室生ダムのバス釣り完全ガイド!おかっぱりポイントや料金を解説

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奈良県宇陀市に位置する室生ダムでのバス釣りを計画中ですか?この記事では、おかっぱりで狙える人気ポイントや冬シーズンの攻略法はもちろん、気になる釣りをするのに料金はかかるのか、管理事務所である鮒屋の営業時間はどうなっているか、といった基本情報から詳しく解説します。さらに、室生ダムの最寄駅からのアクセス方法や駐車場の有無、レンタルボートの利用可否、そして安全な釣行に不可欠な禁止区域はどこなのかといったルール面まで網羅しました。釣行当日の室生ダムの日の出の天気も気になりますよね。あなたの疑問をすべて解決し、最高のバス釣り体験をサポートします。

この記事で分かること

  • 室生ダムでのバス釣りに必要な準備や料金が分かる
  • 実績のある具体的なおかっぱりポイントを把握できる
  • 釣り禁止区域などの重要なルールを理解できる
  • 季節ごとの攻略法やおすすめのルアーが分かる

目次

室生ダムのバス釣りに行く前の基本情報

  • 釣りをするのに料金はかかる?
  • 鮒屋の営業時間は?入漁券の買い方
  • 室生ダムの最寄駅とアクセス方法
  • 駐車場の場所と利用ルール
  • レンタルボートのサービスはある?
  • 室生ダムの日の出の天気を確認

釣りをするのに料金はかかる?

結論から言うと、室生ダムで釣りをするには料金(入漁券)の購入が絶対に必要です。これは、室生ダムが宇陀川漁業協同組合と室生漁業協同組合によって共同で管理されているためです。釣り人から集められた遊漁料は、ブラックバスやヘラブナ、ワカサギといった魚たちの貴重な生息環境を守り、釣り場の清掃や整備、さらには将来的な放流事業などに充てられる重要な財源となります。

料金体系はシンプルで、釣行スタイルに合わせて選ぶことができます。

券種 料金(税込) 有効期間・備考
一日券 1,000円 購入した日の日の出から日没まで有効です。
年券 6,000円 シーズン中、何度でも釣りを楽しむことができます。

残念ながら、近年このルールを守らずに入漁券を購入しないで釣りをする、いわゆる「無券釣り」が問題視されています。一人一人の小さな違反が積み重なると、釣り場の環境悪化を招き、最悪の場合、再び釣りが制限される事態にもなりかねません。室生ダムという素晴らしいフィールドを次世代に引き継いでいくためにも、釣り人としての自覚を持ち、必ず正規の手続きを踏んでから釣りを開始してください。

入漁券は監視員が見やすい車のダッシュボードへ

購入した入漁券は、漁協の監視員が外からでも容易に確認できるよう、車のダッシュボードの見やすい位置に置いておくことがルールとなっています。室生ダムは急峻な地形が多く、監視員の方が安全確認のために全ての釣り人に声をかけて回るのは大変な労力を要します。ダッシュボードに提示することで、彼らの負担を軽減し、効率的な漁場管理に協力することに繋がります。

鮒屋の営業時間は?入漁券の買い方

入漁券の購入や情報収集の拠点となるのが、ダムの中流域にある管理事務所「鮒屋(ふなや)」です。ただし、ここは一般的な店舗とは異なり、管理人の平崎氏が常駐しているわけではありません。日中はダム湖の見回りや環境整備で不在にしていることが多いため、明確な営業時間は定められていないのが実情です。

しかし、ご安心ください。鮒屋の事務所のすぐ隣に、24時間いつでも一日券(1,000円)を購入できる自動販売機が設置されています。これにより、夜明け前の早朝から釣りを始めたいアングラーも、時間を気にすることなくスムーズに入漁券を手に入れることが可能です。

頻繁に通う予定で年券(6,000円)の購入を希望する場合は、鮒屋に人がいるタイミングを狙うか、事前に管理人さんに連絡を取るのが確実です。不在の場合は、以下の連絡先に問い合わせてみましょう。
管理人:平崎大介氏(携帯:090-4115-3004)
また、鮒屋は単なる券売所ではなく、最新の釣果情報やポイントの状況などを聞ける貴重な情報交換の場でもあります。運良く管理人さんに会えたら、挨拶がてら話を聞いてみるのも良いでしょう。

さらに、鮒屋では室生ダムの詳細なポイントや立ち入り禁止区域が明記された手作りの地図を配布しています。この地図は非常に分かりやすく、特に初めて訪れる方にとっては必須アイテムと言えますので、ぜひ一部いただいておきましょう。

