ちょい投げのやり方を徹底解説!初心者でも釣れるコツと道具

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「ちょい投げ釣りに挑戦したいけれど、具体的なやり方が分からない」「道具は何を揃えればいいの?」とお悩みではありませんか。ちょい投げは、ルアーロッドやコンパクトロッドなど、比較的軽くて手軽な道具で始められるため、海釣り入門に最適な釣りの一つとして大変人気があります。

この記事では、ちょい投げの基本的なやり方について、釣りが初めての方にも分かりやすく徹底的に解説します。本格的な投げ釣りとの違い(ちょい投げと投げ釣りの違い)といった基礎知識から、初心者でも迷わない「ちょい投げセット」やオモリの選び方といった具体的な道具立てはもちろん、釣果を左右する基本のエサ、そして手が汚れず手軽なルアーを使った釣り方についても詳しく触れていきます。

さらに、ちょい投げで釣れる魚、特に人気のターゲットであるキスや、回遊魚のアジなどを狙う場合の、釣果を大きく左右する「ちょい投げの誘い方」まで、プロの視点で詳しくガイドします。この記事を読めば、ちょい投げの全てが分かり、次の休日には自信を持って釣り場に立てるようになるはずです。

この記事で分かること

  • ちょい投げ釣りの基本的な手順(準備から誘い方)までが分かる
  • 初心者向けの道具(ちょい投げセット)や仕掛け、オモリの選び方が理解できる
  • キスやアジなど、ターゲットとなる魚種と釣り方の具体的なコツが学べる
  • 基本のエサや、手が汚れないルアーを使った具体的な誘い方が分かる
目次

ちょい投げの基本的なやり方と準備

  • ちょい投げと投げ釣りの違いとは?
  • 必要な道具はちょい投げセットでOK
  • ちょい投げで使うオモリの選び方
  • 基本のエサと虫が苦手な場合の対策
  • ルアーでもちょい投げは可能か?

ちょい投げと投げ釣りの違いとは?

ちょい投げ釣りは、その愛称の通り「ちょいと投げる」という手軽さが最大の魅力である釣り方です。一方で「投げ釣り」という言葉には、大きく分けて2つのスタイルが存在します。

一つは、ちょい投げと同じくエサ釣りですが、専用の強くて長い竿(4m前後)と重いオモリ(20号以上)を使用し、100m以上先の大物(カレイやマダイなど)を狙う本格的なスタイルです。もう一つは、その飛距離と正確性を競う「スポーツキャスティング」という競技であり、これは(一社)日本スポーツキャスティング連盟などが主催する大会も開かれる、非常に専門性の高い分野です。(参照:(一社)日本スポーツキャスティング連盟)

これらに対し、ちょい投げはもっと身近な道具(ルアーロッドや万能竿)で、足元から数10mの近~中距離を手軽に探る点が決定的な違いです。飛距離を追求するよりも、堤防や砂浜から手軽にキスやハゼといった身近な魚との駆け引きを楽しむことに重点を置いています。

この「手軽さ」と「使う道具の汎用性」こそが、釣りが初めての方や、家族連れのアウトドアレジャーとして「ちょい投げ」が強く推奨される最大の理由です。

ちょい投げと本格的な投げ釣りの比較

両者の違いを具体的にイメージできるよう、簡単な比較表にまとめます。どちらが良い悪いではなく、目的やスタイルが全く異なることがお分かりいただけると思います。

項目 ちょい投げ 本格的な投げ釣り
主な竿 ルアーロッド、コンパクトロッド、万能竿(1.8m~3m程度) 専用の投げ竿(並継・振出)(3.9m~4.5m程度)
オモリの重さ 5号~15号(約19g~56g) 20号~35号(約75g~130g)
飛距離の目安 足元~50m程度 80m~150m以上
主なターゲット キス、ハゼ、ベラ、カサゴ、メゴチなど カレイ、大型キス、マダイ、チヌ、スズキなど
手軽さ 非常に手軽(初心者・家族向け) 専門の道具と体力、技術が必要

必要な道具はちょい投げセットでOK

ちょい投げ釣りをこれから始めるにあたり、道具選びで迷ってしまう方も多いかもしれません。その場合、釣具店や通販で市販されている「ちょい投げセット」を購入するのが最も簡単で確実な方法です。

これらのセットには、釣りを始めるために最低限必要な以下の道具が一通り揃っており、価格も手頃なものが多くなっています。

  • 竿(ロッド): 長さが1.8m~3m程度の、ちょい投げに適した万能竿やコンパクトロッドが入っています。長すぎず短すぎず、初心者でも扱いやすい長さが選ばれています。
  • リール: 2000番~3000番クラスのスピニングリールが基本です。この番手は重すぎず、ちょい投げに使う糸(ライン)を巻くのに十分なサイズです。多くの場合、ナイロン2号~3号の糸がすでに巻かれているため、すぐに使えます。
  • 仕掛け類: 天秤オモリと、針が2~3本付いた「ちょい投げ仕掛け」が数セット含まれていることが多いです。これだけで、あとはエサを買えば釣りが開始できます。

手持ちのルアーロッドも流用可能です!

