zealのルアーの復活の真相!柏木重孝氏の現在と取扱店まとめ

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1990年代のバス釣りブームを牽引し、トップウォーターシーンに金字塔を打ち立てた伝説のブランド「ZEAL」。その愛くるしいデザインと確かな実力で、多くのアングラーの心を掴みました。2008年の突然の活動休止から十数年が経ちましたが、近年SNSや口コミで「zealのルアーの復活」という言葉を頻繁に目にするようになりました。しかし、これはブランドの正式な復活を意味するものではありません。では、この噂の真相とは一体何なのでしょうか。この記事では、ZEALの創業者でありカリスマ的存在であった柏木重孝氏の現在の活動に焦点を当て、その魂を受け継ぐ新しいルアーの一覧、そして今なお高い人気を誇りプレミア価格で取引される中古ルアーの現状、さらにはそれらを入手できる取扱店に至るまで、長年のファンが本当に知りたい情報を徹底的に、そして深く掘り下げて解説していきます。

この記事で分かること

  • ZEALブランド復活の真相と現在の状況
  • 創業者・柏木重孝氏が手掛ける後継ブランド
  • 人気ルアーの一覧と中古市場でのプレミア価格
  • 復活ルアーや中古品を購入できる取扱店
目次

zealのルアーの復活は本当?その真相

  • ZEAL倒産と復活の噂の経緯
  • 創業者、柏木重孝氏の現在の活動
  • 新ブランド「バモノス」「HEAT」とは
  • 魂を受け継ぐルアー一覧を紹介

ZEAL倒産と復活の噂の経緯

まず、最も重要な結論からお伝えします。ハンドメイドルアーブランドとしての「ZEAL(ズイール)」自体は、現時点で復活していません。かつて「トップの鬼」の異名で多くのアングラーから尊敬を集めた柏木重孝氏が率いたZEALは、バス釣りブームの終焉と共に経営が厳しくなり、2008年3月に多くのファンに惜しまれながら倒産しました。このニュースは、当時の釣り業界に大きな衝撃を与えました。

その後、事業を継承する形で株式会社ZIPANGが立ち上がり、柏木氏本人もアドバイザーとして参加したことで、一時はブランド存続の道筋が見えたかに思われました。しかし、残念ながらこの試みも長くは続かず、2010年にはZIPANGも倒産。これにより、ZEALブランドの系譜は一度完全に途絶えることになったのです。

では、なぜ今になって「復活」という言葉がこれほどまでに囁かれているのでしょうか。その理由はただ一つ、創業者である柏木重孝氏自身が、沈黙を破り新たなブランドを立ち上げてルアー開発を再開したことにあります。ZEALの独特な世界観と魂を受け継いだルアーたちが、形を変えて再び世に送り出されたことで、多くのオールドファンがこれを「事実上の復活」と歓迎し、噂が広がっていったのです。つまり、会社組織としてのZEALが蘇ったのではなく、その創業者によってスピリットが新しい器に注ぎ込まれ、現代に継承されているというのが、この噂の正確な背景です。

ポイントのまとめ

ZEALという会社自体は2008年に倒産しており、正式な復活はしていません。しかし、創業者である柏木氏が立ち上げた新ブランドによって、ZEALの遺伝子を色濃く受け継いだルアーが再び生み出されており、これが多くのファンにとっての「復活」と認識されています。

創業者、柏木重孝氏の現在の活動

ZEALという大きな看板を失った後、柏木重孝氏はバスフィッシングの喧騒から少し距離を置きました。彼が次なる情熱を注いだのは、日本の伝統的な毛ばり釣りである「テンカラ」の世界でした。自身の経験と哲学を基にオリジナルのテンカラ竿や関連グッズを製作・販売し、「柏木流テンカラ」として新たなスタイルを確立しようと試みていたのです。この動きを見て、多くのファンは「もうバスルアーを作ることはないのかもしれない」と感じていました。

しかし、トップウォータールアーに捧げた情熱の炎は、決して消えてはいませんでした。数年間の充電期間を経て、柏木氏は再びバスルアーの世界へと帰還します。現在、彼は「VAMONOS(バモノス)」そして「HEAT(ヒート)」という2つの個性的なブランドを主宰し、ルアーデザイナーとして、そして一人の釣り人として精力的に活動しています。VAMONOSの公式Facebookページなどでは、新作ルアーの情報発信はもちろん、自身の釣行の様子やファンとの交流が活発に行われており、その距離の近さも魅力の一つです。フィッシングショーへの出展や琵琶湖でのイベント開催などを通じて、ファンと直接対話し、その声を製品開発に活かす姿勢は、ZEAL時代から何も変わっていません。

