アジのサビキ釣りは、手軽さからファミリーフィッシングの代表格として人気ですが、「いざ行ってみたら全然釣れなかった…」という経験はありませんか?アジ釣りで安定した釣果を出すためには、「時期」「場所」「時間」そして「仕掛け」という4つの要素を正しく理解することが不可欠です。この記事では、関西や関東といった地域ごとのアジのサビキ釣りの時期の違いから、尺アジを狙うための具体的な戦略、そしてシーズンオフとされる冬でも釣果を出すための秘訣まで、徹底的に深掘りして解説します。さらに、釣果を劇的に左右するベストな時間帯の選び方、アジが集まる場所を見抜く方法、刻一刻と変わるタナ(深さ)の見つけ方、そして状況に応じた最強の仕掛け選びまで、堤防釣りを中心にプロの視点で網羅的にご紹介します。この記事を最後まで読めば、あなたのサビキ釣りに対する理解が深まり、次の釣行がもっと楽しく、もっと釣れるものになるはずです。
この記事でわかること
- アジが最も釣れる季節と時間帯
- 関西と関東のシーズン傾向の違い
- 釣果を伸ばすための場所選びとタナのコツ
- 釣れるアジのサイズに合わせた仕掛けの選び方
アジのサビキ釣りで最適な時期の選び方
- アジのサビキで一番釣れる時期はいつ?
- 時期の違いは?関西と関東の傾向
- シーズンオフの冬でも釣れる?
- 時期によって尺アジは狙えるのか
- ベストな時間帯は朝と夕方
アジのサビキで一番釣れる時期はいつ?

結論から言うと、アジのサビキ釣りに最も適した時期は春から秋にかけてです。具体的には、地域による差はありますが、概ね5月から11月頃までがハイシーズンと認識しておくと良いでしょう。この長いハイシーズンの中でも、目的によって特におすすめしたい時期が2つあります。
一つ目は、夏(7月〜8月)です。この時期は「豆アジ」や「小アジ」と呼ばれる10cm前後の小さなアジが釣果の中心になります。サイズこそ小さいものの、群れの規模が非常に大きく、初心者や家族連れでも簡単に数釣りが楽しめます。テクニックもほとんど必要なく、防波堤の足元に仕掛けを落とすだけで面白いように釣れることが多いため、サビキ釣りの楽しさを実感するには最高の季節と言えます。
二つ目は、秋(9月〜11月)です。夏に生まれたアジが順調に成長し、15cm〜20cmほどの中アジサイズがメインのターゲットになります。このサイズになると引きも強くなり、釣りの醍醐味を味わえます。さらに、秋のアジは越冬のために脂を蓄え始めるため、食味も抜群です。数もサイズも期待できる、まさにサビキ釣りのベストシーズンと言えるでしょう。
時期ごとの狙い方まとめ
春(4月~6月):産卵を控えた大型アジが狙えるが、日によって釣果のムラが大きい。上級者向け。
夏(7月~8月):豆アジ・小アジの数釣りがメイン。初心者やファミリーに最適。
秋(9月~11月):中アジ中心で数・型ともに狙えるベストシーズン。食べて美味しいアジが釣れる。
もちろん、春にも産卵を意識した大型のアジが接岸することがありますが、産卵期は食いが落ちることも多く、釣果にムラが出やすい時期です。まずは、魚の活性が高く数釣りが楽しめる夏か、良型が期待できる秋に釣行を計画するのが、サビキ釣り成功への一番の近道です。
時期の違いは?関西と関東の傾向
アジの釣れる時期は、彼らの活動に最も影響を与える海水温に大きく左右されます。そのため、比較的温暖な日本の南西部に位置する関西と関東では、シーズンの到来に少し違いが見られます。一般的に、暖流である黒潮の影響を受けやすい関西の方が、関東よりも1ヶ月ほど早くシーズンが始まる傾向があります。(出典:気象庁「黒潮域の深さの速報」)
関西地方では、早い場所では3月頃からポツポツと豆アジの回遊が見られ始め、4月から5月にかけて本格的なシーズンインとなります。一方、関東地方では海水温の上昇がやや遅いため、4月下旬から5月頃にようやくシーズンが始まり、本格化するのは6月に入ってからというケースが多いです。これはアジの産卵時期が、九州など西の海域から始まり徐々に北上していくこととも関連しています。
もちろん、これはあくまで一般的な傾向であり、その年の気候変動や黒潮の蛇行といった海洋状況によって時期は大きく前後します。釣行前には、必ず訪れる予定の地域の釣具店や、信頼できる釣果情報サイトで最新の釣果情報を確認することが、釣果を出す上で最も重要なアクションとなります。
「アジは非常に回遊性が高い魚です。昨日まで堤防全体で釣れていたのに、今日は全くいない…なんてことも日常茶飯事です。だからこそ、リアルタイムの情報収集が他の釣り人との釣果の差を分けるんですよ!」
地域 | シーズンイン | ハイシーズン | シーズンオフ |
---|---|---|---|
関西 | 3月~4月頃 | 5月~11月頃 | 12月~2月頃 |
関東 | 4月~5月頃 | 6月~11月頃 | 12月~3月頃 |
このように、お住まいの地域によって最適な時期が少し異なります。この差を理解した上で釣りの計画を立てると、より良い釣果に恵まれる可能性が高まります。遠征を計画する際にも、この地域差を頭に入れておくと良いでしょう。
シーズンオフの冬でも釣れる?