室生ダムの最寄駅とアクセス方法

室生ダムへのアクセス手段は、現実的な選択肢として車がほぼ必須となります。ダムが奈良県の山間深くに位置しており、ポイントも広範囲に点在しているため、公共交通機関を利用しての釣行は非常に困難です。

電車での最寄駅は近鉄大阪線の「室生口大野駅」になりますが、駅からダムの入口までですら直線距離で約8km以上離れています。さらにそこから各釣り場へ移動することを考えると、徒歩でのアクセスは不可能です。駅からの路線バス(奈良交通バス)も運行されていますが、ダム周辺の集落を結ぶ生活路線が主であり、本数も極端に少ないため、釣り人が利用できる時間帯やルートはほぼ無いと言って良いでしょう。

大阪方面から車でアクセスする場合、主要なルートは名阪国道を利用する形となります。針ICで降りてから国道369号線を経由し、南下していくのが一般的です。寝屋川市周辺からであれば、交通状況にもよりますが約1時間半弱で到着が見込めます。

主要都市からのアクセス時間とルートの目安

交通状況により大きく変動する可能性があるため、釣行の際は時間に余裕を持って出発してください。

  • 大阪市内から:約1時間30分~2時間(阪神高速、第二阪奈道路経由で名阪国道へ)
  • 奈良市内から:約1時間(国道369号線を南下)
  • 名古屋市内から:約2時間~2時間30分(東名阪自動車道、名阪国道経由)

駐車場の場所と利用ルール

室生ダムには、残念ながら観光地のような公式に整備された大規模な駐車場は存在しません。そのため、訪れた釣り人は、道路脇で車幅が広くなっている待避所のようなスペースや、他の車両の通行の妨げにならない路肩を見つけて駐車することになります。

特に「下戸橋」や「鮒屋」周辺といった人気のポイントには、暗黙の了解となっている駐車スペースがいくつかありますが、その数は非常に限られています。土日祝日など、多くの釣り人が訪れる日は、夜明け前の早い段階でこれらのスペースは満車になってしまうことも珍しくありません。

駐車トラブルを避けるための最重要注意事項

駐車する際は、細心の注意が必要です。以下の点を必ず守ってください。

  • 一般車両の通行の妨げになる場所には絶対に停めない。特にカーブの見通しが悪い場所や、道幅が狭い場所は避けてください。
  • 農地や民家の出入り口を絶対に塞がない。地域の住民の方々の生活を最優先に考えましょう。
  • 「駐車禁止」の標識がある場所には停めない。
  • 先行者がいる場合は、その車の前後に十分なスペースを確保し、出庫の邪魔にならないように配慮する。

自分さえ良ければ、という考えが大きなトラブルに発展することもあります。駐車場所が見つからない場合は、少し離れた場所に停めて歩くことも検討しましょう。

レンタルボートのサービスはある?

室生ダムでのバス釣りを計画する上で、非常に重要な点があります。それは、レンタルボートサービスは一切行われていないということです。

それだけでなく、「室生ダム湖面利用ルール」によって、エンジン付きボート、エレキモーター付きボート、フローター、カヤック、SUP(スタンドアップパドルボード)など、個人が所有するあらゆる船舶の湖面への乗り入れが全面的に禁止されています。このルールは、利用者の安全確保はもちろんのこと、室生ダムが奈良県下に水道水を供給する「貯水池」としての重要な役割を担っているためです。(参照:独立行政法人水資源機構 室生ダム管理所

したがって、室生ダムでのバス釣りは、全ての釣り人が陸っぱり(おかっぱり)スタイルで挑むことになります。広大なリザーバーをボートで自由に移動できないことは一見デメリットに聞こえるかもしれません。しかし、これは全ての釣り人が同じ条件で競うことを意味します。足でポイントを探し、地形を読み、限られたアプローチの中から答えを見つけ出すという、おかっぱり本来の奥深い楽しさを存分に味わえるフィールドなのです。

室生ダムの日の出の天気を確認

釣行計画の最終段階で絶対に欠かせないのが、現地の天気予報の確認です。特に室生ダムのような山間部に位置するリザーバーでは、平野部の都市と比べて天候が局所的に、かつ急激に変化することが頻繁にあります。

安全面において、天気予報の確認は極めて重要です。夏場はゲリラ豪雨や落雷のリスク、春や秋は放射冷却による急な冷え込み、冬場は路面凍結の可能性も考慮しなければなりません。釣行前日だけでなく、当日の朝にも気象庁のウェブサイトなどで最新の情報を確認する習慣をつけましょう。