もちろん、もしあなたがエギングロッドやシーバスロッドなど、他の釣り用のタックルをすでにお持ちであれば、それをそのままちょい投げに流用することが可能です。

特に8~9フィート(約2.4m~2.7m)クラスで、10g~30g程度のルアーが投げられるエギングロッドやシーバスロッドは、ちょい投げで使うオモリの重さに最適で、感度も良いため非常に快適に釣りを楽しめます。その場合、竿に記載されている「オモリ負荷」や「ルアーウェイト」の範囲内で、後述するオモリや仕掛けを別途用意しましょう。

ちょい投げで使うオモリの選び方

オモリは、エサが付いた仕掛けを遠くに飛ばし、狙ったポイントの海底まで沈めるための重要なパーツです。選ぶ際には「オモリの種類」「オモリの重さ」の2点が非常に重要になります。

オモリの種類

ちょい投げでは、オモリと天秤(てんびん:道糸と仕掛けが絡まないようにするパーツ)が一体化したタイプが主流です。主に以下の2種類が使われます。

  • ジェット天秤: オモリ本体に羽根のような部分が付いており、リールを巻くとその抵抗でオモリが浮き上がりやすい構造になっています。これにより、海底の岩や海藻などの障害物をかわしやすく、根掛かり(ねがかり:仕掛けが引っかかること)を劇的に減らせるのが最大のメリットです。海底がどんな状況かわからない初めての釣り場では、まずこれを選ぶことを強くおすすめします。
  • L型天秤(小型天秤): シンプルなL字型の金属アームが付いた天秤です。ジェット天秤に比べて構造がシンプルなため、海底での感触(砂地なのか、岩場なのか)がダイレクトに手元に伝わりやすく、魚のアタリ(魚の反応)も分かりやすいとされています。根掛かりの少ない砂浜などではこちらが有利な場合もあります。

オモリの重さ(号数)

最も重要なのが「重さ」です。これは、使用する竿の強さに合わせる必要があります。必ず、お使いになる竿の「オモリ負荷(適合ルアーウェイト)」の表記を確認してください。

竿の適合重量は厳守してください!

竿が耐えられる重さ(例:竿に「オモリ負荷15号まで」と記載)を超えた重いオモリを使うと、投げた瞬間の負荷に竿が耐えきれず、「バキッ」という音とともに竿が折れてしまう危険性があります。逆に、軽すぎるオモリを使っても竿の反発力を活かせず、飛距離が出ません。

ちょい投げでは一般的に5号(約19g)~15号(約56g)の範囲がよく使われます。まずは10号(約37g)あたりを基準に、釣り場の潮の流れが速い場合は少し重く、流れが緩い場合や竿が柔らかい場合は軽くする、といった調整をするとよいでしょう。

オモリの「号」と「グラム(g)」換算目安

釣りのオモリは「号」という単位で表記されることが多いため、ルアーウェイト(g)表記の竿を使う場合に戸惑うかもしれません。「1号 ≒ 3.75g」と覚えておくと便利です。

・ 5号 ≒ 18.75g ・ 8号 ≒ 30.00g ・10号 ≒ 37.50g ・12号 ≒ 45.00g ・15号 ≒ 56.25g

基本のエサと虫が苦手な場合の対策

ちょい投げ釣りで最も一般的かつ効果的なエサは、「イシゴカイ(別名:ジャリメ)」「アオイソメ」という、いわゆる虫エサ(多毛類)です。

これらは釣具店で手軽に購入でき、海中で活発にウネウネと動いて匂いを放つため、魚へのアピール力が非常に高いのが特長です。魚の食欲を強く刺激します。

  • イシゴカイ(ジャリメ): 細身で柔らかいため、キスやハゼ、ベラといった口の小さな魚を狙う場合の万能エサです。アタリが出やすい反面、エサ取り(フグなど)にも弱い側面があります。
  • アオイソメ: イシゴカイより太くて大きく、動きもダイナミックです。アピール力が強いため、カレイやスズキ、カサゴなどの根魚(ねざかな)、または夜のアナゴ狙いにも有効です。