一度は完全に別の道を歩むかと思われましたが、やはり柏木さんにとってトップウォーターの世界は特別な場所だったのですね。ファンとしては、この復活劇は本当に嬉しい限りです。

新ブランド「バモノス」「HEAT」とは

柏木氏が現在展開する「バモノス」と「HEAT」は、単なるZEALの焼き直しではありません。それぞれが明確なコンセプトを持ち、ZEALの遺伝子を受け継ぎながらも、現代のフィールドを見据えた独自のアプローチでルアーを創造しています。

VAMONOS(バモノス)

「バモノス」は、ZEALの真骨頂であったウッド素材の温かみとハンドメイドの風合いを色濃く受け継ぐブランドです。代表作には「ワニタカ」(5/8ozクラス)や「ウサコ」(5/8ozクラス)、そしてその名を一躍有名にした「ねずみーマウス」など、一目見たら忘れられないユニークで愛らしいルアーが並びます。木の浮力と水絡み、そして使い込むほどにアングラーの歴史が刻まれていく「味」にこだわる柏木氏の哲学が凝縮されており、価格は6,000円以上と高価ですが、それに見合う所有感と実釣性能を兼ね備えた、まさに大人のためのトップウォータールアーと言えるでしょう。

HEAT(ヒート)

一方の「HEAT」は、より多くの、そして若い世代のアングラーにもトップウォーターゲームの楽しさを届けたいという想いから生まれたブランドです。素材にはABSプラスチックを採用することで生産性を高め、価格を抑えることに成功しています。しかし、その魂は紛れもなくZEALのものです。最大の特徴は、ZEAL時代の伝説的なシリーズ「チマチマ」の精神を正統に継承する、5g前後の超軽量なライトプラグが中心であること。「ピョッコ・スィー」や「アングリ・アンガ」など、かつての名作を現代の技術で再解釈したルアーがラインナップされており、オールドファンはもちろん、ベイトフィネススタイルを楽しむ現代のアングラーからも高い注目を集めています。

なぜバス釣り人口は減ったのか?

ZEALが全盛期だった1990年代後半、日本のバス釣り人口はピークを迎えました。しかし、外来魚問題や釣り禁止エリアの増加などを背景に、釣り人口は減少傾向にあります。公益財団法人日本生産性本部が発行する「レジャー白書2023」によると、釣り全体の参加人口は近年回復傾向にあるものの、ブーム期ほどの盛り上がりは見せていません。HEATのような比較的手に取りやすい価格帯のブランドは、新たな釣りファンを開拓する上でも重要な役割を担っていると言えます。

魂を受け継ぐルアー一覧を紹介

ZEALのルアーは、その多くが後継ブランド「HEAT」で新たな息吹を吹き込まれています。ここでは、特に人気の高かった代表的な名作と、そのDNAを受け継ぐ現行モデルを、より詳しく比較しながら紹介します。当時の思い出と共に、その進化を感じてみてください。

ZEAL時代の代表作 HEATでの後継モデル ルアータイプ 特徴・得意なシチュエーション
テラー35 (5/8oz) ピョッコ・スィー ペンシルベイト キレのあるスケーティングアクションが真骨頂。ベイトフィネスタックルとの相性が抜群で、小規模な野池やオーバーハング下でのピンスポット攻略で威力を発揮します。
アンカニーチャップ (5/8oz) アングリ・アンガ ダーター 「カポッ」という独特の甘いポップ音と、水中にダイブしてヒラを打つアクションが特徴。ポーズを長めにとり、静寂の中からバスを誘い出す釣り方で実績が高いです。
ゲーリーウィッチ (5/8oz) ウィッキー・ウィッキー ノイジー/クランク ただ巻きだけでボディをくねらせながら泳ぐ、初心者にも非常に扱いやすいルアー。朝夕のマズメ時や、水面がさざ波立っているような状況で特に有効です。
プランク (5/8oz) クルクル・スッチョ スイッシャー ボディ前後に取り付けられたプロペラが、移動距離の少ない一点シェイクで心地よい回転音と飛沫を発生させます。アシ際や杭周りなど、縦のストラクチャー攻めに最適です。
アライくん デカアライ君ポッパー等 ジョイント/ノイジー ZEALの象徴的存在。ただ巻きで尻尾をカチカチと振りながら泳ぐ姿は反則的な可愛さ。派生モデルも多く、HEATからもポッパータイプなどが登場しています。