釣果の面でも、天気はバスの行動に大きな影響を与えます。

天候変化とバスの活性

天候の変動は、バスの活性を左右する重要なスイッチです。

  • 光量:晴天無風の日はバスの警戒心が高まり、シェード(日陰)やカバーの奥に隠れがちです。一方、曇りや雨の日は光量が抑えられ、バスが広範囲を回遊しやすくなります。
  • 気圧:一般的に、気圧が低下するタイミング(雨の降り始めなど)は、バスの活性が上がると言われています。
  • 水温:急な冷え込みはバスの動きを鈍らせますが、雨による水温の変化や濁りの発生は、時に爆釣のきっかけとなることもあります。

これらの変化を予測し、日の出の時間に合わせて朝マズメのゴールデンタイムをどう攻めるか、戦略を立てることが釣果アップへの近道となります。

服装に関しても、夏場でも朝晩の冷え込みに備えて薄手のジャケットを、冬場はヒートインナーからダウンジャケット、ニット帽、ネックウォーマーまで、万全の防寒対策を心がけてください。


室生ダムのバス釣りの攻略法と注意点

  • おかっぱりでのおすすめタックル
  • 実績が高いバス釣りポイントを紹介
  • 冬のバス釣り攻略のコツ
  • 釣り禁止区域はどこか事前に確認

おかっぱりでのおすすめタックル

全ての釣りがおかっぱりとなる室生ダムでは、刻々と変わる状況や多様なポイントに対応するため、複数のタックルを準備することが理想です。基本戦略として、繊細なアプローチを担うスピニングタックルと、パワーと手返しを重視するベイトタックルの2種類を用意することで、攻略の幅が格段に広がります。

スピニングタックル(食わせの切り札)

プレッシャーが高い状況下や、バスがワカサギなどの小型ベイトを偏食している際に、切り札となるのがスピニングタックルです。ワッキーリグやノーシンカーリグでのスローな誘い、中層を漂わせるホバーストローリング(ホバスト)、ボトムを丁寧に探るダウンショットリグなど、フィネスな釣りを展開するために不可欠です。

項目 スペック目安 主な用途・ルアー
ロッド 6フィート1インチ~6フィート8インチ程度のUL~Lパワースピニングロッド 繊細なティップでショートバイトを捉え、しなやかなベリーでバスの引きをいなします。
リール 2500番クラスのスピニングリール 軽量リグをストレスなくキャストできる性能が求められます。
ライン フロロカーボンラインの3lb~5lb 感度と根ズレへの耐性を両立させます。
推奨ルアー ゲーリーヤマモト「レッグワーム」、OSP「サイコロラバー」「HP 3Dワッキー」、レイドジャパン「フィッシュローラー」など

ベイトタックル(サーチ&パワーゲーム)

広大な室生ダムを効率よく探るためのサーチベイトや、少し強引なアプローチが必要な場面で活躍するのがベイトタックルです。クランクベイトやスピナーベイトといった巻き物系ルアーで広範囲のバスにアピールしたり、フリーリグやテキサスリグでカバー周りをタイトに攻めたりと、攻撃的な釣りを展開できます。

項目 スペック目安 主な用途・ルアー
ロッド 6フィート6インチ~7フィート2インチ程度のM~MHパワーベイトロッド ルアーの重量をしっかり乗せてキャストでき、フッキングパワーを確実に伝えるバットの強さが必要です。
リール ノーマルギア~ハイギアのベイトキャスティングリール 巻き物ならノーマルギア、撃ち物ならハイギアが適しています。
ライン フロロカーボンラインの12lb~16lb 根ズレや障害物への接触を考慮し、やや太めのラインが安心です。
推奨ルアー デプス「サカマタシャッド」、イッセイ「ライアミノーフラット・サカナサカナ」、ジャッカル「フリックシェイク」、各種クランクベイト、スピナーベイトなど

もし、どうしてもタックル1本に絞るのであれば、6フィート半ばのML(ミディアムライト)パワーのスピニングロッドが最も汎用性が高いでしょう。軽量なワームリグから7g程度の小型プラグまで、ある程度快適に扱うことができます。まずは1匹を確実に手にしたいという方は、この選択をおすすめします。

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実績が高いバス釣りポイントを紹介

広大な室生ダムですが、おかっぱりからアクセス可能で、過去に多くの実績が上がっている主要なポイントが存在します。ここでは、特に評価の高い4つのエリアについて、その特徴と攻略法を詳しく解説します。

下戸橋(げこばし)

