こんにちは。釣りスタイル、運営者のアツシです。
堤防の少し先にある潮目や、普段は届かない沖の深場。あそこまで仕掛けが届けばもっと大きな魚が釣れるのにな、なんて思ったことはありませんか。そんな釣り人の夢を形にしたのが、遠投カゴ釣りというスタイルです。でも、いざ始めようとすると、釣りでの遠投カゴの仕掛けは少し複雑に見えますし、どんな竿やリールを揃えればいいのか迷ってしまうことも多いですよね。飛距離が出ないとか、バックラッシュが怖いといった不安もあるかもしれません。
この記事では、私が実際にフィールドで試行錯誤しながら学んだ、遠投カゴ釣りのコツや必須アイテムについて詳しくお伝えします。初心者の方が最初につまずきやすいポイントをしっかりカバーしつつ、特に大きなチャンスが眠る夕まずめから夜釣りにかけての実践的な立ち回りについても触れていきますね。この記事を読み終える頃には、自信を持って海へ向かえるようになっているはずです。
- 遠投カゴ釣りで飛距離を出すための最適なタックルバランス
- 初心者でもトラブルを防げる仕掛けの作り方とタナ取りの重要性
- 夕まずめから夜釣りで大物を仕留めるための戦略的な立ち回り
- バックラッシュや糸絡みを劇的に減らすキャスティングの基本
遠投カゴ釣りで釣果を伸ばすための装備と基本戦略
遠投カゴ釣りは、単に遠くに投げるだけの釣りではありません。重い仕掛けを安定して飛ばし、狙ったタナで正確にエサを撒くという「システム」を理解することが、釣果への一番の近道になります。まずは、その土台となる装備と基本的な考え方について、私の経験を交えながら掘り下げて解説していきますね。
初心者が準備すべき遠投カゴ釣りの仕掛けと道具

遠投カゴ釣りを始めるにあたって、まず理解しておきたいのが「デリバリーシステム」としての仕組みです。一般的なウキ釣りはエサを潮に乗せて漂わせますが、カゴ釣りは「カゴそのものが撒きエサの供給源」となるため、撒きエサと刺しエサを同調させやすいのが特徴です。
必須となる基本パーツの構成
基本となる道具は、大きく分けて「ウキ」「カゴ(天秤)」「クッションゴム」「ハリス・針」の4点です。初心者のうちは、飛距離よりも「トラブルの少なさ」を優先して選ぶのが正解かなと思います。カゴにはプラスチック製のシャトルタイプや、ベテランに人気のステンレス製などがありますが、まずは着水時にエサが漏れにくい蓋付きのプラスチックカゴから始めるのがおすすめです。これにより、狙った水深(タナ)に到達してから確実にコマセを放出することができます。
クッションゴムの役割を侮るなかれ
ここで私が特に強調したいのが、クッションゴムの重要性です。遠投カゴ釣りでは1kgを超えるマダイや、強烈な走りを見せる青物がターゲットになります。竿の弾力とリールのドラグだけでは、急激な突っ込みに対応できずラインブレイクしてしまうことがよくあるんです。クッションゴムは、まさに「セーフティネット」として機能します。長さは20cm〜30cm、太さは1.5mm〜2mm程度あれば、不意の大物にも対応できる強靭さを確保できるでしょう。
仕掛けの全体像を把握するのは少し大変かもしれませんが、基本を抑えれば決して難しくありません。一つ一つのパーツが持つ意味を理解することで、現場でのトラブル対応力も格段に上がりますよ。より詳しい道具の基礎知識については、釣り初心者へのおすすめガイド!始め方から道具まで完全解説も非常に参考になります。
もし、これから本格的に道具を揃えたいけれど、今の道具をどうしようか迷っているなら、プロに査定してもらうのも賢い選択かもしれません。
飛距離を最大化する遠投カゴ釣り専用の竿の選び方

遠投カゴ釣りにおいて、竿は「投げるためのバネ」であり「魚を寄せるためのレバー」です。一般的な磯竿とは異なり、重いカゴをフルキャストするための強靭なパワーが必要になります。選ぶ際の基準は、「遠投」と銘打たれた3号から5号の磯竿です。
この釣りでは、カゴの中にコマセをパンパンに詰め込むため、仕掛け全体の重さは10号(約37.5g)〜15号(約56g)以上にもなります。この重量物を100m前後の遠投を想定して振り抜くには、竿の反発力が非常に重要になります。
号数選びの目安:4号竿を軸にする
長さは5.3mが標準的ですね。この長さがあることで、遠心力を活かした遠投が可能になります。初心者の男性であれば、扱いやすさとパワーのバランスが良い「4号竿」が、いわゆる黄金スペックと言えるでしょう。3号だと少し柔らかくて投擲時に竿が負けてしまうことがありますし、5号だと重すぎて一日振り続けるのが大変かもしれません。4号竿なら、磯での大型マダイやワラサクラスまで対応できる汎用性があります。
竿の調子と操作性