虫エサが苦手な方への強力な味方

「釣りをしたいけれど、どうしても生きた虫は触れない…」という方でも、全く問題ありません。釣りは楽しめます。近年は、人工のエサ(疑似餌)が非常に進化しており、生エサに匹敵する釣果を出すことも珍しくなくなりました。

特に、大手エサメーカーのマルキューから発売されている「パワーイソメ」に代表される生分解性のワームは、多くの釣り人から支持されています。公式サイトによれば、本物のイソメから抽出したエキスとアミノ酸を配合し、見た目や匂い、質感だけでなく味までも本物そっくりに再現しています。(参照:マルキュー「パワーイソメ」公式サイト

常温で長期間保存でき、使いたい分だけを取り出して使える手軽さも大きなメリットです。生エサと違って体液で手が汚れることもありません。釣具店や通販で入手できるので、ぜひ試してみてください。

ルアーでもちょい投げは可能か?

はい、もちろん可能です。エサの代わりにルアー(疑似餌)を使ってちょい投げを楽しむスタイルも、近年非常に人気があります。

最大のメリットは、エサ釣りに比べて手が汚れず、エサ付けの都度の手間が一切ないため、非常に手返しが良い(テンポよく何度もキャストできる)点です。魚の群れを広範囲から探すのに適しています。

主なやり方は以下の2つです。

メタルジグを使う

10g~30g程度の金属製のルアー「メタルジグ」をオモリ代わりに使用します。これを投げて、まずは海底まで沈めます(着底させます)。

そこからの誘い方は、「ただ巻き」(リールを一定速度で巻くだけ)か、「リフト&フォール」(竿先を軽くあおってジグを持ち上げ、再び海底に落とす動作を繰り返す)が基本です。

この動きで、カサゴマゴチヒラメ、時にはスズキなどがリアクションバイト(反射的に食いつくこと)してきます。

ジグサビキ

こちらはさらに効率的な仕掛けです。メタルジグの先に、アジやイワシを釣るための「サビキ仕掛け」を取り付けたものです。

この仕掛けのメリットは、メタルジグで底付近の魚(カサゴ、マゴチなど)を誘いつつ、同時に上部にあるサビキ仕掛けで中層を回遊する魚(アジ、サバ、イワシなど)も同時に狙える点にあります。

まさに「一投で二度おいしい」仕掛けで、何が釣れるか分からない楽しさがあります。

釣果を伸ばすちょい投げのやり方

  • ちょい投げで釣れる魚の種類
  • メインターゲットのキスを狙うコツ
  • アジはちょい投げで釣れる?
  • 基本となるちょい投げの誘い方
  • この記事でちょい投げのやり方を習得

ちょい投げで釣れる魚の種類

ちょい投げ釣りの最大の魅力は、前述の通り、釣れる魚の種類が非常に豊富なことです。仕掛けを海底に這わせるため、主に海底が砂地や泥地(砂泥底)に生息している魚がメインターゲットとなります。

季節や場所によって釣れる魚は変わりますが、代表的な魚種としては以下のような魚が挙げられます。

  • キス(シロギス): ちょい投げの主役とも言える人気のターゲット。美しい姿と小気味よいアタリが魅力です。天ぷらにすると絶品で、春から秋(特に初夏)がシーズンです。
  • ハゼ: 河口付近や港内でよく釣れます。特に秋のシーズンには「落ちハゼ」と呼ばれ、サイズも良く数釣りも楽しめます。
  • カレイ: 堤防から釣れると嬉しい高級魚。冬から春にかけて、産卵のために浅場に寄ってくる個体が思わぬ大物として掛かることがあります。
  • メゴチ(ネズミゴチ): キス狙いの外道(本命以外の魚)としておなじみですが、ヌメリとトゲに注意して持ち帰り、天ぷらにするとキスにも劣らない美味しさです。
  • ベラ: 色鮮やかな魚で、エサ取り名人とも呼ばれます。関西地方では高級魚として扱われることもあり、塩焼きなどで美味しく食べられます。

この他にも、堤防の際やテトラポッドの隙間を狙えばカサゴアイナメといった根魚も釣れますし、時にはスズキ(セイゴ)チヌ(クロダイ)マゴチといった大物がヒットすることもあり、油断できません。