ダム中流域に架かる赤い橋が目印の、室生ダムで最も知名度と人気が高い一級ポイントです。多くの釣りメディアやYouTube動画で紹介されているため、休日ともなれば常にアングラーの姿が見られます。このポイントの魅力は、豊富なベイトフィッシュと、それに伴うバスの魚影の濃さです。特に朝夕のマズメ時には、水面でベイトが追われてバスのボイルが多発することもあります。橋脚周りはもちろん、その周辺のワンドや岬状の地形も狙い目。サイコロラバーのノーシンカーや小型シャッドプラグなどで、表層を意識したバスを狙うのが効果的です。ただし、人の多さからプレッシャーも非常に高いため、繊細なアプローチが求められます。

龍鎮橋(りゅうちんばし)下流

ダムの上流部に位置し、バックウォーターからの影響を受けるエリアです。流れ込みがあるため、夏場の高水温期には特に有望なポイントとなります。日によっては濁りが入ることもありますが、クリアアップしているタイミングでは、回遊してくるバスやスクールをサイトフィッシング(見えバス釣り)で狙えることもあります。ただし、このエリアの最大の注意点は足場の悪さです。岸際は急な斜面になっており、地面も滑りやすいため、釣行の際は必ずスパイクシューズや磯靴など、滑り止め効果の高い履物を用意してください。タックルや荷物を置く際も、転がり落ちないように細心の注意が必要です。

ポンプ小屋付近

このポイントは、室生ダムのメインベイトであるワカサギが溜まりやすく、それを捕食するために多くのバスが集まるエリアです。特に小バスのスクールが多く、数釣りが楽しめるポテンシャルを秘めています。一見するとアシや立ち木などのカバーが少なく、攻めどころに迷うかもしれませんが、水中には岩や地形変化が点在しています。ワカサギを模したイッセイの「サカナサカナ」のようなミノー系ワームや、小型のシャッドプラグが非常に有効。ただし、初心者には根がかりが気になるかもしれません。魚の気配は常に濃厚なエリアなので、マズメ時などバスの捕食スイッチが入りやすいタイミングで入釣できれば、思わぬ好釣果に恵まれる可能性があります。

上の島の対岸

個人的に好きなポイントとして挙げる人も多い、地形変化に富んだ魅力的なエリアです。湖に突き出た岬の先端や、ゴツゴツとした岩が沈むロックエリアなど、バスが好む要素が凝縮されています。その分、前述の通り非常に根がかりが多いのが特徴であり、攻略には相応のテクニックとルアーロストの覚悟が必要です。ダウンショットリグやテキサスリグを使う際は、シンカーの形状を工夫したり、根がかり回避能力の高いオフセットフックを選んだりする対策が求められます。しかし、その障害物の多さがバスの絶好の隠れ家となっており、特に夕マズメの時間帯には大型バスの実績も高いです。濁りが入っている日はチャート系やブラック系などシルエットがはっきり出るカラーのワーム、水がクリアな日はミミズカラーやウォーターメロンといったナチュラル系のカラーに好反応が得られる傾向があります。

冬のバス釣り攻略のコツ

水温が10度を下回る冬の室生ダムは、バスの活性が著しく低下し、一年で最も攻略が難しいシーズンと言えます。しかし、「冬のバスは釣れない」わけでは決してありません。低水温期のバスの生態を理解し、正しい戦略でアプローチすれば、コンディションの良い価値ある一匹を手にすることが可能です。

冬のバスは、無駄なエネルギー消費を避けるため、水温が少しでも安定しているディープレンジ(深場)や、太陽光が当たりやすく水温が上昇しやすい北向きのワンドなどに集まる傾向があります。室生ダムのようなリザーバーでは、急深なブレイクラインや岩盤、水中岬の先端などが越冬エリアとなりやすいです。闇雲にキャストを繰り返すのではなく、まずはこのような越冬場所となりうる地形を探し出すことが攻略の第一歩となります。

冬の二大戦略:リアクションバイトとスローな誘い

低活性のバスに口を使わせるためのアプローチは、大きく分けて2つあります。

      1. リアクションの釣り:メタルバイブレーションやフットボールジグ、ヘビーキャロライナリグなどを使い、ボトムで素早くルアーを動かすことで、バスに考える隙を与えず反射的に口を使わせる(リアクションバイト)を誘発する釣り方です。リフト&フォールのアクションが基本となります。
      2. スローな釣り(食わせの釣り):スモラバやダウンショットリグ、ネコリグなどを使い、越冬エリアのボトムでエビやゴリを模して、一点でネチネチと誘い続ける釣り方です。バイトは非常に小さいことが多いですが、リアクションの釣りに反応しないバスを攻略できる可能性があります。