また、最近では4.5m前後の少し短めの遠投竿も人気です。これは振り抜きスピードを上げやすいため、体力に自信がない方でも安定した飛距離を出しやすいというメリットがあります。自分の体力と、よく行く釣り場の魚種に合わせて選んでみてください。なお、竿のメンテナンスを怠ると、せっかくの飛距離も落ちてしまいますので、釣行後の水洗いは徹底しましょうね。
スピニングか両軸か遠投カゴ釣りのリールの選択肢
リール選びは、この釣りにおける最大の悩みどころかもしれません。大きく分けて「スピニングリール」と「両軸リール(ベイトリール)」の2種類があります。どちらを選ぶかで、その後の釣りスタイルが大きく変わってきます。
スピニングリールは、誰でも簡単に扱えてトラブルが少ないのが最大のメリットです。4000番から6000番クラスの大型モデルで、糸巻き量が多いものを選びましょう。ハイギア仕様であれば、重い仕掛けを素早く回収できるため、手返しが良くなります。一方で、両軸リールは、構造上糸ヨレが少なく、圧倒的な飛距離を追求できる究極の選択です。ドラグを活かしながら力強く寄せることができるため、大型青物とのパワーゲームでは非常に有利です。ただし、バックラッシュのリスクがあるため、習得には練習が必要です。
| 項目 | スピニングリール | 両軸リール |
|---|---|---|
| 難易度 | 低い(初心者向け) | 高い(要練習) |
| 飛距離 | 十分(70-90m) | 伸ばしやすい(100m超も可能) |
| パワー | 標準的 | 非常に強力 |
遠投カゴ釣りのウキとカゴの浮力調整でトラブル防止

遠投カゴ釣りでよくあるトラブルの一つが、ウキが沈みすぎてしまったり、逆にアタリが全く分からなかったりすることです。これは、ウキの浮力とカゴの重さ(+コマセの重さ)のバランスが取れていないことが原因です。この調整を適当にしてしまうと、せっかく魚が食ってもウキに反応が出ず、チャンスを逃してしまいます。
浮力バランスの黄金比
基本的には、「ウキの号数 = カゴの号数 + 2〜3号」を一つの目安にすると安定しやすいです。例えば、12号のカゴを使うなら、15号のウキを合わせるといった具合です。カゴに詰めるコマセは意外と重いので、ぴったり同じ号数にすると、波の影響でウキが沈み気味になり、遠くのポイントで見失いやすくなってしまいます。メーカーによって浮力の基準に若干の差があるため、現場で実際に浮かべてみて、トップがしっかり出ているか確認するのが最も確実です。
羽根付き遠投ウキの有効性
また、ウキの形状も重要です。「羽根付き遠投ウキ」は、飛行中の姿勢を安定させ、風の影響を最小限に抑えてくれます。これにより、狙ったポイントへ正確に仕掛けを届けることができるようになります。常にウキがしっかり海面に立っている状態を作ることで、遠くの小さなアタリも見逃さずに済みますよ。
餌取りを回避する遠投カゴ釣りのタナ取りのコツ
せっかく遠投しても、エサ取りにすぐサシエを盗られては意味がありません。そこで重要になるのが「タナ取り」です。タナとは魚が泳いでいる層のこと。遠投カゴ釣りでは、ウキ止め糸の位置を調整することで、仕掛けを届ける深さを自由に変えられるのが最大の武器です。
ターゲット別のタナ設定
マダイやクロダイは底付近を回遊することが多く、まずは底をしっかり取ることから始めます。一方でアジやサバといった回遊魚は、潮の状況によって中層から表層まで大きくタナが変わります。私はいつも、最初に海底の深さを確認(底取り)してから、底付近を狙う場合はそこから1mほど上げた位置からスタートするようにしています。反応を見ながら50cm単位で細かく調整していくのが、その日の正解に辿り着くコツです。
夕まずめから夜釣りを攻略する遠投カゴ釣りの戦略
遠投カゴ釣りが最もチャンスが高まる時間帯、それが夕まずめから夜にかけてです。昼間は警戒して沖にいる魚も、暗くなるにつれて岸近くや浅場まで回遊してくるようになります。このボーナスタイムをモノにするための、夜釣り特有の戦略について詳しく見ていきましょう。
各地域の釣果情報については、正確な情報は公式サイトや地元の釣具店で最新の状況を確認するようにしてくださいね。
夜釣りの遠投カゴ釣りで釣果を出す電気ウキの活用

夜の海で唯一の目印となるのが電気ウキです。暗闇の中、遥か沖合に浮かぶ光が「スパッ」と消し込む瞬間は、この釣り最大の快感と言っても過言ではありません。夜釣りでは、視認性の高い高輝度LEDを搭載した電気ウキが必須アイテムとなります。
LEDのカラーと視認性