このように、HEATのルアーは見た目やネーミングセンスからも、ZEALへの深いリスペクトと遊び心が感じられます。また、前述の通り2025年9月末にはアライくんシリーズの新作として「デカアライ君ポッパー」の発売が予定されるなど、その創作意欲は留まることを知りません。

zealのルアーの復活後の入手方法と価値

  • 希少モデルのプレミア価格について
  • ルアーが購入できる取扱店はどこ?
  • 現代のフィールドで通用する性能か
  • 今後の展開と新たなルアーの可能性

希少モデルのプレミア価格について

ZEALブランドのオリジナルルアーは、生産終了から15年以上が経過した現在、その価値が再評価され、中古市場で非常に高い人気を保っています。特に生産数が少なかったモデルや、特定のイベントで限定販売されたカラーには、驚くほどのプレミア価格が付いています。

その筆頭は、やはりブランドのアイコンでもある「アライくん」シリーズです。ノーマルのアライくんはもちろん、尻尾がブレード仕様の「ジタバタアライくん」やフロッグタイプのモデルなど、多岐にわたるバリエーションが存在します。これらのうち、特に初期ロットのハンドメイド品や、20周年記念で販売されたセット、箱付きの未使用品などは、状態が良ければ数万円という価格で取引されることも決して珍しくありません。

その他、美しい塗装でコレクターを魅了したペンシルベイトの「テラー」や、独特の形状を持つ「ロジック」なども根強い人気があります。これらのルアーがなぜ高価なのか。それは、単に希少だからというだけではありません。当時のバス釣りブームを知る世代にとっては、「青春時代の思い出そのもの」であり、釣り道具という枠を超えた文化的な価値を持っているからです。

購入時の注意点:偽物やリペイント品にも警戒を

中古市場で高価なZEALルアーを購入する際には、商品の状態を細かく確認することが極めて重要です。経年劣化による塗装のクラックやフックの錆は当然として、パーツがオリジナルでないものや、個人が再塗装(リペイント)したものも多く出回っています。コレクター価値を重視する場合は、信頼できる専門店や、評価の高い出品者から購入することを強く推奨します。フリマアプリなどで安易に飛びつくと、思わぬトラブルに繋がる可能性があります。

ルアーが購入できる取扱店はどこ?

「復活」したZEALの魂を受け継ぐルアーや、オリジナルのヴィンテージZEALルアーは、どこで手に入れることができるのでしょうか。それぞれ入手経路が大きく異なるため、分けて解説します。

新品(バモノス・HEAT)の取扱店

柏木氏が現在手掛ける「バモノス」や「HEAT」のルアーは、ハンドメイドや少量生産が中心であるため、全国チェーンの大型釣具店に並ぶことはほとんどありません。主な購入方法は、以下の3つに絞られます。

  • 公式サイトや取扱オンラインショップ:最も確実な方法。ただし人気商品は即完売となることも。
  • フィッシングショーなどのイベント会場:柏木氏本人から直接購入できる貴重な機会。限定カラーが販売されることもあります。
  • 一部の個人経営の釣具店:ZEAL時代から付き合いのある、いわゆる「プロショップ」で取り扱われている場合があります。

これらの情報は各ブランドのSNSで告知されることが多いため、ファンであればフォローは必須と言えるでしょう。

中古品(ZEAL)の取扱店

1981年の創業から2008年の倒産までに作られた、オリジナルのZEALルアーを探す旅は、中古市場が舞台となります。主なフィールドは以下の通りです。

  • タックルベリーなどの大手中古釣具チェーン:全国に店舗網があり、思わぬ掘り出し物に出会えることも。オンラインストアも充実しています。
  • ヤフオク!やメルカリなどのオンラインプラットフォーム:最も品揃えが豊富な場所。希少なモデルを探すならここが中心になりますが、個人間取引のリスクも伴います。
  • オールドタックル専門店:数は少ないですが、専門知識が豊富な店主が営む店舗。商品の状態や真贋について安心して相談できます。

