるでしょう。特にアイナメは冬に産卵のために接岸するため、30cm、40cmといったビール瓶サイズの大型が釣れるチャンスでもあります。
具体的な釣り方としては、「ブラクリ」と呼ばれるオモリと針が一体化したシンプルな仕掛けを使用します。エサには、匂いで魚を寄せる力が強いアオイソメや、サンマの切り身、オキアミなどを使います。これをテトラポッドの隙間(穴)に落とし込み、底まで着いたら少し浮かせて待ちます。もし数秒待っても反応がなければ、すぐに仕掛けを回収して隣の穴へ移動します。この「ラン&ガン」のテンポの良さが、釣果を伸ばす最大のコツです。「魚がいればすぐに食ってくる」のが穴釣りの特徴なので、一箇所で粘るよりも、足を使って新しい穴を次々と探っていく方が、結果的に多くの魚に出会えます。
また、穴選びにもコツがあります。基本的には「深く入る穴」「暗い穴」「波の影響を受けている穴」が有望です。奥までスルスルと落ちていく穴は、魚のマンションになっている可能性大です。さらに、意外かもしれませんが、この時期はカニやハゼといった底生生物も生命反応を見せてくれます。派手な引きはありませんが、厳しい冬に「ボウズ(釣果なし)」を逃れるための堅実な手段として、また春以降に釣れ始めるマダコの餌としても利用できるため、決して侮れません。寒さ対策を万全にして挑めば、冬の那珂湊も十分に楽しむことができますよ。

那珂湊で釣果を伸ばすポイント
ただ闇雲に糸を垂らすだけでは、なかなか釣果には結びつきません。広大なフィールドで魚に出会う確率は、事前の情報収集と当日の戦略によって大きく変わります。ここでは、那珂湊というフィールドの特性を深く理解し、効率よく魚に出会うためのロジスティクスや装備選びについて、私の経験を交えて詳しく解説します。
堤防や釣り場の特徴を解説
那珂湊港は非常に広大な港ですが、釣り禁止エリアや立ち入り制限区域も設定されているため、現地の看板や指示には必ず従いましょう。基本的には、外洋に面した潮通しの良い堤防の先端付近や、船の出入りがある「ミオ筋(船道)」となる深場が好ポイントになります。潮通しが良い場所は、酸素供給量が豊富でプランクトンも集まりやすいため、アジや青物などの回遊魚が回ってくる確率が格段に高くなります。
また、特にクロダイ(チヌ)やメジナを狙う場合は、テトラ帯や堤防の際(キワ)が狙い目です。堤防の壁面にはカラス貝や海苔、フジツボなどが付着しており、これらを主食とするクロダイが居着いています。特に、春の「乗っ込み(産卵)」シーズンや、秋の「荒食い」期には、堤防からの釣りでも50cm近い年無し(としなし)クラスの大型が期待できます。フカセ釣りやダンゴ釣りでじっくりと攻めるのがセオリーですが、最近では「ヘチ釣り」や「落とし込み釣り」で壁際を歩きながら探るスタイルも人気があります。
釣り場選びで重要なのは、「風向き」と「潮位」を考慮することです。那珂湊は北風に弱いポイントもあれば、逆に北風を背負える(追い風にできる)ポイントもあります。天気予報を確認し、当日の風向きによって立つ位置を変えるだけで、釣りの快適さと釣果は大きく変わります。また、大潮の満潮前後などは潮が大きく動くため、魚の食い気が立つ「時合い」が発生しやすいです。このタイミングを逃さずに集中して釣ることが、成功への近道です。
船釣りでの青物やマダイ
岸からの釣果がいまいちな時でも、沖に出ると状況が一変することがあります。那珂湊港から出ている遊漁船(釣り船)の釣果情報も、実は岸釣りのアングラーにとって重要なヒントになります。「沖で釣れている魚は、条件次第で岸にも寄ってくる」可能性があるからです。