一日の中で最も水温が上がる日中の午後(13時~15時頃)が、冬の貴重なチャンスタイムとなることが多いです。短時間でも集中力を切らさずにアプローチを続けましょう。

冬の釣行における安全管理

冬の釣りは、釣りの技術以上に安全管理が重要です。特に室生ダム周辺は冬場に気温が氷点下になることも珍しくなく、路面凍結の危険性が高まります。釣行の際は必ずスタッドレスタイヤを装着し、運転には細心の注意を払ってください。また、防寒対策は生命に関わります。防水防寒性能の高いウェアはもちろん、インナー、帽子、グローブ、ネックウォーマー、カイロなどを万全に準備し、絶対に無理をしないようにしてください。

釣り禁止区域はどこか事前に確認

室生ダムという素晴らしい釣り場を将来にわたって楽しむためには、定められたルールを全ての釣り人が遵守することが絶対条件です。特に、釣り禁止区域への立ち入りは厳禁です。これらの区域は、ダム施設の保全や、釣り人の安全確保のために極めて重要な理由があって設定されています。

絶対に立ち入ってはいけない主な遊漁禁止区域

以下は「室生ダム湖面利用ルール」で定められている主要な禁止区域です。違反した場合、釣り場全体の利用が制限される可能性もあるため、必ず覚えておきましょう。

  • ダム堰堤(えんてい)から下山橋までの区間:ダムの心臓部であり、最も危険なエリアです。
  • 初瀬取水塔の上下流200m区間:水道水の取水口であり、水質保全のための最重要施設です。
  • 龍鎮橋下流30m区間:安全上の理由から設定されています。
  • 赤人橋下流500m区間:ヘラブナ釣りのポイントと重複するため、トラブル回避の観点も含まれます。
  • 水質保全ダムの上下流200m区間:水質を維持するための重要な施設周辺です。

これらの情報は変更される可能性もあります。最も確実な方法は、釣行時に必ず鮒屋で配布されている最新の地図を入手し、現地で確認することです。

また、ルールとして明記されていること以外にも、釣り人としてのマナーが求められます。例えば、先行者がいるポイントに後から入る際は必ず挨拶をし、キャストする範囲について一声かける。ヘラブナ釣りの方がいる場合は、その仕掛けの近くを避けてキャストするなど、お互いが気持ちよく釣りを楽しめるよう配慮することが大切です。

さらに、安全装備としてライフジャケットの着用が強く推奨されています。室生ダムは足場が急で滑りやすい場所が多く、万が一の落水事故に備えることは自己責任の範疇を超え、釣り場を守るための義務とも言えます。国土交通省もその着用を強く呼びかけていますので、必ず身につけるようにしましょう。


ルールを守り室生 ダムバス 釣りを楽しもう

この記事では、室生ダムでのバス釣りを最大限に楽しむための基本情報から、具体的な攻略法、そして最も重要なルールとマナーについて網羅的に解説しました。最後に、あなたの釣行が安全で実りあるものになるよう、重要なポイントを再度リストアップします。

  • 室生ダムでの釣りには入漁券が必要
  • 入漁券は鮒屋前の自販機で24時間購入できる
  • 購入した日券は車のダッシュボードに提示する
  • 専用駐車場はなく道路脇のスペースを利用する
  • アクセスは車が基本で公共交通機関は不便
  • ボートの持ち込みやレンタルは禁止されている
  • 釣りは全ておかっぱりスタイルとなる
  • ダムサイト周辺など釣り禁止区域が定められている
  • 安全のためライフジャケットの着用が推奨されている
  • ゴミや根がかりで切れたラインは必ず持ち帰る
  • 下戸橋やポンプ小屋付近が人気ポイントとして知られる
  • おかっぱりでは足場の悪い場所も多いので注意が必要
  • ベイトはワカサギでマッチザベイトのルアーが効果的
  • 季節や状況に応じたタックル準備が釣果を左右する
  • 事前に天気予報を確認し安全な釣行を心がける

室生ダムは、かつて18年もの間バス釣りが禁止されていた歴史を持つフィールドです。それが2020年に再解禁されたのは、漁協関係者をはじめとする多くの方々の尽力と、釣り場環境を維持しようという強い意志があったからに他なりません。この素晴らしい環境を未来の釣り人たちに残していくためにも、私たち一人ひとりが感謝の気持ちを持ち、ルールとマナーを徹底して守ることが求められています。安全に配慮し、最高の思い出となる一匹を追い求めてください。

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