【最重要】毒を持つ魚に注意してください

楽しい釣りですが、海には危険な生物もいます。釣り場によっては、ヒレに強力な毒針を持つハオコゼ(背ビレ・胸ビレ)、ゴンズイ(背ビレ・胸ビレ)、アカエイ(尾の付け根)などが釣れることがあります。

これらの魚は刺されると激しく痛み、場合によってはアナフィラキシーショックを引き起こす可能性もあります。知らない魚や、見た目が危険そうな魚が釣れた場合は、絶対に素手で触らないようにしてください。

フィッシュグリップ(魚つかみ)やプライヤー(ペンチ)を使い、慎重に針を外して海に返すようにしましょう。万が一刺された場合は、海上保安庁の「海の危険生物」ページなどに記載されている応急処置(刺された箇所を火傷しない程度の熱いお湯(45℃程度)に浸けるなど)を行い、すぐに医療機関を受診してください。

メインターゲットのキスを狙うコツ

ちょい投げで「釣りの女王」とも呼ばれるキスを専門に狙う場合、いくつかの重要なコツがあります。最も重要なのは、キスは特定の場所にじっとしているのではなく、エサを求めて海底を群れで移動しているという習性を理解することです。

そのため、その群れがいる場所(ポイント)をいかに効率よく見つけ出すかが釣果の分かれ目となります。

昔から「キスは足で釣れ」という格言があるように、同じ場所で粘り続けるのではなく、アタリがなければ積極的に立ち位置や投げる方向(扇状に探るなど)を変え、広範囲を探ることが最大のコツです。

キスの誘い方:基本は「ズル引き」

仕掛けが海底に着いたら(着底したら)、竿先を海面と平行か少し下げたくらいに構え、リールをゆっくりと巻き続けます(ズル引き)。スピードの目安は、だいたい2~3秒でハンドルを1回転させるくらいのスローペースです。オモリが海底の砂地を「コツコツ」と引く感触が伝わってくる速度が理想です。

このズル引きの途中で「コツコツッ」「ブルブルッ」という、キス独特の明確なアタリが手元に伝わります。

アタリがあっても止めない!「連掛け」を狙おう

キスは好奇心が強く、群れで行動しています。最初のアタリ(1匹目)でリールを巻くのを止めないのが、数を伸ばすコツです。

そのまま同じスピードで巻き続けると、仕掛けに付いている2本目、3本目の針にも他のキスが「我先に」と食いつき、「連掛け(一度に複数匹釣ること)」が狙えます。アタリが連続して「ブルブルブルッ!」と竿先を引き込むような大きな手応えになったら、リールを巻く速度を少し上げて取り込みましょう。

エサの付け方:小さく、まっすぐ

エサは前述の通り、細身のイシゴカイ(ジャリメ)が最適です。キスの口は非常に小さいため、エサは針の大きさに合わせ、1匹丸ごとではなく、小さく(2~3cm程度)切って使います。針先からエサのタラシ(垂れ下がっている部分)が長いと、そこだけ食いちぎられて針掛かりしません。

針の軸に沿って、まっすぐになるように刺すのが吸い込みやすくなり針掛かりが良くなるコツです。

アジはちょい投げで釣れる?

結論から言うと、通常のちょい投げ仕掛け(天秤オモリと針が2~3本)でアジを釣るのは少し難しいです。なぜなら、アジはキスやハゼのように常に海底にいる魚ではなく、中層から表層(海面近く)を群れで回遊していることが多いため、仕掛けがアジの泳いでいる層(タナ)と合わないのです。

しかし、「ちょい投げ」のタックル(竿やリール)を使い、仕掛けを工夫することでアジを狙うことは十分に可能です。

その代表的なやり方が「ちょい投げサビキ(投げサビキ)」と呼ばれるものです。

「ちょい投げサビキ」の仕掛け

これは、ウキの代わりにジェット天秤などのオモリを使い、その下にアジ用の「サビキ仕掛け」(複数の針が付いた仕掛け)を接続します。さらに一番下には、コマセ(寄せエサ)を入れるカゴを付けるのが一般的です。

(道糸)-(オモリ)-(サビキ仕掛け)-(コマセカゴ)

この仕掛けを投げて、海底まで沈めるか、狙いたい水深まで沈めたら、竿を大きくあおってカゴからコマセを撒き、ゆっくりとリールを巻いてきます。これにより、海底から中層まで、アジが泳いでいるタナ(水深)を広範囲に探ることができます。