例えば、沖のポイントでマダイや青物(イナダ、ワラサ)が爆釣しているという情報が入ったとしましょう。これは、その海域全体の活性が高いことを示しています。潮周り(大潮や中潮など)やベイトの動きによっては、それらの群れが港の入り口付近や、堤防の射程圏内まで突っ込んでくる可能性があります。特に、「船の周りでナブラ(魚が水面で激しく跳ねる現象)が起きた」という情報があれば、それはイワシなどのベイトが表層に追い詰められている証拠です。そんな時は、ショアジギングタックル(40g〜60g程度のメタルジグを投げられる装備)を車に積んでおくと、突発的なチャンスをモノにできるかもしれません。
また、タイラバ船でホウボウやカナガシラといった底生魚が頻繁に釣れている情報は、海底付近の生態系が豊かで健全である証拠です。これらの魚は砂泥底を好むため、同じような底質を持つ港内の深場や、隣接するサーフでも釣れる可能性があります。このように、船釣りの情報を単なる「他人事」として捉えるのではなく、自分の釣りに活かせる「予兆」として分析し、海底の状況を想像しながら釣りを展開するのも、釣りスタイルの醍醐味の一つです。
駐車場やおさかな市場の利用
那珂湊で釣りをする際、切っても切り離せないのが、観光名所としても有名な「那珂湊おさかな市場」の存在です。港周辺にある県営駐車場などは、市場の買い物客と共用になっていることが多く、料金体系は一般的に「4時間まで100円(以降数時間ごとに加算)」といった形で、非常にリーズナブルに設定されています。この安さは釣り人にとっても大きな魅力です。
ただし、ここで注意したいのが駐車場の営業時間です。多くの場合「7:00〜17:00」といった設定になっていることが一般的です。真夏であれば日の出は4時台ですので、7時の開場を待っていたのでは、魚が最も釣れる「朝マズメ」のプライムタイムを完全に逃してしまいます。早朝からガッツリ釣りをしたい場合は、開場時間前に駐車可能なスペース(市場から少し離れた場所や、24時間開放されているコインパーキング等)を事前にリサーチしておく必要があります。
市場を活用しよう:もし釣果に恵まれなかったとしても、すぐそばに新鮮な魚介類が並ぶ「おさかな市場」があります。釣り終わった後に市場に立ち寄り、美味しい回転寿司を食べたり、新鮮な魚や干物をお土産に買って帰れば、家族サービスとしても完璧です。「今日はボウズだったけど、美味しい魚は手に入ったよ!」と笑顔で帰宅できるのは、那珂湊釣行ならではの大きな保険でありメリットですね。発泡スチロールや氷も市場で手に入るので、クーラーボックスが空でも安心です。
渋滞を避けるアクセス方法
週末や連休、特にゴールデンウィークや年末年始の那珂湊周辺は、おさかな市場へ向かう観光客の車で激しい渋滞が発生します。特に市場前のメイン通りは、一度ハマると全く動かなくなることも珍しくありません。朝早く出発して釣りを楽しんだ後、帰宅しようとしたら渋滞に巻き込まれて数時間動けない…なんてことになると、せっかくの楽しい思い出も台無しになってしまいます。
この問題を回避するためには、事前のルート確認が必須です。公式情報としても「迂回路案内図」が出されていますので、出発前に必ずチェックしておきましょう。基本的には、市場の前の道を避け、海沿いのルート(海門橋方面)や、少し内陸に入った裏道を利用することで、混雑のピークを回避できることが多いです。また、Googleマップなどのリアルタイム交通情報を活用し、赤い表示(渋滞)が出ているエリアを避ける柔軟なルート変更も有効です。
時間帯による回避策としては、市場が混雑する「昼前後(11時〜14時)」の移動を避けるのが鉄則です。朝マズメ狙いなら早朝に到着し、市場が混み合う前の午前中早めに撤収するか、逆に夕マズメ狙いなら午後遅くに現地入りするなど、一般の観光客と逆の動きをすることで、ストレスフリーな釣行が可能になります。