「冬はサビキ釣りのオフシーズン」とよく言われますが、これは半分正解で半分間違いです。正確に言うと、「誰でも簡単に釣れるシーズンは終わり、特定の条件と場所を狙えば良型が釣れる時期」となります。そのため、初心者にとっては非常に難易度が高くなるというのが正直なところです。
その最大の理由は、水温の低下にあります。アジは16℃〜20℃程度の水温を好むとされていますが、冬になり水温がそれを下回ると、水温がより安定している沖の深場へと移動してしまいます。そのため、夏や秋のように堤防のすぐ近くに大きな群れが回遊してくることは稀になります。
しかし、冬でも堤防からアジを釣るための方法は確かに存在します。諦めるのはまだ早いです。
冬のアジを釣るためのポイント
深場を狙う:
冬のアジは深場にいる、というのが鉄則です。したがって、釣り場も水深のある大型漁港や海釣り公園を選ぶ必要があります。沖の深場にいるアジが、潮の動きやエサを求めて、深場に隣接した堤防に一時的に接岸するタイミングを狙います。
居着きのアジを探す:
全ての個体が沖へ移動するわけではなく、一部は堤防の基礎周りや温排水が出ている場所などに留まる「居着き」のアジがいます。このような個体は回遊する体力を温存しているため、脂がのって非常に美味しく、サイズが大きいことが多いです。
地元の情報を活用する:
冬に釣果が上がっている場所は非常に限られます。「あそこの港のあの場所で、夕方の一時間だけ釣れる」といったピンポイントな情報が重要になります。地元の釣具店は、そうした貴重な情報の宝庫です。
冬の釣りの注意点
冬の釣りは、何よりもまず安全と健康が第一です。防寒対策は必須で、特に「首」「手首」「足首」の三首を冷やさないようにすることが重要です。また、日が暮れるのが早く、天候も急変しやすいため、ヘッドライトなどの照明器具や予備の着替えも忘れずに携帯してください。
もし冬に挑戦する場合は、「釣れたらラッキー」というくらいの気持ちで、じっくりと粘ることが大切です。厳しい条件下で釣り上げた一匹の価値は、夏の数釣りとはまた違った格別なものがあります。
時期によって尺アジは狙えるのか
サビキ釣り師なら誰もが一度は夢見る30cmを超える「尺アジ」。このサイズになると、豆アジとは比較にならないほどの強烈な引きで竿を絞り込み、釣り人を興奮させてくれます。食味も最高で、刺身にすれば格別の味わいです。この尺アジは、実は特定の時期と場所を狙うことで、サビキ釣りでも十分に出会える可能性があります。
尺アジが最も期待できる時期は、大きく分けて年に2回あると言われています。一つは初夏(6月〜7月)、そしてもう一つは晩秋から冬(11月〜1月)です。
初夏は、産卵のためにたっぷりと栄養を蓄えた大型のアジが、体力をつけるために積極的にエサを追って接岸するタイミングです。地域によっては「鬼アジ」と呼ばれる40cm級に成長することもあり、まさに一発大物を狙う絶好のチャンスです。
また、晩秋から冬にかけては、水温低下に伴い沖の深場へ移動する前の荒食いのタイミングや、群れから離れて単独行動する体力のある大型個体が、深場に隣接する堤防周りに残ることがあります。数は出ませんが、釣れれば尺超えという可能性が高い、玄人好みのシーズンです。
ただし、尺アジをサビキで釣るには、普段の豆アジ狙いとは全く異なるアプローチが必要になります。
尺アジを狙うための工夫
- 針のサイズを大きくする: 普段使う4〜5号のサビキでは、尺アジの硬い口には刺さりにくいです。最低でも7〜9号、時には10号といった大きめのサビキ針を用意しましょう。
- ハリスを太くする: 尺アジの瞬発的な引きに耐えられるよう、ハリス(針を結んでいる糸)が1.5号以上の丈夫な仕掛けを選ぶことが必須です。細いハリスでは一瞬で切られてしまいます。