また、前述した「ジグサビキ」(メタルジグ+サビキ仕掛け)も、手軽にアジを狙うには非常に有効なやり方です。アジは特に朝方や夕方(いわゆる朝マズメ・夕マズメ)に活発にエサを追うため、この時間帯に釣行できると釣果が期待できるでしょう。

基本となるちょい投げの誘い方

ちょい投げ釣りで釣果を伸ばすには、ただ仕掛けを投げて待っているだけ(置き竿)よりも、積極的に仕掛けを動かして「誘い」をかけることが非常に重要です。動くエサに反応する魚は多いのです。

基本となる誘い方は、ターゲットや海底の状況によって使い分ける「ズル引き(ただ巻き)」「ストップ&ゴー」の2種類です。

ズル引き(ただ巻き)

これは「メインターゲットのキスを狙うコツ」でも解説した、最も基本的かつ効率的な誘い方です。仕掛けが着底したら、リールのハンドルをゆっくり(2~3秒に1回転程度)と巻き続けます。

メリット: 常に仕掛けが動いているため、広範囲を効率よく探ることができます。キスやメゴチなど、動くエサに好反応を示す魚に有効です。 デメリット: 海底に岩や海藻が多い場所では根掛かりしやすくなります。

オモリが海底の砂地を「コツコツ」と叩く感触や、海藻帯を抜ける「ヌメッ」とした感触が手元に伝わってくるため、海底の状況をイメージしながら巻くのが上達のコツです。

ストップ&ゴー

こちらは「動」と「静」を組み合わせた誘い方です。リールを数回転(2~3回)巻いて仕掛けを動かしたら、仕掛けの動きをピタッと5~10秒ほど止めます。そして、アタリがなければ再び数回転巻いて、また止める。この「動かす」と「止める」の動作を繰り返します。

カレイハゼベラカサゴなどの根魚は、動いているエサを高速で追いかけるよりも、目の前で止まったエサに興味を示し、安全を確認してからゆっくりと食いつく習性があります。

ズル引きでアタリがない時や、根魚なども含めて五目釣り(多魚種狙い)をしたい場合に非常に有効な誘い方です。

アタリはあるのに針に掛からない(乗らない)時、ありませんか?

それは魚がエサの端をつついているだけで、ハリを吸い込んでいない状態かもしれません。そんな時は、この「ストップ(止める)」の時間を10秒、15秒と少し長めに取ってみてください

魚が安心してエサを食い込むための「間(ま)」を作ってあげるイメージです。焦らず待つことで、ガツンと針掛かりすることがよくありますよ。ぜひ試してみてくださいね。

この記事でちょい投げのやり方を習得

ちょい投げ釣りの基本的なやり方から、必要な道具、釣れる魚、そして釣果を伸ばすための具体的な誘い方のコツまで、詳しく解説しました。最後に、この記事の重要なポイントをリストでまとめます。

  • ちょい投げはルアーロッドなどの軽い道具で手軽に楽しめる釣り方
  • 本格的な投げ釣りとはオモリの重さや飛距離、専門性が大きく異なる
  • 初心者は竿・リール・仕掛けが揃った「ちょい投げセット」がおすすめ
  • オモリは竿の「オモリ負荷」に適合する重さ(5号~15号)を選ぶ
  • ジェット天秤はオモリが浮き上がりやすく根掛かりしにくい
  • 基本のエサはイシゴカイ(ジャリメ)かアオイソメの虫エサ
  • 虫エサが苦手な人は「パワーイソメ」などの高性能な人工エサを使う
  • ルアー(メタルジグ)やジグサビキでもちょい投げは可能
  • 釣れる魚はキス、ハゼ、カレイ、ベラ、メゴチなど多種多様
  • ハオコゼやゴンズイなどの毒魚には絶対に素手で触らない
  • キス狙いのコツは「ズル引き」で「群れを探す」こと
  • キスのアタリがあっても巻き続けて「連掛け」を狙う
  • アジを狙う場合は天秤仕掛けではなく「ちょい投げサビキ」が有効
  • 基本の誘い方は「ズル引き」と「ストップ&ゴー」の2種類
  • ストップ&ゴーはカレイやハゼ、根魚に有効な「食わせの間」を作る誘い方

ちょい投げは、手軽さの中にも戦略的な奥深さがあり、さまざまな魚との出会いが待っている魅力的な釣りです。この記事で紹介したやり方を参考に、ぜひ安全に(ライフジャケットの着用や天候の確認を忘れずに)楽しく、ちょい投げ釣りにチャレンジしてみてください。

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