釣れるタックルの選び方
那珂湊で手堅く釣果を上げるために、私がおすすめするタックル構成を紹介します。あれもこれもと持っていくと機動力が落ちますので、狙う魚に合わせて絞り込むのがポイントです。
1. 万能サビキ・ちょい投げセット
- ロッド: 3m〜4.5m程度の磯竿2号〜3号、またはルアーロッドのMLクラス。コンパクトロッドでも十分対応可能です。
- リール: 2500番〜3000番のスピニングリール。ナイロンライン3号程度が巻いてあればOK。
- 仕掛け: サビキ仕掛けは、豆アジ用の小針(3号〜4号)と、良型・サバ用の大きめ(6号〜8号)の両方を準備しましょう。予備のカゴとオモリもお忘れなく。
- 用途: アジ、イワシ、サバ、シロギス、ハゼなど。これ一本あれば、那珂湊のファミリーフィッシングはほぼ網羅できます。

2. 対シーバス・ヒラメ用ルアーセット
- ロッド: 9フィート〜9.6フィートのシーバスロッド(ML〜Mクラス)。サーフでも使える長さがあると便利です。
- リール: 3000番〜4000番クラスのスピニングリール。PEライン1.0号〜1.2号に、フロロカーボンリーダー20lb〜25lbを結束します。
- ルアー:
- 鉄板バイブレーション(20g〜26g):広範囲を素早く探るサーチベイトとして必須。
- シャッドテールワーム + ジグヘッド(14g〜21g):活性が低い時や、ボトムに張り付いているヒラメに口を使わせる最終兵器。
- スピンテールジグ:日中の濁りが入った時に強力なアピール力を発揮します。
- 用途: 朝夕のマズメ時や、ベイトが入っている時の大型狙い。一発大物のロマンを追い求めるならこのセットです。

3. 冬の穴釣りセット
- ロッド: 1m〜1.5m前後の短いテトラ竿(穴釣り専用ロッド)。短い方が穴の奥まで竿先を入れやすく、操作性が高いです。
- リール: 小型両軸リール(ベイトリール)または小型スピニングリール。太めのライン(ナイロン・フロロ3号〜4号)を巻いて、根ズレ対策をします。
- 仕掛け: ブラクリ(3号〜5号)。赤や金色の塗装が剥げていない新しいものが、魚へのアピールになります。
- 用途: 根魚(カサゴ、アイナメ、ドンコ)狙い。強風時でも足元を探れるので、冬場はボウズ逃れの救世主となります。
那珂湊の釣果に関するまとめ
那珂湊での釣果を左右するのは、季節ごとの魚の動きに対する正しい理解と、現地の状況に合わせた柔軟な立ち回りです。特に秋はアジやイワシを起点とした食物連鎖が港内で活発になり、初心者からベテランまで誰もが楽しめる最高のシーズンと言えます。アジを釣って楽しみ、それを餌にヒラメを狙う…そんな夢のような展開も現実に起こり得ます。
一方で、春の稚鮎規制や、冬の強風対策、そして駐車場の時間制限や周辺の渋滞といったロジスティクス面の課題も忘れてはいけません。「今は何が釣れているか(情報の鮮度)」「どうやってアクセスし、どう回避するか(物流への適応)」を常に意識することで、より快適で充実した釣りライフが送れるはずです。
最後に、釣り場はみんなのものです。ゴミは必ず持ち帰る、ライフジャケットを着用する、割り込みをしないなど、マナーを守って楽しむことが、この素晴らしいフィールドを未来に残すことにつながります。ぜひ、安全第一で那珂湊の海を思う存分楽しんでくださいね。皆様の大漁を心から祈っています!
免責事項:本記事の情報は執筆時点のデータや経験に基づいています。釣り場のルールや立ち入り禁止区域、駐車場の料金・営業時間は予告なく変更される場合があります。正確な情報は必ず公式サイトや現地の看板、係員の方の指示に従ってください。また、天候や海況による危険性については、最終的にご自身の判断で安全確保をお願いいたします。