特にオンライン上では日々多くのZEALルアーが出品されており、価格や状態を比較検討しながら、自分だけの一品を探す楽しみは格別です。

現代のフィールドで通用する性能か

「デザインは好きだけど、古いルアーが今のタフなフィールドで本当に釣れるの?」という疑問は、多くのアングラーが抱くところでしょう。結論から言えば、ZEALのルアーおよびその後継モデルは、現代のフィールドでも一線級の性能を発揮します。

その最大の理由は、最新のハイテクルアーにはない「アクションの質」と、天然素材ならではの「生命感」にあります。現代のバスは、計算され尽くした直線的でスピーディーなルアーの動きに見慣れてしまい、スレている個体が多いのが実情です。そんな中で、ZEAL系ルアーが持つ、少し不規則で揺らぎのある動きや、ウッド素材特有の柔らかく響くような水押し(波動)は、バスの本能的な捕食スイッチを刺激する強力な武器となるのです。

特に、移動距離を極限まで抑えながら、ピンスポットでじっくりと誘うような釣りでは、その真価を発揮します。最新ルアーが「広範囲を効率よく探る」ための道具だとすれば、ZEAL系ルアーは「ここにいるはず」と確信したバスを、食わせるための最後の切り札となり得る存在です。

最新タックルとの融合で生まれる新たな可能性

飛距離が出にくい、操作が難しいといった点は、確かに昔のタックルではデメリットでした。しかし、現代には「ベイトフィネス」という強力なスタイルがあります。軽量ルアーのキャストに特化したリールと高感度なロッドを組み合わせることで、かつては扱いが難しかったチマチマシリーズのようなライトプラグも、驚くほど正確かつ快適に操作できるようになりました。古いルアーの「味」と最新タックルの「性能」を融合させることで、新たなトップウォーターゲームの扉が開くでしょう。

今後の展開と新たなルアーの可能性

柏木重孝氏のクリエイティブな挑戦は、ルアーだけに留まりません。現在、HEATブランドでは、ルアーの性能を100%引き出すための専用タックルとして、4フィート台という異例の超ショートロッドの開発が進められているという情報があります。これは、チマチマシリーズのような5g前後のライトプラグを、まるで指先の延長のように繊細に、そしてリズミカルに操るための野心的な試みです。

フローターやカヤックからの釣り、あるいは小規模な水路でのオカッパリなど、特定のシチュエーションで圧倒的なアドバンテージを生むことが期待されます。このように、ルアー単体で完結するのではなく、それを使うタックルや釣り方まで含めた「遊びのスタイル」全体をプロデュースしていく姿勢は、まさにZEAL時代から一貫して続く柏木氏のフィロソフィーの表れと言えます。ファンとしては、今後も我々の想像を軽々と超えてくるような、ユニークで心から楽しめるルアーやタックルが登場することを期待せずにはいられません。

ルアーがロッドを呼び、ロッドが新たな釣り方を提案する。このサイクルこそが、釣りという趣味の奥深さですよね。ZEALの遺伝子を受け継いだ新しい道具たちが、これからどんな未来を見せてくれるのか、本当に楽しみです!

まとめ:zealのルアーの復活と今後の動向

  • ルアーブランドZEAL自体は2008年に倒産し現在も復活していない
  • zealのルアーの復活の噂は創業者・柏木重孝氏の活動再開に起因する
  • 柏木氏は現在「バモノス」と「HEAT」という2つの新ブランドを主宰
  • バモノスはZEALの魂であるウッド素材のハンドメイドルアーを展開
  • HEATはプラスチック製でチマチマシリーズを彷彿とさせるライトプラグが中心
  • HEATのルアーはテラーやアンカニーなど往年の名作へのオマージュが色濃い
  • オリジナルのZEALルアーは中古市場で今なお絶大な人気を誇る
  • ブランドの象徴「アライくん」シリーズには特に高額なプレミア価格が付く
  • 状態の良いものや希少な限定カラーはコレクターズアイテムとして取引される
  • 後継ブランドの新品ルアーは公式サイトやイベント、一部専門店での購入が主
  • オリジナルのZEALルアーは大手中古釣具店やオンラインプラットフォームで探せる
  • ZEAL系ルアーの不規則なアクションは現代のスレたバスにも極めて有効
  • 天然素材ならではの柔らかな水押しが最新ルアーとの明確な差別化ポイント
  • 今後はルアーだけでなく4フィート台の超ショートロッドの開発も進行中
  • ZEALの魂は創業者自身の手によって新しい形で確かに受け継がれ進化を続けている

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