- タナは底付近: 大型のアジは警戒心が強く、海底近くを回遊していることが多いです。仕掛けを正確に底まで沈め、底から少しだけ切った(浮かせた)状態をキープするのが基本戦術です。
- 遠投を試す: 警戒心の強い大型個体は、人の気配がする堤防の足元には寄り付きにくいです。ウキを付けた「投げサビキ」で、誰も狙っていない沖の深場を狙うと、大型に出会える確率が格段に上がります。
いつものサビキ釣りの道具に加えて、尺アジ用の「一発大物仕掛け」もタックルボックスに忍ばせておくと、思わぬ大物との出会いが待っているかもしれません。
ベストな時間帯は朝と夕方

アジが釣れやすい時期を把握したら、次はその日の中で「いつ竿を出すか」が釣果を大きく左右する重要な要素になります。魚が最も活発にエサを食べるゴールデンタイムを「時合(じあい)」と呼びますが、アジのサビキ釣りにおける最大の時合は、疑いようもなく朝マズメと夕マズメです。
朝マズメ・夕マズメとは?
朝マズメ:日の出前後の、空が徐々に白み始める時間帯。具体的には日の出の1時間前から1時間後くらいまで。
夕マズメ:日の入り前後の、空が茜色に染まり始める時間帯。具体的には日の入りの2時間前から日没後30分くらいまで。
この薄暗い時間帯になると、海中のプランクトンが活発に動き出し、それを捕食するアジの活性が一気に最高潮に達します。今まで全く反応がなかった海が、突然アジの群れの回遊で騒がしくなり、入れ食い状態になることも珍しくありません。この時合を逃さないことが、大量釣果への絶対条件です。
特に夏場は、日中の猛烈な暑さを避けられるため、涼しいマズメ時に釣行を集中させるのが体力的にも理にかなっています。もし一日中釣りをする時間がない場合でも、このマズメ時の前後2時間に絞って釣りをするだけで、日中ずっと釣りをするよりも良い釣果に恵まれることがよくあります。
潮の動きも時合を左右する!
マズメ時に加えて、潮が動いている時間もアジの活性を高める重要な要素です。特に、満潮や干潮の時刻から潮が動き始める前後2時間ほど(「上げ三分・下げ七分」とも呼ばれる)は、潮の流れが最も速くなるため、アジの回遊が活発になります。釣行前には、気象庁の潮位表などで「満潮・干潮の時間」と「日の出・日の入りの時間」の両方を確認し、これらが重なる時間帯を狙うのが最も効果的な戦略です。(参照:気象庁「潮位表」)
釣具店で「昨日は爆釣だったよ!」と聞いたとしても、それはきっとマズメ時の話です。その情報を鵜呑みにして真昼の時間帯に同じ場所へ行っても、全く釣れないということは日常茶飯事です。釣果を確実なものにするためには、少しだけ早起きして朝マズメを狙うのが一番のおすすめです。
時期と合わせて知りたいアジのサビキ釣りのコツ
- 初心者も安心な堤防での釣り
- アジがよく釣れる場所の条件
- 釣果を左右するタナ(深さ)の探り方
- アジ釣りで最強の仕掛けとは
初心者も安心な堤防での釣り

サビキ釣りの主なフィールドとなるのが「堤防(防波堤)」です。磯やサーフ(砂浜)と比べて足場が平らで整備されており、安全性が非常に高いのが特徴です。車を近くに停められる場所も多く、釣りが初めての方や小さなお子様連れのファミリーフィッシングに最適な場所と言えます。
全国各地の漁港には大小さまざまな堤防があり、その多くが釣り人に開放されています。特に、近年増えている有料の「海釣り公園」や「海釣り施設」は、安全柵が設置されているだけでなく、トイレや売店、レンタル釣具などの設備が充実しているため、手ぶらで行っても楽しむことができます。どこへ行けば良いか分からない場合は、まずはお近くの海釣り公園を探してみるのが良いでしょう。
堤防釣りのメリット
- 足場が良く、転倒などのリスクが少ないため安全性が高い