LEDの色については個人差がありますが、個人的には緑色の方が距離感を掴みやすいと感じています。赤色も定番ですが、波に反射して光が散らばりやすいこともあるため、自分の目で見やすい色を探してみてください。また、夜間は距離感が掴みにくいため、予備の電池も必ず用意しておきましょう。暗い中で仕掛けを回収する際、竿先を破損しないよう、ウキが近づいてきたらゆっくり巻くなどの注意も必要です。夜の遠投カゴ釣りは、視覚情報が限られる分、五感を研ぎ澄ませる楽しさがありますね。
マダイや青物を狙う遠投カゴ釣りの太ハリス戦略
夜になると、想像もつかないような大型のマダイや青物がヒットすることがあります。昼間なら見切られてしまうような太いハリスでも、夜間なら魚の警戒心が薄れるため、強気な設定ができるのが夜釣りの大きなメリットです。
安心感のある太さで大物に備える
私は夜狙うときは、ハリスを普段より1ランクから2ランク太くしています。例えば、昼間が4号なら夜は6号に上げるといった感じです。せっかくの大物をラインブレイクで逃しては目も当てられませんからね。ハリスの長さも重要で、1.5ヒロ(約2.2〜2.3m)から、警戒心の強い魚を狙う場合は2.5ヒロ(約3.7〜3.8m)まで長くすることもあります。また、夜は魚がエサを見つけやすいよう、夜光ビーズを針の近くに付けたり、蓄光タイプのパーツを組み合わせる工夫も非常に効果的です。
バックラッシュを防ぐ遠投カゴ釣りの投げ方の基本
特に両軸リールを使う場合に避けて通れないのがバックラッシュの不安です。でも、これには明確な原因と対策があります。大切なのは、腕の力だけで飛ばそうとせず、竿の胴にしっかりと仕掛けの重さを乗せて、大きくゆっくり振り抜くイメージを持つことです。
サミング技術の習得
キャストの瞬間から着水まで、リールの回転を常に親指で軽くコントロールし、ラインの浮きを抑えるのがコツです。着水直前にサミングを強めることで、バックラッシュを大幅に減らすことができます。最初は飛距離を欲張らず、正確に投げる練習から始めてみてください。慣れてくれば、自然と力強いキャストができるようになりますよ。遠投の原理について詳しく解説した、アジングで飛ばない悩み解決!飛距離を伸ばすコツと仕掛け選びの記事も役立つはずです。
釣果に直結する遠投カゴ釣りの自作カゴのメリット
遠投カゴ釣りにハマってくると、多くの人が辿り着くのが「自作カゴ」の世界です。市販品も優秀ですが、自分の狙いたい魚やフィールドに完璧に合わせたカゴを作れるのは大きな強みになります。市販の遠投カゴは700円〜2,000円程度が一般的ですが、自作すればコストを抑えられるだけでなく、自分なりの工夫を詰め込むことができます。
自分だけの「特攻カゴ」を作る
例えば、より遠い潮目を狙える可能性を高めるために、空気抵抗を極限まで削ったスリムな流線型に加工したり、深いタナまでコマセを漏らさず届けるための開閉構造を工夫したり。自分で作ったカゴで飛距離を伸ばし、狙い通りに魚を掛けたときの喜びは格別ですよ。まずは市販のカゴのオモリを付け替えたり、穴の大きさを微調整したりする簡単なカスタマイズから始めてみるのも面白いかもしれません。
釣り場を守るための遠投カゴ釣りのルールとマナー
遠投カゴ釣りは、広いスペースを必要とするダイナミックな釣りです。だからこそ、周囲への配慮が欠かせません。投げる前には必ず後方および左右の安全を確認し、歩行者や他の釣り人に怪我を負わせないよう細心の注意を払う必要があります。
安全装備と環境保護
ライフジャケットの着用は、命を守るための絶対的なルールです(出典:海上保安庁『自己救命策確保3つの基本』)。また、カゴ釣りは大量のコマセを使います。釣行後は必ず、堤防に散ったエサを水で洗い流して帰りましょう。これを怠ると悪臭の原因となり、釣り場の閉鎖を招く恐れがあります。ゴミの持ち帰りはもちろん、先行者への挨拶など、譲り合いの精神でフィールドを共有することが求められます。
装備と準備を極めて大物を狙う遠投カゴ釣りのまとめ
遠投カゴ釣りは、道具立てや準備が少し大変な分、それに見合ったリターンが非常に大きい魅力的な釣法です。沖合の潮筋に仕掛けが馴染み、ウキが海中に消え去る瞬間は、何度経験しても鳥肌が立ちます。今回お伝えした、釣りでの遠投カゴの選び方や夜釣りの戦略、そして何より安全への配慮を意識して、ぜひ次の休日にチャレンジしてみてください。
最初は飛距離が出なくても、トラブルが起きても大丈夫。一つひとつの経験が、あなただけの「釣れるパターン」を形作っていきます。マダイや大型青物といった憧れの魚を、自分の手で引き寄せる感動をぜひ味わってくださいね。安全管理のためにライフジャケットの着用は徹底し、最終的な釣行の判断は天候や現地の状況を見て、自己責任で慎重に行うようにしましょう。それでは、皆さんの釣果が良いものになるよう応援しています!