- トイレや駐車場、売店などが整備されている場所が多い
- アジをはじめ、サバ、イワシなど多種多様な魚が釣れる
- 特別な装備がなくても気軽に始められ、初期投資が少ない
ただし、堤防は漁業関係者の方々にとっては大切な仕事場です。漁船の航行や網の準備などの邪魔にならないように最大限配慮し、ゴミは必ず持ち帰る、コマセで汚した場所は海水で洗い流すなど、基本的なマナーを守って釣りを楽しむことが、釣り場を未来に残すために非常に重要です。また、安全のため、立ち入り禁止の看板がある場所や、危険なテトラポッドの上などには絶対に入らないようにしましょう。

アジがよく釣れる場所の条件
広大な堤防の中で、「なぜかあそこの人だけ釣れ続いている」という光景を見たことはありませんか?それは運だけではありません。アジには集まりやすい「一級ポイント」が確かに存在します。闇雲に竿を出すのではなく、以下の条件に当てはまる場所を意識して探すことで、釣果は格段に向上します。
潮通しの良い場所
アジは常に潮の流れに乗ってエサを探し回っている回遊魚です。そのため、潮の流れが良い「潮通しの良い場所」は、アジの群れが通る確率が高い、いわば「アジの幹線道路」のような場所です。具体的には、堤防の先端部分や、堤防が外海に面している側がこれにあたります。潮の流れが速い分、少し釣りにくさはありますが、回遊待ちには最適なポイントです。
地形や流れに変化がある場所
潮の流れが何かにぶつかることで、流れが緩やかになったり、渦を巻いたりする場所には、アジのエサとなるプランクトンが溜まりやすくなります。アジもそれを知っているため、そうした場所で足を止めて食事をします。具体的には、堤防がカーブしている内側や、堤防の角(カド)、常夜灯の明かりが作る光と影の境界線などが狙い目になります。目には見えませんが、水中で流れに変化が起きている場所を想像することがポイントです。
「もしどこで竿を出せば良いか全く見当がつかないなら、堤防に黒く残る墨跡を探すのも一つの手です。これはアオリイカを釣った跡ですが、アオリイカのエサとなる小魚が集まる場所、つまりアジも集まりやすい場所である可能性が高いんです。先人の知恵を拝借しましょう。」
また、最も確実なのは、地元の釣具店で情報を聞くことです。「今、アジが釣れているのはどの堤防のどのあたりですか?」と尋ねれば、きっと親切に教えてくれるはずです。
釣果を左右するタナ(深さ)の探り方
アジの群れが目の前にいるのに、自分の仕掛けだけ全く反応がない…その原因の9割は「タナ」が合っていないことです。魚がいる層(深さ)のことを「タナ」と呼び、正確なタナにサビキ仕掛けを合わせることが、サビキ釣りで最も重要かつ釣果に直結するテクニックと言っても過言ではありません。
アジのタナは、季節、時間帯、天候、潮の状況によって常に変化します。例えば、朝マズメはエサを追って表層近くまで浮いていることが多いですが、日が高くなり太陽光が強くなると、警戒して深い場所に移動する、といった具合です。この変化に対応できないと、時合を逃してしまうことになります。
では、どうやってその日の正解のタナを見つければ良いのでしょうか。最も確実で基本的な方法は「底から探る」です。
タナの探し方(基本ステップ)
- 底を取る: まず、コマセカゴにコマセを詰めずに、仕掛けをゆっくりと海底まで沈めます。オモリが底に着くと、リールから出ていく糸がフッと止まります。これを「底を取る」と言います。これで、その場所の水深を正確に把握できます。
- 底のタナから開始: 底が取れたら、リールのハンドルを1〜2回巻いて、仕掛けを少しだけ海底から浮かせます(根掛かり防止のため)。これが「底のタナ」です。まずはこの状態でコマセを撒き、アタリを待ちます。
- 徐々に上げていく: 数分待っても反応がなければ、さらにリールを2〜3回巻いて、1mほど上のタナを探ります。
- アタリダナを見つける: これを繰り返し、アタリがあった深さがその日の「アタリダナ」です。一度アタリがあったら、ウキ止めゴムなどで目印をつけ、集中的にその深さを狙いましょう。
周りで釣れている人がいれば、その人のウキ下(ウキから一番下の針までの長さ)を観察するのが非常に有効です。釣れている人の真似をすることが、上達への一番の近道。恥ずかしがらずに「どのくらいの深さで釣っていますか?」と聞いてみるのも良いでしょう。
アジ釣りで最強の仕掛けとは

釣具店に行くと、壁一面に並んだ多種多様なサビキ仕掛けに圧倒されてしまいますよね。「最強の仕掛け」という言葉に惹かれますが、どんな状況でも釣れる万能な仕掛けは存在しません。本当の意味での「最強の仕掛け」とは、「その時にその場所で釣れているアジのサイズと活性にぴったり合った仕掛け」のことです。
サビキ仕掛けを選ぶ上で最も重要な要素は「針の号数(サイズ)」です。アジの口の大きさに合わない針を使っていると、せっかくアジがエサにアタックしてきても、針が大きすぎて口に入らなかったり、小さすぎてすぐに外れてしまったりと、「アタリはあるのに釣れない」という最も悔しい状況に陥ります。
釣れているアジの大きさに合わせて、適切な針の号数を選ぶことが、爆釣への絶対条件となります。
アジのサイズ | 通称 | 推奨される針の号数 | 特徴と注意点 |
---|---|---|---|
~10cm | 豆アジ | 2~4号 | 夏の数釣りシーズン。針が小さい分、ハリスも細いので優しく取り込む必要がある。 |
10cm~15cm | 小アジ | 4~6号 | 最も一般的なサイズ。迷ったらこの号数を基準に揃えると良い。 |
15cm~25cm | 中アジ | 6~8号 | 秋の良型シーズン。引きが強いので、ハリスが1号以上のものを選ぶと安心。 |
25cm~ | 大アジ・尺アジ | 8~10号 | 一発大物狙い。針だけでなく、ハリスの太さ(1.5号以上)も重要になる。 |
特に夏場の豆アジシーズンに、釣具店で売られている入門セット竿に最初から付いている6号や7号の仕掛けを使うと、ほとんど針に掛かりません。釣行前には必ず釣具店で「今釣れているアジのサイズ」を確認し、それに合った号数の仕掛けを最低でも2〜3種類用意しておくようにしましょう。
また、サビキ針には、本物の魚の皮を使ったものや、キラキラ光るビニール(スキン)素材のものなど、様々な種類があります。色も定番のピンクや白、アミエビを模したケイムラカラーなどがありますが、これも日によってアタリカラーが異なります。最初は定番のピンクスキンを基本に、いくつか違うタイプを用意しておくと、釣れない時の打開策になります。


最適なアジのサビキ時期を見極めよう
- アジのサビキ釣りのベストシーズンは春から秋(5月~11月頃)
- 特に夏は数釣り、秋はサイズ狙いに適している
- 関西は関東より約1ヶ月早くシーズンが始まる傾向がある
- 冬のサビキ釣りは可能だが難易度が高く、深場が狙い目
- 尺アジを狙うなら初夏か晩秋~冬がチャンス
- 釣果を出すためのベストな時間帯は朝マズメと夕マズメ
- 潮が動く満潮・干潮の前後も重要な時合となる
- 初心者は足場が安全な堤防や海釣り公園がおすすめ
- ポイント選びは「潮通し」と「地形変化」がキーワード
- 釣果を出す最重要テクニックは魚のいる深さ「タナ」を探ること
- タナ探しの基本は「底から」順番に探っていくこと
- 最強の仕掛けとは「釣れているアジのサイズに合った針」を選ぶこと
- 豆アジには小さい針、大アジには大きい針が必須
- 釣行前には必ず現地の最新釣果情報を確認する
- マナーを守り、安全に釣りを楽しむことが最も大切